2006年09月25日
頚・肩のこり 腰痛
東洋医学の考えに「未病」という考えがあります。これは病気ではない状態ですが、放っておくと病気へ進展してしまうかもしれない、という状態です。肩こり・腰痛は実はこうした未病の状態であることも少なくありません。まずは整形外科的な診断・治療が優先されるべきです。しかし、そこで重大な疾患がないようなら、東洋医学的な不調が隠れている可能性もあります。
肩こり・腰痛といった状態には、マッサージなどの徒手療法系(整体・リフレ・あんま・マッサージ・カイロ等々)や鍼灸などが特に有効なようです。経絡をはじめとした全身の気(エネルギー)の流れの調節という、現代医療とは違った病態の説明がされ、まさに統合医療の強い領域のひとつといえるでしょう。一方で施術者による技術差も大きい領域でもありますので、自分にあった方法を模索する必要があります。自分にあった療法で定期的に体のメンテナンスをしていくことが「未病」へも有効な取り組みになっていくでしょう。いま、症状がある人はその「きっかけ」なのかもしれませんね。
tougouiryo at 07:00│疾患解説:どんな病気で統合医療にかかればいいの?