いわゆるブログ!

来週の木曜日までクリニックは休診となります

 今週末から来週の木曜日まで、研修参加のため当院は休診となります。よろしくお願いいたします。

 今週は身心工房リボンは通常の営業をしておりますが、来週は受付もお休みになりますので、お電話などは今週末にお願いいたします。


隠岐絶景
佐々木 俊和
今井印刷
2018-11-01


 現在、統合医療カンファレンス協会の新規事業改革中です。これまでの勉強会の延長から、一度リセットして、本部、支部共に新装開店のような感じです。
 第一にジャングルカンファレンスは従来の形式に加え、これまで散発的に開催していたスカイプでの意見交換を、カンファレンスの主なコンテンツとして据えたいと思います。とりあえず、沖縄と地域差による統合医療の在り方の差異などを相互理解していきたいと思います。
 第二に、多元医療研究会の充実です。従来の発表形式に加え、本年からは講義形式や検定試験なども考えていきたいと思います。
 第三に、共通言語としての基礎医学の充実です。これはこれまでも、当院での内輪の勉強会などで展開しておりましたが、協会としてより大きな形で実現していきたいと思います。統合医療の大きな課題が、数多の療法群との共通の了解です。哲学からのこの了解可能性は、幾度も述べてきましたが、それを現実の物として充実させるには、やはり基礎医の理解が不可欠です。共通了解は共通言語から、です。当協会は、統合医療の共通言語は「基礎医学」にあり、と考えています。


 
tougouiryo at 2020年01月16日18:20|この記事のURLComments(0)

1月の勉強会の連絡

 関係者の方へ、内部連絡です。関係ない方はスルーしてください。

 今月の勉強会は、これまでと少し変則で月末31日金曜日ですので、お間違いなく。内容は、前回までの体表解剖学から、解剖学の全般を、名著『解剖学講義』を使って勉強していきます。

 第1回は、上肢・下肢を中心に勉強します。第1章〜第3章を概観していきますが、とりわけ第2章と第3章をしっかりと読んできてください。徒手系の方は、得意分野でしょうから大丈夫だと思いますが、それ以外の方はだいたいどのあたりに筋肉などの構造物があるかを把握しておいてください。


解剖学講義
伊藤 隆
南山堂
2012-04-10


 解剖学は、生化学の代謝の全貌に匹敵する、「わかっていそうでわかっていない分野」の代表です。これをしっかり理解することで、これまでなんとなく目が滑ってしまっていた分野の知識が、少しはひっかかってくるようになると思います。

tougouiryo at 2020年01月10日06:00|この記事のURLComments(0)

ラリー・ドッシー『時間・空間・医療』

 医療における「対話」の意義が強調されつつある中で、前回はその重要性を考えたわけですが、そこでラリー・ドッシーの著作を思いだして、久々に『時間・空間・医療 プロセスとしての身体』を引っ張り出してみました。ラリー・ドッシーには7年ほど前に、沖縄の講演会に参加した際に、懇親対話会でお話をする機会があり(奥様ともお話しすることができました!)、ご著書にサインして頂きました。
 そこには、現在、医療において最も重要視されている「客観性」ということに関して、鋭い文章が書いてあり、読書時も印象に残ったためチェックしてありました。以下、引用してみます。



 科学は、今まで存在せずほんとうに必要でもなかった原理に対する確信を、ひとつひとつ拒絶しながら発展を遂げてきた。たとえば、エーテル、カロリック、フロギストンなどの概念は、よく健全な科学へと向かう努力の中で、初期の時代に全て断念された。しかしこうした修正はもっぱら科学の内容に関係していた。(中略)その結果、医学は大混乱を招くかもしれない。けれども、客観性という幻想がなくなれば、医学は手かせ足かせから解放されることになる。医学は客観的であるべしという要請は、実質的に健康と病気における強力なファクターを否定してきた。


 ここでは「客観性」というのはそろそろ乗り越えられるべき、「フロギストン」のような概念だとドッシーは述べています。これが居座るがゆえに、意識の介入という医学的に大きな展望を逃してしまっている、と述べているのです。
 意識を排除し、絶対的真理のような概念を探求したこれまでの医療に対して、対話がもたらすものは単なるナラティブの復権というようなものをはるかに超えているように思います。絶対的真理ではなく個別の真理、客観的・普遍的ではなく、各々の「場」から生成される価値のようなものを重要視する考え方なのです。そして、我々がそうしたものの生起する場面の代表として捉えているのが「対話」なのではないでしょうか。
 久々に読み返してみて改めて示唆に富む著作だと感じさせられましたので、メモとして書いておきました。


時間・空間・医療―プロセスとしての身体
ラリー・ドッシー
めるくまーる
1997-11


tougouiryo at 2020年01月09日06:00|この記事のURLComments(0)

診療内容:対話(含オープンダイアローグ)

 このブログでもたびたび紹介しております「オープンダイアローグ」や「ジャングルカフェ」といった取り組みは、近年の「対話」重視の流れを積極的に取り入れたものです。診療ではありませんが、10年以上前から取り組んでいるジャングルカンファレンスも当然、この系譜です。
 ただ「傾聴」していることが対話のようにとらえられることも少なくないのですが(そうした面もないわけではありませんが)「対話」といった時には、少し異なった大きな意味も含まれるように思います。

 多元主義的な統合医療を主張すると、「なんでもいいのね」とか「相対主義だね」といった感想をいただくことがあります。哲学の議論としてもこの辺りは結構ややこしくなるのですが、結論からいうと、対話により現実にアクセスすれば、相対主義には陥らない、ということです。JCなどの対話を、実際に行わず頭だけで考えた場合、どうやって結論に至るのか明確に構造化されていない、といった批判がなされるのですが、これこそ、ガイドラインがあればすべての問題が解決される的な安直な思考といって過言ではありません。現実はもっと流動的で、急性期などを除けば絶対的な視点などは思っているほどあてになるものではありません。

 価値の問題なども、相対主義的な陥穽に陥りそうに思いますが、実際のケースに基づいて考えれば概ね一つの結論に収束することも稀ではありません。このあたりのことは哲学史的にも大きな問題ですが、ソクラテス、プラトンの昔から共通の了解として、認識されていたことといってよいようです。良心に基づいた対話を展開すれば、人はおのずと結論めいた共通了解に至るという実感があります。

