2019年11月04日

認知症の関連サプリ・漢方

 認知症関連のサプリや脳機能サプリについて聞かれることが最近多いので、少し書いてみたいと思います。どうしてもこの方面は薬剤が充実しているとは言い難い分野ですので、サプリの併用が期待される領域でもあります。とりわけサプリや漢方などいろいろなものを積極的に取り込んで、高い成果を上げているコウノメソッドなどの取り組みが、良い例でしょう。

 通常の医療では、どうしても限界が来てしまう分野には、当然のようにこうした統合医療的な取り組みが現れるように思います。

 比較的知られているものとしては、フェルガードや抑肝散でしょうか。前者は特に、認知症に加えて嚥下障害(飲み込みにくさや誤嚥)などに特に効果的であると感じます。味も飲みやすく、あまりトラブルなく使用できるサプリだと思います。抑肝散は、認知症特有の怒り易さに効果的です。これは高齢の方に関わらず、いらいらして仕方ない、切れそう、といった状況において頓服でもとても効果があります。
 これらに加えて、脳血流の改善効果としては、微小循環での血流不全があった場合、ルンンブルクスルべルスという酵素を含んだ赤ミミズ由来のサプリも注目されています。これは軽いASOなどの間欠性跛行などを示す症状にも効果的で、痺れなどにもよかった経験があります。このサプリを推奨している栗本慎一郎先生から伺った話では、視野が広がるという経験談が多いそうです。運転中など、側方で以前気づかなかったもの(自転車や障害物)を察知する能力があがったというものです。

 漢方薬にも組み合わせによってさらに効果的なものも多いのですが、あまり話題に上がらないものとしてはホメオパシーも忘れてはなりません。ドクニンジン由来の Conium maculatum はその代表でしょう。加齢による認知症だけでなく、各種悪性腫瘍(とりわけ泌尿器系)に効果的とされています。老齢による抑うつ的な症状にも良いでしょう。
 そして以外に忘れられがちなのは、やはり栄養です。肉をガシガシ食べるご老人に認知症が少ないように感じるでしょう。糖質過多から認知症が進展する危険性も指摘されて久しいです。それ以外にも、ビタミンB群をはじめとして各種ビタミン・ミネラルの不足も大きく影響します。マルチビタミンをベースにして不足分を補うとともに分子栄養学的視点からも積極的に補充していくことが大切です。

 ここに挙げた例は、当院ですべて扱っておりますが、やはり各人によって大きく異なるのが実際です。認知症の統合医療的なアプローチに詳しい医師のアドバイスや指導に従うのがもっとも安全で効果的だと思います。いろいろな脳トレがありますが、訓練だけでなく、材料補充も時に見直してみてはいかがでしょうか。


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