2020年01月07日

診療内容:ホメオパシー(含量子医学)

 昨年、井口和基博士のブログを読んでいたら、MRI発明者ダマディアンに、生体内の水分子の特殊性を教えたギルバート・リン博士の訃報が書かれていました。その記事には、生体における水分子の特殊性がアクアポリンの発見などいろいろと紹介されているのですが、一番印象的だったのが、「ポリウォーター事件」という科学スキャンダルに関してです。
 現在でもホメオパシーをはじめ「水」に関する研究や療法は、徹底的に怪しいとみなされるわけですが、その前提が、ほぼすべての物理学者が試験管内の水分子と、生体内の水分子とが全く同じとみなしていることにある、とのべられています。それゆえにそれが「異なる」という言説がでると徹底的にたたくということなのでしょう。そしてその源流に「ポリウォーター事件」があるというのです。これは重合水という水の特殊状態が、ソ連のデリャーギンにより報告されてから否定されるまでの、一連の科学における熱狂的事件だったというわけですが、これが水の研究の怪しさの源流でした。(このあたりの事情は経絡が北朝鮮研究者により発見されてから否定されるまでの経緯と極めて似ているように感じます)

 まあこれ以来、水の「ありがとう」転写問題に至るまで、否定的な流れが続くわけですが、こうした流れからいわばスピンオフしてMRIが誕生したというのも興味深い視点です。いずれにせよ(どこまで認めるかは見解が異なりますが)生体内の水分子は独自の挙動をとるということは間違いないわけで、通常細胞内とがん細胞内ではその水分子の挙動が異なるということです。
 こうした事実に、ラリー・ドッシーのいう量子論的な「非局在医療」の考えを導入すれば、ホメオパシーという医療の一応のメカニズムの説明になるかと思うのですが、この辺りは異論の多いところでしょう。しかしながら、スギ花粉レメディの二重盲検など世界的な発表を見てみると、実臨床における効果の証明はできているといえます。 
 であれば、一つの仮定として、生体における水分子の状態への働きかけの方法としてホメオパシーを捉えることが出来るのではないでしょうか。量子論的な視点からスピリチュアリティを論じている滋賀県立大学の奥教授によれば、意識の持ち方によっても生体は量子のレベルで変化するということですから、その媒介としてもレメディの有効性をかたることはできるでしょう。これはおそらく、バイオフィードバックやマインドフルネスといった方法にもあてはまることだと思います。

 治癒という過程での生体内の水は間違いなく重要です。医療というものを生化学や細胞生物学的に語った場合でも、ファッシアに基づいて語った場合でも、そこには水が存在しています。そうした大いなるバックグランドを意識するということも、統合医療の提供する重要な視点だと考えます。


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