2021年01月29日

量子医学の誕生

 量子脳理論や神の物理学などの著者である保江邦夫氏の新刊です。アマゾンの推薦欄にあるので、つい買ってしまいました(笑)
 量子力学と医学との接点は、いわゆる「代替医療」の世界では定番ではありますが、私としてはそれほど、量子や波動「推し」ではありません。むしろやや距離を置いた見方をしている天外伺朗氏のいう「無分別智」のほうがしっくりときます。
 それほど、雰囲気やアナロジー的に使われることが多い量子論(最近もそうした本を何冊か読みました…)ですが、どのような意味で「量子」といっているのかは気になるところです。保江先生の量子脳理論、結合水などのキーワードとどう関係するのか?
 この本は、まだ読了していないのですが、前書きや巻末の対談によるとQPAという医療機器を持ち込まれた保江先生が最初は疑念を持ちつつも、自らの量子論、特に量子脳理論などで展開された論旨との類似性をみつけ、のめりこんでいった様子が伝わります。本文の大部分はそうした保江理論の医学分野の人への解説といったところです。 
 この理論は結構面白く、現在考えているファッシアと瘀血との深い関連をも思わせる記載もあるので興味深いです。私も物理畑ではないので、詳細な理論はほとんどわかっていないのですが、大きなヒントがありそうな気がしています。
 量子論と医学の接近の一例として、ご興味ある方は、読んでみてはいかがでしょうか。





 現状の量子力学と生物学の接近を知りたい方はこちら↓


量子力学で生命の謎を解く
Johnjoe McFadden
SBクリエイティブ
2015-09-16



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