2006年09月13日
自律神経失調症
こうした状態へは従来、漢方薬が活躍してきた場面でもあります。西洋医学的に見れば、自律神経失調であっても、東洋医学的には多彩な「証(東洋医学的診断)」に分類することが可能です。そのために一人一人に適合した漢方処方にて対応することができるわけです。体調不良はあるけれど、検査をしても特に異常なし、といわれている方は一度、試してみる価値はあるでしょう。ただし、一度はちゃんと調べてから、です。たいしたことなさそうな症状の裏に大きな病気が隠れていることもあるわけですから…。
また、漢方に限らず、様々な代替医療の可能性もあります。ビタミン・ミネラルの補給といったサプリメントの摂取や、アロマセラピー、ホメオパシー、さらには何も使わずに呼吸法などを修得して自力で回復、などいろいろな方法が考えられます。どれが一番ということはありません。自分の気になる(気に入った)療法を、詳しく相談に乗ってくれる医師らと話し合いながら、決めていくのがいいでしょう。この体調不良をきっかけに、自分にあった代替医療と出会えることができれば、まんざら、体調を崩したのも悪くなかった、と思えれば最高ですね。
tougouiryo at 21:12│疾患解説:どんな病気で統合医療にかかればいいの?