2019年09月23日

当院の伝えたい事「基礎・臨床・連携」

 本日23日は祝日ですが、通常通り診療しております。ご予約やお問い合わせなどもいつも通りに承っております。

 当院の伝えたい事について少し書いてみたいと思います。統合医療を専門として診療をはじめ12年がたちましたが、まだまだ一般に「統合医療」という考えが浸透したとも思えません。そんな中で、日々、統合医療を実践する毎日です。

 では、自分なりに考えた統合医療の臨床だけで、当院が成り立っているかというとそうではありません。これまでのジャングルカンファレンスや、多元医療研究会、定期開催される勉強会や、学会でのセラピスト向けの基礎的な講習などなど。

 一見するとバラバラなようなのですが、実はある意味で一貫しているのです。それは「基礎・臨床・連携」という言葉で表現できます。

 まず臨床は言うまでもないのですが、これまで現代医療、代替医療を問わず、名医といわれる人たちは独自の路線で自らの方法を開拓してきました。それゆえにかなり個性的であったり、急進的なためあまり一般化しなかったという面も少なくなかったでしょう。また、他の治療家との連携なども個性的であるゆえに難しい面もあったかもしれません。そうした意味で、多元主義を前面に掲げて、多職種連携を進めてきた方向性は間違っていなかったと思っております。それゆえに「臨床」に加えて「連携」が重要なわけです。また統合医療という考え方はまさに「多職種連携」の在り方そのものでもあり、現代医療の最重要課題といっても過言ではありません。

 そして「基礎」について。基礎的なことが大事だというような意味ではなく、治療家を含め、幅広い連携を形成するには、共通の言語が必要になります。また、一般の方々に対して混乱を与えないという意味でも基礎医学的な視点を理解して説明するという姿勢は現代では不可欠でしょう。
 これは何も、エネルギーなど見えないものを否定するというのではなく、なるべく了解可能な用語を用いるという姿勢であるということです。当然すべてが現代医療的に説明可能なわけではないのですが、なるべくその基礎的なメカニズムを明確にするということです。解剖学で言えば、三木成夫の展開する「三木生命学」とも言えるようなものが、その良い例ではないでしょうか。当院では、こうした視点を忘れずに、メンバーたちと解剖・生理・栄養を学習しております。そしてこれがさらに良いコミュニケーションへとつながると考えております。

 そしてこの「基礎」の視点が、新たな臨床の気づきにもつながることは少なくありません。それを皆で「連携」して検証し、実際の「臨床」を通じて皆様の健康に役立てたいと考えております。

 基礎医学の問題などが時折出てくるので、統合医療のクリニックなのになぜ?と思う方も少なくないかと思い、当院の伝えたいこととして少し書いてみました。

 自裁の診療の様子をこれまであまり記載していなかったので、これからは次第にここに述べていきたいと思います。(EATについて書くことが多いので当院を耳鼻科と思われる方も少なくないようですが、統合医療的な内科全般の相談や、ファッシアへの治療的介入としての刺絡・打診・ハイドロリリースなど特殊な鍼治療がむしろメインですので、腰痛や膝痛、肩こり首コリなどの整形外科的な問題をかかえている方は一度ご相談下さい)

 

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