 あらゆる方法論のベースに、現在は客観性のデータが最も重要視されておりますが、本当にそれだけなのでしょうか。対話というもののの再認識の中で、統合医療のみならず、医療全体が大きなパラダイム変換を行っているように感じます。

 
 以下の書籍が大変参考になりました。対話を深く考えたい方にはお薦めです。



tougouiryo at 2020年01月08日06:00|この記事のURLComments(0)

診療内容:ホメオパシー(含量子医学)

 昨年、井口和基博士のブログを読んでいたら、MRI発明者ダマディアンに、生体内の水分子の特殊性を教えたギルバート・リン博士の訃報が書かれていました。その記事には、生体における水分子の特殊性がアクアポリンの発見などいろいろと紹介されているのですが、一番印象的だったのが、「ポリウォーター事件」という科学スキャンダルに関してです。
 現在でもホメオパシーをはじめ「水」に関する研究や療法は、徹底的に怪しいとみなされるわけですが、その前提が、ほぼすべての物理学者が試験管内の水分子と、生体内の水分子とが全く同じとみなしていることにある、とのべられています。それゆえにそれが「異なる」という言説がでると徹底的にたたくということなのでしょう。そしてその源流に「ポリウォーター事件」があるというのです。これは重合水という水の特殊状態が、ソ連のデリャーギンにより報告されてから否定されるまでの、一連の科学における熱狂的事件だったというわけですが、これが水の研究の怪しさの源流でした。(このあたりの事情は経絡が北朝鮮研究者により発見されてから否定されるまでの経緯と極めて似ているように感じます)

 まあこれ以来、水の「ありがとう」転写問題に至るまで、否定的な流れが続くわけですが、こうした流れからいわばスピンオフしてMRIが誕生したというのも興味深い視点です。いずれにせよ(どこまで認めるかは見解が異なりますが)生体内の水分子は独自の挙動をとるということは間違いないわけで、通常細胞内とがん細胞内ではその水分子の挙動が異なるということです。
 こうした事実に、ラリー・ドッシーのいう量子論的な「非局在医療」の考えを導入すれば、ホメオパシーという医療の一応のメカニズムの説明になるかと思うのですが、この辺りは異論の多いところでしょう。しかしながら、スギ花粉レメディの二重盲検など世界的な発表を見てみると、実臨床における効果の証明はできているといえます。 
 であれば、一つの仮定として、生体における水分子の状態への働きかけの方法としてホメオパシーを捉えることが出来るのではないでしょうか。量子論的な視点からスピリチュアリティを論じている滋賀県立大学の奥教授によれば、意識の持ち方によっても生体は量子のレベルで変化するということですから、その媒介としてもレメディの有効性をかたることはできるでしょう。これはおそらく、バイオフィードバックやマインドフルネスといった方法にもあてはまることだと思います。

 治癒という過程での生体内の水は間違いなく重要です。医療というものを生化学や細胞生物学的に語った場合でも、ファッシアに基づいて語った場合でも、そこには水が存在しています。そうした大いなるバックグランドを意識するということも、統合医療の提供する重要な視点だと考えます。

tougouiryo at 2020年01月07日06:00|この記事のURLComments(0)

診療内容:漢方(含健康食品)

 漢方に関しては、自分にとって一番最初に学んだCAMといえるもので、学生時代からの学習や、漢方外来を群馬県の山あいで開設してから数えると四半世紀以上の長いお付き合いです。現在でも、腹診を中心にした和漢の手法で処方するときは、広島で古方を展開されていた小川新先生の処方を、アトピー性皮膚炎や腎機能障害、リウマチなどアレルギー・自己免疫の難治性疾患を扱うときには京都・高雄病院の江部洋一郎先生の処方を参考に診療を行っています。加えて近年は、サイエンス漢方的な視点も大切にして処方をしています。

 こうした従来の漢方処方に加え、伝統的な考え方を援用して応用しているのが、「慢性炎症」の治療です。血液データ上、何らかの慢性炎症が疑われるものの、そのフォーカスが定まらないということは少なくありません。これまでいくつもの病院を経由してから当院へ来られる方も少なくないことが、こうした事情につながるのだと思います。自己免疫や自己炎症的な状態など、西洋医学的にはそれ以上のアプローチが出来ない状態の方に「漢方」がとても有効なことがすくなくありません。これは栄養やオーソモレキュラー的な方法よりも、身体内部の「方向性」や「寒熱」の視点も絡むため、漢方的方法が最も奏功するように思います。
(この方向性と寒熱の処理という問題はオーソモレキュラー医学の弱点であるとも考えています)

 またアトピー性皮膚炎の治療などは「寒熱」の微妙な調整が必要になるので、鍼灸・刺絡など徒手的な療法と組み合わせて、東洋医学的視点は外せません。また赤ミミズの健康食品など、従来の漢方の枠を拡大してくれるようなものも増えてきているので、統合医療のもとで、漢方は更なる発展を遂げるのではないかと考えています。
tougouiryo at 2020年01月06日06:00|この記事のURLComments(0)

診療内容:ファッシア(含鍼灸・刺絡)

 これまで「鍼灸」として、当院の診療の中心としてご紹介してきましたが、近年の概念の変遷などを考え、ファッシアへのアプローチとしてまとめるのが良いと考え「ファッシア」としました。(今回もメモ的な内容ですので、ご興味ある方は直接お聞きください)

 鍼灸は当然、その理論的な基盤を「経絡」の概念においているので、異論はあると思いますが、筋膜リリース、トリガーポイント、アナトミートレインやMテストなどさまざまな取り組みの成果を評価すると、その本質は「ファッシア」ととらえて問題ないように思います。これは当院のメインの診療技法である「刺絡」を10年以上続けてきた実感でもありますし、現在取り入れつつある「ハイドロリリース」においてはなおのことです。

 全身をくまなく網羅するファッシアは、まさに痛みを感知する場そのものだろうし、そこでの発痛物質が全身の整体的なバランスや自律神経・免疫系を介して内臓諸器官に影響を及ぼすことも間違いないことだろうと思います。これは日本独自の診療技法といえる腹診・按腹が、全身状態を反映して診察法となり、かつ按腹として治療法でもあるということからも肯定できるのではないでしょうか。

