2021年04月07日

4月29日甲野善紀先生との対談 オンライン配信

 甲野善紀先生との対談が決定しました。4月29日(昭和の日)にオンラインでの配信となります。詳細はまだ私もわからないのですが、わかり次第ここでご連絡します。
 当日の紹介文として、甲野先生による紹介文と、私からのものとの2つを下記に添付しますので、ご参考にしてください。

甲野先生からのメッセージ

小池弘人・小池統合医療クリニック院長と御縁が出来たのは、今からもう四半世紀ほど前で、

小池院長が、まだ群馬大学の医学部の学生の頃だったと思う。

当時合気道部に所属し、稽古を重ねるうちに生じてきた疑問を何とかしたいと、

私が講師を務めていた池袋コミュニティカレッジの講座に来られたのである。 以来、浅からぬ縁が出来、私がかつて学んでいた合気道に疑問を感じて合気道をやめ、

武術稽古研究会を立ち上げたことに影響されたかのように、群馬大学合気道部の中から

「同志会」という会を立ち上げられ、独自の研究を始められた。 つまり、自分の中に生じた疑問には蓋が出来なかったということだと思う。

「同志会」は群馬大学合気道部の中に生まれた「鬼っ子」的存在だったようだが、

この「自分の中の疑問には蓋が出来ない」という小池院長の性格は、

専門の医学の道でも発揮されていて、一応は医師免許を取得した現代医学の医師であるが、

統合医療という、いわば患者側の立場に立った、有効なものなら鍼灸でもホメオパシーでも使うという

なかなか一般の医師では踏み入れない世界に入って、日夜研究を重ねられている。 それだけに、小池院長は大変柔軟な思考を持たれていて、

8年ほど前に『武術と医術』という共著を御一緒し、その後も年に2回か3回ぐらいは会って、

いろいろと話をすることを楽しみにしている。 今回の対談では、小池院長が大きな影響を受けたと思われる「縮退」のことや、

最近私が関心を持っている「腸と脳との関係」について、いろいろと話が盛り上がることになると思う。
広い視野に立って「身体とはどういう働きを持っているか」ということへの

探究心を持ち続けている小池弘人院長との対談は、こうした事に関心を持たれている方々にとっては

大変興味深いものになると思いますので、どうぞ御視聴ください。



小池からのメッセージ

学生時代の合気道の稽古では、力を抜け、とよく注意された。力を入れないのだから、筋肉をつけなくてもよいのかと思っていると、肩が脱臼したり、ケガが続いた。また「呼吸法」という稽古では、相手につかまれても力を抜いて腕を上げろと言われるが、当然脱力したら腕は上がらない。当時は部長までやってそろそろ引退、という時期であるにもかかわらず、根本的な事柄から、かえってわけがわからなくなるばかり・・・

 

こうした状況で出会ったのが甲野先生でした。通常、講習会などでは直接体験させてもらうことも少ない中、先生は実際に腕をもって技を体験させて下さいました。この時、とても印象的だった技が「柾目返し」。合気道でいう「呼吸法」に似た、自分が最も疑問に感じていた技でした。これが渾身の力を込めて抑えても、いともたやすく上がってしまい、これまでとは違った世界の広がりに、心躍った記憶が今でも思い起こされます。

個人的にはこの「柾目返し」にこだわり続け、今や先生のオリジナルとは随分と違ったものになってしまいましたが、今でも気が付くと感覚的に脳内で反復している技ではあります。先生にも「最近、稽古していますか?」と問われ、当然学生時代の様には稽古していないのでそのように返答しているのですが、この感覚の反復というか「確認」は常に継続してきました。先日も、肥田春充の聖中心についてのお話しをしていた時に、短時間での特殊な感覚の「確認」の重要性を知り、改めてその反復の意味を嚙み締めました。

 

力を入れずに入れる、相反する矛盾をどのようにして体現するかというテーマは、そのまま現代医療と代替医療との対立を、個人のレベルで統合・解決しようとする「統合医療」の目的そのものでもあります。

東洋医学と西洋医学、見えるものと見えないもの、正統と異端、心と体、脳と腸、図と地の関係としての解剖構造とファッシア、などいくつもの相反する視点でも、同様の問題が垣間見えます。総じて私はこうした「相反」する領域に強い興味をもっています。

 

この度は、先生の武術から拓かれた医学や身体への視点を皆様と共有出来たら幸甚です。とくに現代医療の在り方について疑問を持たれている方や、統合医療という分野とその武術との関連性等に興味を抱かれている方々に何らかの参考になればと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。





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