2019年08月17日

統合医療学習法!

 統合医療に関しての参考文献や推薦図書などを時折こちらでも紹介しておりますが、13年前(随分前!)に東京女子医大で日本統合医療学会が、夏季学生セミナーとして開催したときに、統合医療の学習法として担当した時の資料が出てきたので、コピペします。今とは変わったところもあるけれども、驚くほど変わってないものですね。
 当時のこの分野の流行などもわかりますね。われながらなかなか渋い書籍もあげてありますね(笑) もう13年も経ってしまったのか・・・・

統合医療学習法試案 (下段は参考図書名です)

 

(1)「統合医療」という枠組みの理解 ☆☆

統合医療基礎と臨床(日本統合医療学会監修)・自分を守る患者学(渥美・PHP新書)

 

(2)漢方の理解 ☆☆

絵で見る和漢診療学(医学書院)・やさしい中医学入門(東洋学術出版社)・入門漢方医学(南江堂)

 

(3)鍼灸の理解

医家のための鍼術入門講座(間中・医道の日本社)・経絡テスト(向野・医歯薬出版)

 

(4)サプリメント・健康食品・栄養の理解(生活習慣病)☆

サプリメント事典(平凡社)・サプリメントエビデンスブック(じほう)

 

(5)精神・神経・免疫学の理解(がん・難病)

こころと体の対話(神庭・文芸春秋)・未来免疫学(安保・インターメディカル)

 

(6)セルフケアの理解・実践(アロマセラピー・呼吸法・気功)☆

心身自在(ワイル・角川文庫)・アロマテラピーの科学(朝倉書店)・禁煙呼吸法(成瀬・ゴマブックス)

 

(7)エネルギー医学への理解(ホメオパシー・ヒーリングタッチ)

バイブレーショナル・メディスン(日本教文社)・エネルギー医学(エンタプライズ)

 

(8)現代医療の長所・限界点・境界線への理解と探求 ☆

人はなぜ治るのか・プラシーボの治癒力(ともに日本教文社)・医療が病をつくる(安保・岩波書店)

 

(9)現代医学とは何か(文化・社会的観点から)☆☆

医学の歴史(小川・中公新書)・医学の不確実性(中川・日本評論社)・新しい科学論(村上・講談社ブルーバックス)・物理数学の直感的方法(長沼・通商産業研究社)・伝統医学の世界(池上・エンタプライズ)

 

     ☆:統合医療を志すのであれば必須

     :学生時代に関心を持ち始めたほうがいいもの

無印:個人の趣向に合わせて(関心があればいくらでも突き詰めてかまいません)



tougouiryo at 06:00│Comments(0)いわゆるブログ! 

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