2007年10月06日

統合医療は一診療科目名なのか?

 「統合医療」というのは、医療の一診療科目名なのでしょうか、それとも医療の今後の理想形なのでしょうか。これを、ただ単に一診療名とのみ捕らえている方がいるようでしたら、解説したいと思います。

 現状としては、両者ともに間違いではありません。また、認知度からしても一診療科目として現在、理解されているのもしかたのないことです。しかし、本来の意味からすれば、これは「ホリスティック医療」や「全人的医療」と同じカテゴリーにあるものであり、目標とすべき理想形でもあるのです。

 「医療」というものが本来全人的であるのが当たり前なように、ある「正式」とされるカテゴリーの医療のみで、医療が構成されること自体に問題があるといわざるをえません。一見、「正統医学」はすべて科学的検証がすんでいるように考えられますが、実際はその一部のみと言わざるをえません。また、医療とは本来、経験主義的なものであることからも、伝統医療を除外することこそ不自然といえるでしょう。

 「統合医療」の議論において、問題となることは、医療それ自体が今世紀に(必然的に)ぶつかるべき一群の問題群でもあるのです。そうした意味で「新たなる医療」を考える際、「統合医療」問題は大きな位置を占めることは間違いありません。そうした意味で、最近、「あらたなる医療」として思考しているのですが、来年からは、こうした医療問題一般として、統合医療を考える連載を企画しています。連載誌など、確定しましたら随時。このブログ内でご案内していきますので、いましばらくお待ちください。

 最後に、なんでこうした総説的な話が多いのかと聞かれることが多いので、お答えしておきます。昼間の診療時間においては、患者さん一人一人の「具体的な」症状に対して「具体的に」治療しているため、夜などの空いた時間には、むしろ昼とは反対の、総論的な思索をすることが多くなるのです。風邪のときは?関節痛は?というものをご期待の方にはすみません。ただし、実際にお困りの方は、HPから「問い合わせ」メールなどで受診に関して、お問い合わせください。本来は実地診療が専門なので、ベストを尽くして対応させていただきます。



tougouiryo at 00:34│Comments(0)統合医療とは何か 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