2006年09月27日
難病・悪性腫瘍への相補的医療として
難病・悪性腫瘍にたいして、様々な医療技術が日進月歩で進展している反面、依然として、現代医療では対応できない、という状態の方々も少なくありません。治療法がない、といわれる方々も少なくないようです。
しかし、本当に「ない」のでしょうか。現代医療的に「ない」、論文などのエビデンスとして「ない」、としても、代替医療として「ない」ということではありません。確かに、科学的、統計的に「ない」としても、本当に何もない、ということではないのです。非常に難しい問題を含んでいるので、一概にいえるものではないですが、統合医療は、こうした領域においても多くの可能性を持った医学といえるでしょう。
これまでの、こころとからだの状態を振り返る中で、様々な治癒へのヒントが含まれていることも少なくありません。そうした意味で、まさにひとりひとり異なる対策が必要になると思います。安易な奇跡の大逆転を望むのではなく、生活習慣改善などの地味な対応を積み重ねることが、実は大きな効果を生むことも少なくありません。これこそが統合医療のあるべき姿であり、大いに期待されている点といえるでしょう。
tougouiryo at 07:00│疾患解説:どんな病気で統合医療にかかればいいの?