2006年10月01日

未病システム学会

 「未病」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。大辞林にもちゃんと載っている、認知された日本語ですが、なかなかみんなが知っている、というわけにはいかないようです。

 病気になる前、健康と病気の間、症状はあるけれど検査などでは引っかからない状態、いろいろな説明がされていますが、要するにこの段階で、病気を食い止めることが大事なわけです。そうした意味では、少し「予防」ともニュアンスが異なるわけです。

 伝統医療をはじめとした各種代替医療はまさにこうした段階に親和性が高いわけで、統合医療としてもきわめて重要な領域です。疾患の解説などにも書きましたが、統合医療の理念からも、ここへの対応が統合医療の責務ともいえるかと思います。

 そうした未病への理解と研究を推し進める学会が未病システム学会です。本年は12月2・3日に東京・品川で開催され、検査をメインに現代の養生訓として幅広いテーマが扱われます。関心のある方は以下をみてみてください。一般向けの公開講座もありますので、医療関連でない一般の方も是非いらしてみてください。

http://www.kyorin-u.com/mibyou13/



tougouiryo at 16:23│いわゆるブログ!