 当院では、従来通りの「鍼灸」と「刺絡」に加え、按腹を基本に据えた「打診術」やファッシアそのものをターゲットにするエコー下での「ハイドロリリース」により、ファッシアを統合医療の重要なキーワードとして捉えた診療を行っていく予定です。この概念は、これまでも行っていた「SPAT」など整体的な方法の統一的な解釈にも応用できるので、これからもこのブログ内で、いろいろとご紹介していくだろうと思います。




 ちなみに、刺絡とハイドロリリースとの関連は、診療においても極めて好対照で、ファッシアにおける発痛物質を想定した場合、陰圧によりその物質の除去を行う「刺絡」に対して、陽圧をかけて組織内に液体を注入し物質の希釈により疼痛除去をはかる「ハイドロリリース」という関係になります。実際の臨床における感覚も、この仮説に矛盾しないように感じています。こうしたことから発痛部位などと併せて、その適応を分類して実際の診療を行っております


tougouiryo at 2020年01月05日06:00|この記事のURLComments(0)

診療内容:栄養(含分子矯正医学)

 当院の主な診療内容をあらためてご紹介します。これまでと大きな変化はないのですが、解釈というか考え方が少し異なってきているので、メモ的にまとめたいと思います。

 まずは「栄養」です。一般的なカロリーに基づく栄養指導というよりは、オーソモレキュラー(分子矯正)医学的な視点から、米国での流れなども鑑みて、「症状改善」をめざす栄養指導を行います。具体的には、血液検査から現在の栄養状態を評価し、不足した栄養素を徹底的に補充します。このさい、メガビタミン的な処方も併せて行います。これと現状の食事改善が合わさって、症状の改善が行われると考えています。また血液検査の詳細な説明により、これまでの栄養状態を客観的に評価し、これからの指針を考えることが出来ます。

 この栄養の観点は極めて重要で、当院の診療の基盤となるものといえます。つまり手技的な方法を行うにしても、それらだけで直そうということではなく、あくまでも栄養素の補充を中心にしていくということをご理解いただきたいと考えています。

 具体的には、各種ビタミンC大量やナイアシン大量に加え、不足しがちなヘム鉄、亜鉛、ビタミンDなどをマルチビタミンをベースに取り入れます。また各種プロバイオティクスやバイオジェニックスなどにより腸内環境を整えつつ、漢方などと併せて深部カンジダ対策なども行っています。

tougouiryo at 2020年01月04日06:00|この記事のURLComments(0)

2020の診療私針

 いよいよ2020となりました。せっかくの正月休みなので、今後の行く末を見定めるためにも、一度、これまでの当院の治療体制を振り返ってみたいと思います。

 統合医療というと多くの場合、何か特定のセラピーを提供している場合がほとんどだと思います。また、そもそも「統合医療」という名称を用いることも少なくなってきているようです。統合医療、代替医療などといわず、各々の名称を用いて専門家を名乗るという形式が多くなっています。
 そうした中で、どの専門という視点ではこのブログは書いてきていませんでしたが、それゆえに、一体何が専門なのか、分かりにくいといった面もあったかもしれません。

 「ジャングルカンファレンス」を主宰していることから、多元主義を標榜しているので、多彩なセラピストと情報交換をする機会が多く、多分野の知識を得られます。これが当院での多元主義的な統合医療臨床の根底をなしているといえます。
 とはいうものの、ただ雑然と(折衷的に)複数の療法を展開しているわけではありません。そこには自分なりのストーリーがあるのですが、あらためてまとめてなかったので少し整理をしてみたいと思います。
 鍼灸・刺絡・筋膜リリース等のファッシアへのアプローチ、身体を構成する栄養素補充の栄養学的(オーソモレキュラー的)アプローチ、寒熱など気の流れの調整や慢性炎症への対処を中心とした漢方的アプローチ、水分子の状態と考えられる、治癒をもたらす場を形成するホメオパシー的アプローチ、等々。随時、ご紹介していきたいと思います。




tougouiryo at 2020年01月02日08:24|この記事のURLComments(0)

新年あけましておめでとうございます

 新年あけましておめでとうございます!

 いよいよオリンピックの年、2020となりました。昨年の身心工房リボンの誕生から、当院も多元主義による多職種連携の具体的実現に乗り出しました。これを受けて、今年は更なる統合医療臨床の発展をしていきたいと思います。
 本年は、オープンダイアローグとジャングルカフェの充実、ハイドロリリースをはじめとしたファッシア理論の実践と展開、ポケットエコーの統合医療臨床への応用などを実現していきたいと思います。またジャングルカンファレンスも沖縄、新潟、群馬、名古屋などとのスカイプ会議を実現していきたいと思います。

 新年の診療は4日正午から、電話受付を開始いたします。統合医療による診療を希望される方のご連絡をお待ちしております。

 本年もよろしくお願い申し上げます。




tougouiryo at 2020年01月01日00:00|この記事のURLComments(0)

本年も皆さまには大変お世話になりました

 本年も、もうわずかになってまいりました。年の瀬のぎりぎりに、一報の訃報がメールに入ってきました。内輪の連絡の段階なので、お名前などの公表は差し控えさせていただきますが、私がこの統合医療の世界に入るきっかけともなった先生ですので、ここにも記録させて頂きたいと思います。

 まさに統合医療の巨星といって過言ではない先生の訃報に接し、更なる統合医療への精進を誓う年の瀬となりました。

 統合医療は、様々な補完代替医療がひしめく折衷料理のような段階から、どのようにその統合体としてのアウトラインを示せるかという段階に達していると思います。学問の諸領域や、世界の諸地域において、次々と進展を見せる中、「統合医療2.0」の達成に向けて、ダイアローグなど連携の哲学を中心に精進していきたいと思います。

 本年も皆さまには大変お世話になりました。来年もよろしくお願い申し上げます。

tougouiryo at 2019年12月31日18:19|この記事のURLComments(0)

昨日は忘年会でした

 昨日は新橋にて、当院の忘年会でした。関連の方々のご参加(遠くは鹿児島から参加して頂きました!)により盛況のうちに一年を締めくくることができました。

 今年は従来の体制を改革し、身心工房リボンとして治療家の先生方と、コラボという形で連合をくむという取り組みを開始しました。また基礎医学の学習会も充実し、オープンダイアローグの取り組みも開始することもできました。ジャングルカンファレンスも、沖縄支部が開設され、スカイプを通じてリアルにカンファレンスができるようになりました。この方式は、今後、新潟、群馬と拡充する予定で、関西支部、中京支部なども開設されれば、逐次拡大予定となっております。来年からの展開が楽しみです。

 明日30日は、本年最後の診療日となります。若干の余裕がありますので、予約可能です。診療をご希望の方はお早めにお電話ください。また新年のご予約や変更等のご連絡は、明日までによろしくお願いします。正月休みとしては、31日、1日、2日、3日となります。4日は正午からの開始となります。




tougouiryo at 2019年12月29日19:25|この記事のURLComments(0)

「花粉症は治る病気です」出版されました!



