2007年05月25日

頭痛、こんなときどうする?

 

 通常、頭痛というと、緊張性頭痛と偏頭痛がその多くをしめる。緊張性では、首などの緊張をベースにしており、リラクゼーションが重要な要素となります。とりわけ、副交感神経活性化を計るための入浴、温め、などが大切になるわけです。

 また、女性に多い、偏頭痛ではアルコールやチョコレートの摂取を控えることも重要です。また、偏頭痛には誘発要因が関与することが多く、自分で頭痛日誌(どのようなときにどのくらい痛むか)などをつけ、どのような要因が誘発しているのかを知ることも重要です。心配事や天候の変化、ある種の食品であることも多い、といわれ、その原因を自分で知ることは予防においても大切です。

 

 次に漢方について解説します。偏頭痛では女性に多く、虚弱や冷えがベースにあることから、当帰芍薬散、呉茱萸湯など有効です。また、緊張性頭痛であれば、筋肉の緊張やストレスがベースにあることから、葛根湯、大柴胡湯などが有効となるでしょう。ツボとしては、百会・合谷・風池・臨泣への指圧などがセルフケアとしては手軽にできるでしょう。

 

 サプリメント・栄養の観点としては、マグネシウムとカルシウムやビタミンB2の摂取も有効。ハーブとしてはフィーバーフューが効果的とされます。これには予防効果もあるようです。

 

 アロマセラピーとしては、リラックス系のものを中心に、ラヴェンダー・ペパーミント・ローマンカモミールがよいでしょう。ペパーミントやラヴェンダーを数的いれたたらいで搾った布で額を冷やすのも効果的です。

 

 ホメオパシーでは、アコナイト(寒さなどの突然の刺激による痛み)・ベラドンナ(拍動性の痛み)などを使い分けてみるのもよいでしょう。体質が症状に密接に関与しているので、詳しい専門家による問診があれば、より良いことはいうまでもありません。

 

 こうした自然療法のすばらしさもさることながら、現代医学的な観点もわすれてはいけません。例えば、今までに経験しないような頭痛、外傷に伴うもの、神経症状を伴うものなどは、すみやかに医療機関の受診をするようにしてください。(ここに記載されたものはすべての人に有効とはかぎりません。専門家の指導のもとで行われることをおすすめします)



この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