2020年03月14日

診療内容の4つの柱

 当院が、特定の診療ではなく、多元的な診療を行っている理由を前回、説明させていただきました。これに引き続いて、ではどのような診療内容なのかを説明したいと思います。

 前回述べました「統合医療相談」をベースに、まずはどのような症状にお困りなのかをじっくりとお聞きしています。現代医療、代替医療を問わず、各々の診療体系には向き不向きがあるように思います。学生時代など、いわば名人といわれる方々の診療を見学させていただきましたが、その方法論によって(キャラクターによっても)得意とする領域は異なるように思いました。つまり適する疾患と、そうでないものが存在してしまうというわけです。

 まず、現代医療として特定の疾患名を有するもので、確実なエビデンスを有するものに関しては、ご本人の意向に反していなければ、最優先されることは言うまでもありません。この姿勢が、「統合医療」と「代替医療」の最大の違いといってもよいかもしれません。

 慢性的な咳や胃腸障害、感冒症状から引き続いいての不調、アトピー性皮膚炎やその他慢性症状は、適合するものであれば、「漢方薬」が大きな力を発揮します。私個人としては、中国医学系から勉強をスタートしたのですが、現在では和漢診療系の方法も多く用いますし、古典をベースとしないサイエンス漢方的な考え方も重要であると考えています。とくにアトピー性皮膚炎は、栄養の補助も重要ですが、漢方による「寒熱」の処理が不可欠に思います。

 肩こり・腰痛・膝痛など整形的な不調に対しては、「鍼灸」「刺絡」「ハイドロリリース」など「徒手療法」の系統が非常に効果的です。後鼻漏など慢性上咽頭炎関連の不調に対しての「EAT(Bスポット療法)」など特殊な手技も同じ分類で考えています。また自律神経・免疫の関連から、井穴刺絡療法によりがん治療の補完的治療として免疫力の底上げも見逃せません。

 不足している栄養素などを血液データから推測して栄養の補給や、メガビタミンでの積極的治療を行う「栄養」「サプリメント」「オーソモレキュラー医療」といった領域も重要です。この分野は、特に診断がつかないような不調やそれ以前のセルフケア領域ともあわせて幅広い日常の不調に対応できます。以前は(今でも?)漢方が、その役割を担っていましたが、冷えなど特定の症状を除くと、分子栄養的な治療の方が汎用性が高いように思います。新たな概念である「副腎疲労」や「機能性低血糖」、「抑うつ」といった精神的症状に極めて効果的なのもこの分野の特徴です。

 最後はエネルギー医療の代表格といってもよい「ホメオパシー」です。欧米において一般的であることから、当院では海外から帰国された方々からのリクエストが多い治療法になります。ホメオパシーは日本ではあまり広く知られていないので、全く知らない方に一から説明すると、訝しがられる治療法でもあり、私自身、この療法の専門医でもあるのですが、他のものに比べ処方する機会が少ないものでもあります。それでもこの時期は、スギ花粉症のレメディは大人気ですので、他のアイゾパシー(犬、猫、ハウスダスト等)と合わせお問い合わせをいただいております。希望される方もかつてと比べると随分と増えてきた印象です。ある意味で、心理療法的な面もあり、根本治療としても秀でた治療だと思います。ここでもたまに解説しているように、身体を構成する水分子の容態(クラスター形成)という根底からの回復を意図している治療といえるのです。

 以上、大きく4つに分けて当院の治療法の特色と、適応のようなものを説明しました。代替医療に限らず、あらゆる治療法には向き不向きがあります。なんでもそうですが、一つの方法論ですべてが回復するわけではありません。だからこそ、いくつもの要素を多元的に並列させた方法論が必要に思うのです。

 当院の方法論でも、さらに不足な方には(とくに徒手療法系)ご希望があれば、隣接する身心工房リボンをご紹介しています。


tougouiryo at 06:00│Comments(0)いわゆるブログ! 

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