2006年10月22日

現代医療研究会

 昨日、現代医療研究会というところに参加してきました。

 医療といっても、医療従事者のメインの勉強会とはずいぶん雰囲気が違っていて、とても新鮮でした。人類学や社会学といった領域の方たちがメインでした。

 一番、新鮮だったのが使う言葉が全然ちがう。普段使わない脳みそ回線に電気が流れるような(?)感覚でした。

 内容も非常に興味深く、エイズ患者のサポートグループや服薬指導のあり方について、という幅広いもの。その中で、エイズも「性」という意味合いでは「生活習慣病」のカテゴリーに入るのでは、といった議論。確かに特殊な領域の病気という側面もあるでしょうが、一慢性病なのだ、という見解も納得させられました。

 また議論のなかで、糖尿病の患者指導との共通点なども指摘されており、こうした共通点があるのであれば、いわゆる自律神経失調や、確定診断されない不調の状態においても共通のアプローチが可能なのではないか、などとも考えたりしました。

 今後、統合医療を考えるにあたっても非常に示唆的な研究会で、文科系学問の大切さを実感しました。

 



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