2019年10月01日
基礎医学問題5 解答
第5問 解答(1)
(1)リンパ球成熟に関わる骨髄と胸腺を一次リンパ系器官、免疫反応の場であるリンパ節・消化管・肝臓・脾臓・扁桃等を二次リンパ系器官という。
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(2)自然免疫において、病原体などの侵入時、顆粒球、大食細胞、樹状細胞が最前線で戦闘を展開し、感染拡大を防止する。結果として局所には炎症反応が生じる。
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(3)獲得免疫には、液性免疫と細胞性免疫の二つの仕組みがある。液性免疫は、Bリンパ球が形質細胞となり抗体の産生・分泌により病原体を無毒化する。細胞性免疫は、細胞傷害性Tリンパ球が異物や感染を受けた細胞を処理する。
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(4)アレルギーとは、免疫反応の結果生体に有害な症状をもたらす状態の総称で、自己免疫疾患とは自己をよそ者と誤認して抗体を作り、抗原抗体反応にて組織傷害を起こすこと。
tougouiryo at 06:00│Comments(0)│医学の問題集