2018年04月29日

代謝の勉強会

 週末は日本大学大学院の哲学専攻のOB/OGによる哲学勉強会でした。かつて定期的に開催されていたのですが、一度休止になり、新たな形式で再開となりました。
 診療の関係でなかなか参加できないのですが、今回は都合がついたので久々の参加です。指導教官の先生とも卒業以来なので、修士論文を改変して出版した『統合医療の哲学』をやっとお渡しすることが出来ました。また、同級の方々ともお会いすることが出来、とても新鮮なひと時でした。



 今年の一月から半クローズドで、代謝の勉強会を開催しています。一連のジャングルカンファレンスとはまた別個の形ですが、現代医療の勉強と、統合医療の在り方を考える会にしようと思い開催したのですが、代謝についてがなかなか手ごたえがあり、実際、代謝の勉強会みたいになっています。
 ただしただの代謝過程を追うものではなく、代謝と栄養、生理学、病理学などと関係づけて進んでいこうと思います。現在は栄養学とリンクさせて進行しており、はやりのニュートリゲノミクス的な内容も入れ、遺伝学との関連も意識しております。かつては遺伝子というとかなり固定的にとらえられることが多かったと思いますが、現在ではエピジェネティクスの視点により、可変的なイメージへと変換しつつあります。運命的なものが、栄養や生き方のような介入により変化しうるという躍動感あるイメージですね。
 勉強会は栄養が一区切りついたので、次回からは病理学分野に少しずつ入っていきたいと思います。テキストは以下のものを参加者の方々とみていきたいと思います。今回は関係者への連絡内容みたいになってしまいましたが、ご興味あるかたは是非参考にしてみてください。







tougouiryo at 19:46│Comments(0)いわゆるブログ! 

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