統合医療各論:ホメオパシー

花粉症レメディとその周辺

 いよいよ花粉症のシーズンとなってきました。当院にも、花粉症の治療の問い合わせが増えてきました。

 花粉症についてはとりわけ今年は朴澤先生のアイゾパシーの本が出版されたので、ここで紹介されているスギ花粉レメディの希望が多いです。朴澤先生は、レメディによる花粉症治療を二重盲検法を用いて有効性を証明された先生で本書↓で、その実験データが公開されています。



 当院ではこのレメディに加え、Bスポット療法(EAT)による上咽頭の炎症治療、漢方による対症療法と体質改善治療、糖質制限による炎症の鎮静化とビタミンD補充による栄養療法なども行っており、各人の体質と併せて用いるとより効果的です。

 またホメオパシーについては、現在社会問題化している新型肺炎コロナウイルスに対して、インド政府がワクチンなど有効な治療法の開発に至るまでの治療法として、レメディのクラシカルな方法で予防法を提示しております。インドはそもそもAYUSH省というアーユルヴェーダやホメオパシー等に特化した省庁を有していることから、他国と比較してかなり特殊な立ち位置ではありますが、政府による興味深い取り組みとして、その効果を見守っていきたいと思います。ちなみにインドの首相はこのAYUSH省の設立をした当人であるということです。また今回、推奨されているレメディはArsenicum album 30Cで、ホメオパシーを使い慣れた人にとってはそれほど珍しいものではありませんが、言われてみると、なるほど、といったレメディでもあります。


tougouiryo at 2020年02月11日19:31|この記事のURLComments(0)