2007年06月22日

関節痛、こんなときどうする?

 関節痛は関節内部の軟骨のすりへりにより痛み炎症を生じるもので、中でも多いのが変形性膝関節症です。一種の老化現象でもありますが、加重により症状悪化を招くため、ダイエットは重要な治療法です。

 また、急な痛みのあるときは、症状が寛解するまで、激しい運動は避け、再発防止としては膝部の筋力アップが必要になります

 

 リウマチ性関節炎は関節内膜の炎症の結果、関節の腫脹、疼痛を生じるもので、免疫異常により発生し、何らかの誘発原因があると考えらています。喫煙、ストレス、食事内容などがこれにあたり、自身の症状の発現と合わせて、これらの誘発原因を避けていくことも重要となります。急性の炎症が激しいときは関節を休ませなくてはなりませんが、その後慢性化する中では次第に運動をしながら、温めることで血行の改善を図ることも重要です。

 

 漢方としては、関節痛は漢方では水滞と考えることから、むくみの有無は重要で、水っぽいむくみがある場合は防已黄耆湯、また、体力的に弱いタイプには桂枝加朮附湯。関節の炎症が強く、体力のあるタイプには越婢加朮湯がよいようです。

 

 ツボとしては足三里、陽陵泉、陰陵泉、三陰交などが代表的。また慢性関節リウマチなどでは全身治療も併用しなければなりません。

 

 サプリメント・栄養の観点からは、軟骨再生を目的にグルコサミンやコンドロイチンなど。カルシウムやビタミンDの摂取も効果的。また抗酸化作用をもつブルーベリーは関節炎の症状緩和に有効とされます。ハーブとしてはデビルズクローのお茶かサプリメントも効果的。(ただし胃潰瘍など消化器症状がある場合は避けること)

 

 アロマセラピーとしては、炎症症状の緩和としては、ジャーマンカモミール、ラヴェンダー。キャリアオイルとともにヨーロッパアカマツ、バジル、ウィンターグリーンなどの患部への塗布も有効です。



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