2025年07月13日

カフェの課題図書は、帚木蓬生『ほんとうの会議』になりました!

 来月(8月)のジャングルカフェの課題図書は、帚木蓬生『ほんとうの会議』(講談社現代新書)です。
 ギャンブル依存症の治療に取り組む精神科医の先生による、会議の在り方の本、です。当然、オープンダイアローグは話題にされているのですが、それだけでなく、ギャンブル依存症における「ミーティング」という対話の在り方の紹介もされており、両者の比較分析がとても参考になりました。
 また章の名前にもなっているのですが「答えは質問の不幸である」、という言葉は、この本の中で極めて印象的でした。
 かつて結果が出ないカンファレンスとして、ジャングルカンファレンスを発表した当初は、学会においてエライ先生方にずいぶんと嫌味を言われたものですが、いまやその価値はこうした出版物になるまでに、一般化してきていると思うと隔世の感です。





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