2006年12月11日

統合医療的ダイエット(2)

 

(2)   血液の停滞

では、なぜ血液やリンパの流れが悪くなるとダイエットに良くないのでしょうか。血液は心臓の拍動によって、手足の先まで流れています。そして毛細血管という細い血管を経由して、再び心臓へ戻るわけです。このとき筋肉も非常に重要な役割を演じます。基本的には「10」送り出されたなら、「10」帰ってこなければ、その差が末端にむくみとなって停滞することになります。また、一度停滞した「毒素」があれば、そこに十分な血流がなければ、「解毒」することもできません。そうした不要物が多量に停滞した状態を肥満、むくみ、と考えることもできます。だからこそ血液のスムースな流れがダイエットに必要となるわけです。

 こうした血流不全を漢方の世界では「於(やまいだれ)血」と呼びます。これをいかに解決するかが女性の諸問題には不可欠です。これは今に始まった事ではなく、昔から「血の道症」といわれ、常に女性の関心の的であったわけです。専門的にはこうした状態を解除する漢方薬を飲む、というのも有効な方法です。どの薬とは断言できないのは、体質によってベストの漢方薬が異なるからで、専門家である医師・薬剤師にご相談するのがいいでしょう。では自分では何ができるでしょうか。冷えからくる血の滞りであれば、やはり暖めるのが重要です。これにより、停滞した流れをスムースに流すことが可能になります。つまり冷えの改善が、流れの改善にもなるわけです。具体的には、血の停滞しやすい腹部や骨盤、大腿部などを湯たんぽなどを用いて暖めるわけです。また入浴も重要です。ゆっくりと半身浴をする習慣をつけることです。シャワーだけで簡単に、というようでは到底「冷え」の改善は望めません。体質から変えようというにはそれなりの努力も必要なのです。