2020年07月22日

お城へ To Go (鹿児島城)

 今回は鹿児島城(97・鹿児島)です。スタンプは平成21年5月28日の押印で、初訪問のこのときは、統合医療の仲間で、屋久島に行く日程の前日に鹿児島に前のりして、仙厳園とあわせて見学しました。
 その後も、東洋医学会の後や、昨年末の統合医療学会も鹿児島城の真ん前が会場でしたので、結構、何度も言っている印象です。複雑な城郭ではないので、すぐ理解できるのですが、少しずつ復元が充実している様子が見て取れます。昨年末は、正面の櫓門の復元が進行中で、建築中の様子を(姫路城の時のような復元工事を公開)みることができました。以前の本では2018年完成予定という記載があったのですが2019年でまだなので少し遅延していたのでしょうか。

 城内には立派な歴史資料センター黎明館があり、そこでスタンプが押せます。学会の隙間時間がたくさんあったので(笑)、十分見学することができました。少し離れたところに西郷隆盛終焉の地があり、その近くに地元の人しか来ないような小さな温泉があり、見学後に入浴もできます。

 背後の城山は、城を見慣れるまではきずかなかったのですが、明らかに詰めの城で、歴史的には城山の城と、その下の居館部分を合わせて「鹿児島城」と称していたのが、詰めの城部分は実質ないことになり、居館部分だけを鹿児島城と称するようになったようです。
 それもこれも、やはり関ヶ原での敗戦に遠慮して、戦闘向きではない居館を居城としたことが原因で、それでいて、いざとなったら背後の詰めの城に立てこもり可能というのがうまくできていますね。

 隣接する私学校跡には西南戦争時の弾痕もあり、さらには宝暦治水で命を落とした方の供養塔である薩摩義士碑もみられます(これはマンガ『風雲児たち』を読んだ人には必見の史跡ですね!)。いろいろと事前の知識があるとかなり楽しめる城郭でした。



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