 ホメオパシー医学会でかつて、花粉症のレメディの効果を、多施設の二重盲検法にて検討しその有効性を証明した朴澤先生の電子書籍が出版されました。この二重盲検研究の時も当院は、研究施設として協力させて頂きました。
 こうしたことから当院も、本書で連携施設として掲載されております(電子書籍のためまだ確認していないのですが…スミマセン)

 朴澤先生と同じレメディを用いて例年、花粉症のレメディとして当院でもその効果を実感しております。本年も早々に、花粉症のレメディ希望者が出ておりますので、すでに大量にスコットランドより輸入しました。スギ・ヒノキともにレメディの準備万端です!

 このレメディは年年その効果が蓄積されていくようで、3〜4年経過した患者さんは明らかに前年よりも症状の経過が顕著にみられます。この傾向は、初めの年では、はっきりしない方も多いのですが、2年3年と経過するうちに、明らかに、使用していない人との差が出てきます。

 大きな副作用もなく、非常に有効な方法ですので、ホメオパシーに対して「アレルギー」がある方にも是非おすすめしたい治療法です。

tougouiryo at 2019年12月17日06:00|この記事のURLComments(0)

疲れの取り方、発売中!



 私が監修し、朝野ペコさんによるイラストの「365日やさしい疲れの取り方」が出版されました! 学会開催日には間に合いませんでしたが、現在、アマゾンにて購入可能ですので、是非、どうぞ。関係者の方は、クリニックにても販売しております!「いいこと大全」に次ぐ、「かわいいシリーズ」です。おっさんなのですが、どうしてか、こういうかわいい系のお仕事の依頼が増えている傾向にあります(笑)

tougouiryo at 2019年12月16日06:00|この記事のURLComments(0)

鹿児島での統合医療大会が終了しました!

 無事に本年度の統合医療学会(鹿児島大会)が終了しました。本年は、多職種連携をテーマとしたシンポジウムと、ジャングルカンファレンスからはたくさんのポスター発表を提示しました。

 当学会の理事に就任して初めての大会でしたので、開催前の理事会や親睦会から始まり、例年より長い開催期間のような実感がありました。個人的には関隆志先生や山口孝二郎先生と親しくお話しさせて頂き、ご当地のお寿司の名店までご一緒させて頂き充実した大会になりました。

 また大会前後から現地入りしていたので、城めぐりも「鹿児島城」は言うに及ばず、「志布志城」「知覧城」といった南九州の独特の縄張りを持つ城郭をめぐることが出来たので、これもまた大きな収穫でした。また終了後、ジャングルカンファレンスのメンバーと共に、特攻隊出撃の地として知られる「知覧」に赴き、数々の特攻の兵隊さんを見送った「冨屋旅館」に宿泊し、当時の食堂や座敷、建物の中で、統合医療についてもいろいろと語ることができました。

 いろいろと盛りだくさんでしたので、しばらく本調子に戻らず、また残務が山積していたので、こちらの更新も久しぶりとなりましたが、また、復活しますのでよろしくお願いいたします。




tougouiryo at 2019年12月15日19:35|この記事のURLComments(0)

本年のポスター発表題名

 今週末の鹿児島での統合医療学会のご紹介です。ジャングルカンファレンスの仲間たちのポスター発表内容を少しご紹介します。以下、演題名をご紹介します!

モルフォセラピーによる変形性股関節症が改善した2症例(西岡裕先生)

骨盤底筋を中心とするインナーユニットを強化することによる女性の機能改善度、満足度についての検討(三村博子先生)

鍼灸パルスと徒手療法による筋緊張緩和が背部の掻痒感を緩和した一症例(阿部英雄先生)

リフレクソロジーにより足部形態は変化する(佐藤公典先生)

アトピー患者における「信じる力」(アンケート調査から見えてきたアトピー患者の心情)(川浪さくら先生)

心的外傷による問題が脳機能トレーニング並びに心理カウンセリングによって改善した一症例(渡辺光理先生)

「気」に関するアンケート調査からみえるメンタル疾患の傾向について(天野智樹先生)
総合健康フェスタに参加した専門家の「統合医療」に関する意識調査(天野智樹先生)
 

tougouiryo at 2019年12月06日05:00|この記事のURLComments(0)

多職種連携シンポジウム

 鹿児島での統合医療学会の担当するシンポジウムをご紹介します。多職種連携をテーマに、開業医、勤務医、公立診療所、経営コンサルタントのそれぞれの立場から、その実際の取り組みを紹介して頂きます。また多職種協働にかんしての、WHOの見解なども群馬大学多職種連携センター准教授の松井先生にお話しして頂く予定です。12月8日13:10〜開催予定です。



多職種連携による新たな医療モデルの構築 〜統合医療臨床のための多職種協働のあり方を求めて〜

(1)自由診療型統合医療クリニックにおける多職種連携の在り方の模索(小池)

(2)当院のがん診療における標準医療・緩和ケアを含むホリスティック医療の実際(帯津三敬病院・原田美佳子先生)

(3)ごちゃまぜカンファレンス(多職種連携勉強会)の取り組み(読谷村診療所・多鹿昌幸先生)

(4)ジャングルカンファレンスと多元医療研究会(経営コンサルタントIMCI理事・山本広高先生)


tougouiryo at 2019年12月05日05:00|この記事のURLComments(0)

