2020年07月19日

マグネシウム足りてますか?

 週末は、オンライン統合医療講座でした。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
 今回で総論的な内容は一区切りで、次回のオンラインはファッシア(筋膜)をめぐる具体的な臨床のお話しをしていく予定です。また解剖生理の勉強会も企画していますので、ご興味あるかたはこちらもぜひどうぞ。

 ということで、当院で取り扱っているマルチビタミン・ミネラルが一新されました。これまでのマルチビタミンの内容を見直し、ビタミンD、亜鉛、マグネシウムなど増量したものに変え、パッケージも緑を基調にしたデザインになりました。

 ここでの変更点のポイントの一つはマグネシウム。内科学会の講演でも、高血圧との密接な関連が教育的に講義されていましたが、それほどの血圧降下の作用は重要です。それも1920年代には報告されていたようですので、かなり歴史的な話題でもあります。塩分摂取に関しては、様々な場面で強調されていますが、ことマグネシウムに関してはそれほど一般的ではない印象です。

 摂取方法としては、カルシウムと一緒に摂取したほうがよりよく吸収されるということは有名で、これはカルシウム、マグネシウム双方にとってもあてはまります。さらにはそこに運動を加えると、骨密度が増加することも報告されています。つまり、当然ですが、運動を加えるとよりよいわけです。

 マグネシウムの主な体内での機能としては、こうした血圧や骨密度への影響のほか、エネルギー代謝、DNA・RNA・タンパク合成、神経伝達、体温維持など多岐にわたります。そしてその欠乏症状としては、高血圧、不整脈、けいれん、神経障害などがあり、こむら返りなどの原因にもなります。また慢性的な下痢やアルコール依存などがあるときなどもマグネシウム欠乏を疑うのがよいとされます。

 また、マグネシウムの欠乏は癌とも関連があるとされ、がん治療をめぐる食養で野菜の摂取が勧められるのは、含有される葉緑素にマグネシウムが含有されるからとも言われています。いずれにせよカルシウムともども欠乏しがちな栄養素ですから、気を付けて摂取していきたいものです。

 こうした事情から今回のマルチビタミン制作において、マグネシウムを大盛にしてみたわけです。




tougouiryo at 17:47│Comments(0)いわゆるブログ! 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