2016年12月07日

Gノート

Gノート発売されました。

 これまで統合医療の本というと、いわゆる代替医療の科学的検証や、統合医療やホリスティック医療の理想像、さらには過度に医療におけるスピリチュアリズムを強調するものがほとんどだったのですが、今回の特集はかなりそれらとは雰囲気が異なるものになっています。

 まず一番の特徴は、総合診療に関心のある医師たちを対象にしているという点です。 過度に専門性にこだわる従来の領域の医師ではなく、実際に地域に根付いた臨床医が対象だということです。彼らの最大の特徴が実践性を重んじること、つまりプラグマティックであるということ。こうした視点を共有している医師たちにどのようにこの特集が映るのか、とても興味深いです。

 出版社からも、かなり批判的な医師たちにも共感できるような内容を、というような注文がついていたのですが、それがどこまで実現できているかは、反響をみてみないと何とも言えませんね。

 ただし、わかりやすく、とはいうものの、間違った内容ではいけない。文言の使い方や言い回しには、今回は随分と気を遣いました。また、統合医療という概念自体が、完全に一致したものではない昨今、論者によるこの医学の解釈や立場の違いもこうした特集の難しさとして浮上してきました。

 いずれにせよ、統合医療学会に比べるとかなり若手の論客が集った感がある特集ですので、皆さんの感想が楽しみです。


 私はこの特集でも述べたように、統合医療の要(かなめ)は多元主義にあると考え、その総括的な内容を、今月の統合医療学会にて発表する予定です。医学哲学・倫理学会での討論を踏まえて、リニューアルした内容ですので、こうしたことに関心のある方は、ぜひ学会当日に議論できたらと思います。

 次回から、実は今回の特集で、当初提出した原稿があったのですが、大幅修正し掲載されているのですが、そのもととなる原稿をこのブログ内で公開していこうと思います。
 ご興味ある方は、ぜひ相違点なども気にしながら読んでいただければ幸いです。



 


tougouiryo at 18:53│Comments(0)いわゆるブログ! 

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