脳機能のサプリメント・統合医療

 脳機能についてのサプリメントなどの統合医療についての関心が高いようですので、以前のものに加えて追加しておきましょう。

 まずは代表的なものとしてはフェルラ酸です。米ぬかに含まれる成分で、強い抗酸化作用があるといわれている物質です。近年の研究では、アルツハイマー病の原因と目されるタウタンパクのリン酸化を低下させることで認知症の予防をするとされています。実際に使った感じですと、予防もさることながら、嚥下機能の回復に顕著な効果を見せるようです。フェルラ酸を使い始めた当初は、かなり著明に効果が出た患者がいてびっくりしたのを覚えています。印象的だったのは、胃ろうの検討をされていた患者さんが、口から再び摂食可能になった例までありました。

 フェルラ酸と匹敵するくらいの人気サプリがルンブルクスルべルス等の赤ミミズ由来酵素のサプリです。軽い瘀血症状から、血栓形成のような症状まで、漢方との併用で多くの効果をあげてきました。桃核承気湯や桂枝茯苓丸などと併用し、休み休み歩かざるを得なった間欠性跛行の方が、これにより普通に歩くようになったのは驚きでした。

 その他でも、最近は睡眠に関してのメラトニンの効果も注目しています。様々な精神状態と睡眠との関連は思った以上に大きいようです。メラトニンによる直接効果なのか、良質の睡眠をとることにより体調全般が改善したのか、機序は不詳ですが、テアニンやGABAとの併用で非常に高い効果を発揮するようです。
 またレシチンの構成要素である「コリン」も非常に有効な印象があります。患者さんの実感としても、物忘れが減った気がするなど記憶や学習能力に関しての良い感想が聞かれます。

 これまでもたびたび話題にしてきたものとしては、老化を一つの酸化として捉えればビタミンCは不可欠な栄養素といえるでしょう。またコレステロールのところでも言及した、ナイアシンについては、老け込みの予防や記憶力の回復についての報告がなされています。脂質異常の改善から血管系へ有効な機能をもっていることから、これも言われてみれば当たり前のような気もしますね。であれば、抗酸化としてビタミンEなども合わせるとより効果的でしょう。そのほかにも分子栄養的にはいろいろな可能性がありそうです。
 また改めて、認知症についてのサプリメントについては説明することにしましょう。

tougouiryo at 2019年12月04日06:00|この記事のURLComments(0)

新刊出版されます! SELF CARE BOOK 365日やさしい疲れのとり方

 今月の11日に、新刊が出版されます!以前出版した「いいこと大全」に似た感じの、イラストが多い感じの読みやすい「疲れの取り方」をテーマにした本です。

 この本も、多元主義とプラグマティズムを基盤にして(とは気づかれないでしょうが・笑)いろいろな方法論が楽しいイラストで紹介されています。ぜひご覧ください。




tougouiryo at 2019年12月03日06:00|この記事のURLComments(0)

今週末は鹿児島にて第23回日本統合医療学会です

 今週末12月7日と8日は、鹿児島にて第23回日本統合医療学会です。IMJ鹿児島支部長の吉田紀子先生が大会長で、かごしま県民交流センターにて開催されます。統合医療に関心のある方、お近くの方、是非ともご参加ください。

 当院は、開催前の理事会や、当地での関連団体との交流があるため木曜日から休診になります。ご予約やお問い合わせなどは、受付業務は通常通り機能しておりますので、お電話にてお願いいたします。

 今回は統合医療カンファレンス協会としてポスター発表が採択されたのに加え、多職種連携をテーマにシンポジウムを一つ担当させて頂きました。私は当院の紹介に加え、ジャングルカンファレンスの立ち上げに関して多職種協働のあり方を発表する予定です。

 以下、我々の統合医療に関しての考え方が述べてありますので、是非ご一読ください。








tougouiryo at 2019年12月02日06:00|この記事のURLComments(0)

分子栄養学・ナイアシンについて

 前回、コレステロールについて述べたので、その補足です。コレステロール低下に伴って、コエンザイムQ10追加が望ましいと書きましたが、低下のために用いられる代表的なサプリが紅麹です。もともとは食用色素として用いられているものですが、スタチン系と類似の効果を及ぼすことから、サプリメーカーでは売れ筋商品のようです。

 加えて、栄養としてはナイアシンが注目されています。いわゆるビタミンB3ですが、分子栄養学(つまり大量ビタミン)的な使用方法ではありますが、善玉(HDL)コレステロールを増加させ、悪玉(LDL)コレステロールと中性脂肪を減少させる効果があります。ナイアシンには他にも、関節の痛みや、皮膚炎など様々な効果が報告され、分子栄養学という分野においては代表的な栄養素といえます。加えて精神疾患などにも応用される用途の広いものですが、ヒスタミンの遊離を誘発することから、やはり専門家の指導のもとの用いるのが安全です。

 通常は運動と食事を気を付けて、それでも下がらなければ薬剤を、といった対応が多いようですが、それ以外にも方法があるということ述べてみました。新薬ではなくても従来あるような物質を、その用い方を工夫すれば、色々なものに効果をあげることが出来るという例で示しましたが、分子栄養学(オーソモレキュラーともいわれます)という分野では、他にもビタミン、ミネラルの更なるさまざま使用法が展開されています。

 漢方や鍼灸、整体、ホメオパシーなどの代替医療の諸方策に加えて、統合医療における大きな分野といってよいでしょう。

tougouiryo at 2019年11月30日07:18|この記事のURLComments(0)

コレステロール、動脈硬化について一言

 最近特に、コレステロールについて、診療においても聞かれることが多くなってきました。コレステロールが高いと心筋梗塞が増えるということから、早めの服用を勧められることも多いようです。虚血性心疾患の再発防止については、そのエビデンスから確かにその方がよいでしょう。

 しかし、いわゆる基準値からのちょっとした逸脱、ですと難しいところで、受診している医療機関によっても説明の仕方のニュアンスが異なってくるようです。特に閉経後の女性のコレステロール高値については、様々な要因が絡むので少し事情が複雑です。つまり本人が困っている症状により、選択の余地があるというのが実情です。

 動悸があったり、いわゆる更年期的な症状との絡みや、筋肉のひきつりなどの症状も同時にあることが多いので、本人の「困っていること」との調整が必要になります。これは代表的な処方薬であるスタチン系が、生体のエネルギー産生において不可欠なコエンザイムQ10の生成を抑制することと関連します。コエンザイムQ10は、十分とることで美容のみならず、時に心臓の動機などの深い症状も改善することが多いのでなおさらです。

