2007年09月11日

ホメオパシーと漢方

 ホメオパシーと漢方はいうまでもなく、歴史的にも、メカニズムとしても全く考えのことなる代替医療です。しかし、近年のわが国での代替医療への関心の高まりのなかで、これらの併用という問題も、浮かび上がってきています。

 この問題については、実際の症例とともにホメオパシー医学会で発表しようと思うのですが、ここでも少し考えてみたいと思います。植物のもついわゆる「有効成分」と「スピリチュアル」が両者の作用の違いとなるわけですが、これが必ずしも一致しないところが、単純にはいかないところでもあります。

 セントジョーンズワートを例に考えると植物療法として考えた場合は、うつ病などが適応症となるでしょうが、ホメオパシーのときには指先などの神経の外傷が代表的な適応となります。ホメオパシーとしても、うつ病にも使用されますが、必ずしも両者は、常に一致するとは限りません。西洋のハーブ的な解釈でもこうですから、漢方との差異は、計り知れません。

 こうしたことから理論的にはきわめて違うのですが、臨床においては、結果がでることから、もう少し状況は単純になります。一番の違いは、どちらを好むかという趣向が大きく関連するように感じます。また病気の状態によってその導入時期なども大きな関連がありそうです。また併用がいいこともあれば、代替したほうがいいこともあります。

 実際には、どちらが良く効くという構図ではなく、個々のケースによる差が大きいようです。つまり身体は漢方で、精神はホメオパシーというような簡単な構図では説明できません。また両者の人間の把握のしかたがことなることから、別角度で同一の人を見ることも可能になるわけです。

 こうした問題は両者を使用する少数派によってしか蓄積されえないものでもあるのでまた、今後もここで少しずつ考察していきたいと思います。

 おいしい海の幸を食べて元気がでてくることもあれば、海を悠々と泳ぐ魚の映像をみて癒されることもある、こんな構図に近いような気がします。どうでしょうか。



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