2006年07月28日
アロマセラピー
アロマセラピー(芳香療法)は、その名の示すとおり芳香を持つ精油を用いた治療一般を指す。芳香を用いた治療の歴史は古いが、アロマセラピーという名前は、精油により自らの火傷を治したフランスの化学者ルネ・モーリス・ガトフォセに端を発する。主なものは、精油をディフューザーなどで拡散させ、その芳香を楽しむ芳香浴。精油をキャリアオイルでのばしてマッサージを行うアロママッサージ(リフレクソロジー・リンパドレナージュも含む)等である。それぞれ、嗅覚や皮膚を介して、精油成分が体内に吸収されることにより効果を示す、とされる。また有効成分の効力のみならず、原初的感覚である嗅覚に直接アプローチする点も特色といえ、植物医学的な面のみならず、精神的・霊的治療にも応用される。ただし、多数の製造業者が存在するため、粗悪品も流通しており、購買者は、品質に関して厳しい選択の目を要求される。100%天然で無農薬(ないしは有機農法)、産地や抽出部分などが明記されていること、などである。
メカニズム
嗅覚を介して大脳辺縁系へ直接作用し、リラクゼーション効果を及ぼす。経皮吸収により、血流にのり全身的効果も及ぼす。
メリット
芳香がベースのためなじみやすく、特に芳香浴は簡易で安全性が高く、セルフケアに適する。とりわけ呼吸法との組み合わせにより相乗効果も期待される。
tougouiryo at 18:27│統合医療各論:アロマセラピー