 これはスタチン系薬剤のみならず、コレステロールを低下させるものであれば天然由来であっても、同様の機序が考えられるため(別な機序のものもあります)Q10の低下は考えられるので、同時にコエンザイムQ10のサプリメントによる服用がお薦めとなります。また動脈硬化抑制を考えるのであれば、その他にもサプリメントなど対策があるわけです。というわけで、個々の例についてはやはり専門の医療機関に相談されるのがベストということになるのです。


tougouiryo at 2019年11月28日06:53|この記事のURLComments(0)

リーキーガット症候群

 脳と腸の相関が話題になって久しいですが、栄養の観点からも腸管の重要性はいうまでもありません。腸内環境の悪化の代表疾患とも言える「リーキーガット症候群」において、血液脳関門おいても同様の症状が起こりうることが話題になっています。つまり、腸だけではなく、脳内においても細胞間の「漏れ」が生じているというわけです。

 腸内環境改善に関しては、当院でもプロバイオティクスを4種類程度分けて用いていますが、加えてバイオジェニックという枠で「アルベックス」などの積極的な環境整備的なサプリメントも活用しています。分かり易くい言うと善玉菌に有効な環境を整備する、といったところでしょうか。そのほか食物繊維の摂取も重要で、当院ではグアガムを扱っています。これらに加えて、リーキーガット症候群においては「カンジダ」の関与が注目されています。脳腸相関からも統合失調症患者にカンジダの増殖が見らえるという報告などもこれを示唆するものといえるでしょう。

 膣カンジダや爪白癬、さらには自己免疫疾患や慢性的な皮膚疾患を有する方の一部に、カンジダの腸での異常増殖があり、これがリーキーガット症候群を発症させているわけです。そうした視点から腸管に深く入り込んだカンジダを除去する目的のサプリメントも米国では開発されており、当院でも米国の医師専用のものを輸入して処方しております。そしてこれらはあらゆるサプリメント(もしくは漢方も!)の吸収にも大きく関連するので、統合医療全般を見渡した時にもとても重要なこととなるのです。

今回はカンジダと
リーキーガット症候群について考えてみました。







tougouiryo at 2019年11月17日18:49|この記事のURLComments(0)

今週は勉強会とジャングルカンファレンスです

 今週14日木曜日は、定例のジャングルカンファレンスです。鹿児島での統合医療学会の前のカンファレンスになりますので、発表予定の方はなるべく参加するようにしてください。参加申し込みは、統合医療カンファレンス協会HP(11月開催分)まで。

 翌15日金曜日の勉強会のお知らせ(関係者のみ対象)。今回は体表解剖の3回目でボディナビゲーションの体幹部をやります。具体的には、前回の残りの「足部」からはじめ、4章「脊柱と胸郭」を中心に、頭頚部と骨盤部の復習をする予定です。

具体的には、以下の「トレイル」を中心に、自分で実際に自分の身体を触って予習してきてください。
4章 正中線稜、横断道、項部、隠れた大通り、胸骨稜、でこぼこ道
5章 球形一周、顎の遠足、馬蹄トレック
6章 骨盤部の復習



 また今週金曜日はオープンダイアローグ開催予定です。出席予定者はオープンダイアローグについて少し見ておくとやりやすいでしょう。





 

tougouiryo at 2019年11月11日13:00|この記事のURLComments(0)

ファシアの健康番組と刺絡治療

 先日、NHKの健康番組で「ファシア」が取り上げられていました。我々の勉強会では「ファッシア」と言っていますが、まあどちらも「筋膜」の訳なわけです。番組では美容をメインに展開されていましたが、それにとどまらない今後の展開が期待される重要な身体の考え方です。
 これまで、筋肉や骨格、内臓などいわゆる「実」が話題となることばかりだったのですが、「それ以外」にだんだんと注目が移ってきているのでしょう。番組では、ファッシアに向けての「ハイドロリリース」の様子なども紹介されており、今後ますますこうした番組での取り上げられることが増えていくでしょう。

 ファッシアに興味を持つのは、当院での治療のメインでもある「刺絡」や「ハイドロリリース」の理論的基盤になるからです。ハイドロリリースはまさにエコーを見ながら、ファッシアを狙うわけですからそのものズバリ、なわけです。
 これに対して刺絡はどうしてなのでしょうか。これまではなんとなく、末梢の毛細血管での「瘀血」を対象にした鍼治療の一つというとらえ方をしていたのですが(それでもまちがいではないのですが)、なぜこれほどまでに即効性をもって疼痛などに効果があるのか、そしてそもそもどこから「瀉血」しているのか、などいざゆっくりと考えるとわからなくなってくる問題は少なくありません。
 これに対して、ファッシアに含まれる毛細血管の停滞部(細絡)と考えると、その治療対象が明確になってきます。加えて、経絡の流れをアナトミートレインとして考えると、その流れはファッシアにテンションがかかったものそのものであるので、経絡上の瘀血と考えて矛盾しません。
 
 ファッシアを中心にこれからの健康への考えを展開すると、まさに瘀血、刺絡、という概念がさらに重要になってくることでしょう。ただの結合組織としてのとらえ方から、統合医療全般を改めて再考させる重要な概念としてより注目していきたいと思います。
 また慢性的な疼痛の方には、きわめて重要な考え方となっていくことでしょう。お困りの方は、このファッシアにおける瘀血という視点での治療が、大きな可能性をもたらすことは間違いないでしょう。









tougouiryo at 2019年11月09日06:00|この記事のURLComments(0)

対話型ファシリテーション

 今月はジャングルカンファレンスです。11月14日木曜日、いつもの代々木ウィルワンアカデミーですので、ぜひともご参集ください。最近は、JCに加えて、ジャングルカフェやオープンダイアローグなどいろいろな方法論をもちいて、開催することが多いので、ファシリテーションについていろいろと読んでいます。
 そんな中でも気になったものがこれ。



 メタファシリテーションという技法を分かり易く解説している手引きなのですが、これが内観療法ととても似ていることに驚きました。「なぜ?」や「どうした?」という質問を封じることで、相手の気づき促すというものなのですが、内観の3原則、してもらったこと、してかえしたこと、迷惑をかけたこと、を尋ね、迷惑をかけられたことという質問を意図的に外すというところが一脈通じます。また質問の過程も、事実関係を聞いていくということを徹底するなど、基本的な方針も似ていると感じました。また「問題は何か、誰の問題なのか」という点を強調するところは、最近特に気になっていた視点だけにとても共感できました。
 意図的に何かを聞かない、ということが大きく相手の気づきを促進するということをあらためて感じさせられました。

tougouiryo at 2019年11月07日09:08|この記事のURLComments(0)

認知症の関連サプリ・漢方

 認知症関連のサプリや脳機能サプリについて聞かれることが最近多いので、少し書いてみたいと思います。どうしてもこの方面は薬剤が充実しているとは言い難い分野ですので、サプリの併用が期待される領域でもあります。とりわけサプリや漢方などいろいろなものを積極的に取り込んで、高い成果を上げているコウノメソッドなどの取り組みが、良い例でしょう。

 通常の医療では、どうしても限界が来てしまう分野には、当然のようにこうした統合医療的な取り組みが現れるように思います。

 比較的知られているものとしては、フェルガードや抑肝散でしょうか。前者は特に、認知症に加えて嚥下障害(飲み込みにくさや誤嚥)などに特に効果的であると感じます。味も飲みやすく、あまりトラブルなく使用できるサプリだと思います。抑肝散は、認知症特有の怒り易さに効果的です。これは高齢の方に関わらず、いらいらして仕方ない、切れそう、といった状況において頓服でもとても効果があります。
 これらに加えて、脳血流の改善効果としては、微小循環での血流不全があった場合、ルンンブルクスルべルスという酵素を含んだ赤ミミズ由来のサプリも注目されています。これは軽いASOなどの間欠性跛行などを示す症状にも効果的で、痺れなどにもよかった経験があります。このサプリを推奨している栗本慎一郎先生から伺った話では、視野が広がるという経験談が多いそうです。運転中など、側方で以前気づかなかったもの(自転車や障害物)を察知する能力があがったというものです。

 漢方薬にも組み合わせによってさらに効果的なものも多いのですが、あまり話題に上がらないものとしてはホメオパシーも忘れてはなりません。ドクニンジン由来の Conium maculatum はその代表でしょう。加齢による認知症だけでなく、各種悪性腫瘍(とりわけ泌尿器系)に効果的とされています。老齢による抑うつ的な症状にも良いでしょう。
 そして以外に忘れられがちなのは、やはり栄養です。肉をガシガシ食べるご老人に認知症が少ないように感じるでしょう。糖質過多から認知症が進展する危険性も指摘されて久しいです。それ以外にも、ビタミンB群をはじめとして各種ビタミン・ミネラルの不足も大きく影響します。マルチビタミンをベースにして不足分を補うとともに分子栄養学的視点からも積極的に補充していくことが大切です。

 ここに挙げた例は、当院ですべて扱っておりますが、やはり各人によって大きく異なるのが実際です。認知症の統合医療的なアプローチに詳しい医師のアドバイスや指導に従うのがもっとも安全で効果的だと思います。いろいろな脳トレがありますが、訓練だけでなく、材料補充も時に見直してみてはいかがでしょうか。

tougouiryo at 2019年11月04日06:00|この記事のURLComments(0)

グリーンフラスコの講演会に参加してきました

 先週は鍼の講習会の後、林真一郎先生のご招待でグリーンフラスコ主催の安西先生の講習会に、タイ古式マッサージの藤井先生と参加してきました。
 アメリカの医療事情と統合医療の動向を、分かり易く講義して頂きました。安西先生とは以前にゆっくりとお話しさせて頂いたこともあり、今回の講義はさらによく理解することができました。また以前
、ツムラで勤務されていたこともあり、私の漢方(古方)と刺絡の師匠の小川新先生と面識のある方なので、漢方の昔の話なども分かっているので、統合医療についての説明もすっと理解できました。

 講演後は林先生のハーブショップ、グリーンフラスコにお邪魔してから帰宅しました。自由が丘というところにはこれまで縁がなかったのですが、都ともきれいなおしゃれな街だということが理解できました!



 
tougouiryo at 2019年11月03日07:15|この記事のURLComments(0)

学習する身体

 ジャングルカンファレンスをしているので、様々な分野の療法家からお話を聞く機会が多いのですが、そうした時に分野によって違う体感をすることが少なくありません。おそらく得意分野により、その人独特の身体感覚ができているためなのでしょう。
 一方で、何かを学ぶときにはどうしても得意なものと、不得意なものが出来てしまうのも事実。得意だったり好きなものなら、体もあまり違和感なくその対象に向かうのですが、そうでないものには、何か独特の違和感を覚えるのも事実。
 人はおそらく何か学習するときに、その対象に特異的な身体の反応を予め用意するのかもしれません。得意でないものを仕方なく、ずっと学んでいるとふと好きになる瞬間もあります。そうなると、以前の身体の感覚と、少し自らが変わった感じがしていることに気づきます。つまりこちらの側が、受け入れやすいような身体へと変容したと考えることができるのではないでしょうか。
 これを自在にすることは容易ではないのでしょうが、対象となる分野や学問を得意としている人の身体感覚になってみる(つまりはなったようなイメージをしてみる)と習得しやすいような気がします。
 私は内科系なので、整形外科的な立体的イメージがとらえにくいのですが、そうした領域が得意な人がやはりカンファレンスや仲間内にはおおいので、そうした人たちになったようにしてみると少し違うような気がします。
 学習方法について少し思いついたので、漫然と備忘録的に記してみました。

tougouiryo at 2019年10月21日06:00|この記事のURLComments(0)

先週はホメオパシー医学会でした

 先週の日曜日は、台風19号通過後に、ホメオパシー医学会が開催されました。私も、発表はしなかったのですが教育講演の司会でしたので、参加してきました。

 当院でも私がホメオパシー専門医であるので、希望する方が来院されるとレメディを処方しています。一般には、統合医療の医者?、鍼の医者? 漢方の医者?とやや不明な捉え方をされることが多いのですが(笑)、ホメオパシーの医者でもあるのです。特にホメオパシーは、国内ではやや誤解された感が強いのですが、海外では結構メジャーなので、海外居住の方で時折帰国されるというかたがネットなどを見て来院されます。(ホメオパシーに関するご相談はこちら

 学会の私の担当した演題は、板村理事によるホメオパシーのエビデンスについての講演で、国内の誤解している方にはぜひ聞いてもらいたい内容でした。学術会議のホメオパシー否定の根拠として提出された論文のその後の顛末についてです。内容については、効果なしというような解釈がされているものの、そうした論文の解釈の是非が継続して論じられ、効果ありとされるような社会的な動向(ホメオパシーの復権)につながっているというものです。また、レディースクリニックにおけるホメオパシー診療の実際を、レメディ選択に至る思考の流れからたどる講演もあり、大変勉強になりました。(周期律表に基づくショートンのレメディ選択の重要性をあらためて感じました)
 またヨーロッパにおけるホメオパシーの現況のレポートなどもありました。医師、歯科医師、薬剤師のかたでホメオパシーに関心のある方は是非、講習会などに参加してみることをお勧めします。

PRISMA MATERIA MEDICA (日本語版)
Frans Vermeulen
一般社団法人 日本ホメオパシー医学会
2019-05-10



 

tougouiryo at 2019年10月20日18:38|この記事のURLComments(0)

今週の勉強会は「下肢」です 

 関係者向けの連絡です。今週の勉強会は、前回に引き続き、体表解剖学です。今回のテーマは「下肢」ですので、ボディナビゲーション、を中心に自分の体を触っておいてください。余裕があれば『解剖学講義』の下肢のところも見ておいて下さい。



 筋肉の基本的な知識が不安な方は、さらに簡単な参考書を挙げておきます。漫画的な説明にも関わらず、結構詳しく書かれていたりします。進化的な視点もふんだんに入っているので、ためになります。




tougouiryo at 2019年10月17日06:00|この記事のURLComments(0)

中動態の世界と、善の研究

 先月の沖縄でのジャングルカンファレンスの際に、アリゾナ大学PIMAAの同門の濱田先生と統合医療の在り方について議論した時に、ともに重要な理論として挙げたのが「中動態」についての考え方でした。
 この考え方はリボンの「一緒に治る」という思想にも反映されているもので、私も非常に重要な概念だと思っております。
 なぜ、能動態、受動態でない中動態が重要なのか、なぜそもそも文法の話が統合医療の考えにおいて大切なのか。疑問に思った方は是非、下記の書籍をお読みください。対話や会話を重視する新たな医療の考え方の一端に触れられると思います!



 現在、「100分で名著」、西田幾多郎の『善の研究』です。日本独自の哲学という切り口で紹介されることが多い名著ですが、プラグマティズムとの関連は、専門ではない方にとってはあまり知られていません。ジャングルカンファレンスの基本思想でもあるプラグマティズムと関連させながら、読解することも面白いのではないでしょうか。




tougouiryo at 2019年10月16日06:00|この記事のURLComments(0)

寄生生物から脳腸相関を考える

 自由意志というものはあるのか。無意識のついて以前書いたところでもご紹介したのが『心を操る寄生生物』です。文字通り、われわれの心を操り、さも自分で決断したかのように思わせているといった、よく考えると非常にショッキングな内容の本です。

心を操る寄生生物 : 感情から文化・社会まで
キャスリン・マコーリフ
インターシフト
2017-04-15


 コオロギを内部から操り、プールへと飛び込ませる「ハリガネムシ」、感染した人を交通事故に合わせる確率を2.7倍に押し上げる「トキソプラズマ」、人を社交的にさせ感染の機会を増やす「インフルエンザウイルス」、認知症のリスクを増加させる「トキソカラ」・・・いくつもの衝撃的な寄生生物の実態が紹介されています。
 そうした内容の一環として、プロバイオティクスについても言及があり、腸内細菌が、腸内環境の変化を通じて、自律神経としての「迷走神経」を介して(求心性に)脳に影響を及ぼすということも詳述されています。プロバイオティクスがアレルギー疾患などさまざまな疾患の治療に有効なことは、目新しいことではないのですが、寄生生物による介入という視点でとらえると何とも不気味にも感じます。また、脳は腸の出先機関として進化した可能性がある、という記載も常識と逆転した視点で、考えさせられます。
 とりわけ、ピロリ菌については、胃潰瘍から悪性腫瘍までの予防的な効果を述べつつも、グレリンの調整を介して肥満をも調整しているというのです。つまりピロリ除菌により食べ過ぎにつながるというわけです。逆流性食道炎の増加など、負の側面も伝えられてはいますが、体重増加への関連はかなりショッキングなものなのではないでしょうか。

 これらの例を見ても明らかなように、これまでの中枢から末梢という片道的な考えだけではなく、あきらかに末梢から中枢というルートの重要性が示唆されているわけです。
 こうした「脳腸相関」の関連から、腹部の打鍼など腹部への治療的介入が、全身に影響することの理論的な基盤とも考えることが出来そうです。
 横隔膜や上腹部への徒手的な圧迫などの理論的基盤だけでなく、アルベックスやいくつかのプロバイオティクスの内臓的のみならず精神的作用機序を説明するのに、寄生生物は重要な視点を提供しているように感じました。

tougouiryo at 2019年10月15日06:00|この記事のURLComments(0)

基礎医学問題9 解答

9問 解答(3)

(1)水溶性ホルモン(成長ホルモン・インスリン・ガストリン・カテコールアミン等)の受容体は細胞膜にあり、細胞内シグナルタンパク質を活性化し、細胞活動を高揚させる。

§ 

(2)脂溶性ホルモン(副腎皮質ホルモン・甲状腺ホルモン等)の受容体は細胞質や核内にあり、核内において遺伝子を活性化させ、タンパク質合成や細胞増殖を亢進させる。

§ 

(3)下垂体前葉ホルモンには、成長ホルモン・プロラクチン・副腎皮質刺激ホルモン・甲状腺刺激ホルモン・性腺刺激ホルモン(FSHLH)があり、下垂体後葉ホルモンにはオキシトシンバゾプレシンがある。

§ 

(4)副腎皮質ホルモンには、電解質コルチコイド(アルドステロン等)、糖質コルチコイド(コルチゾール等)、アンドロゲンがあり、副腎髄質ホルモンには、アドレナリンとノルアドレナリンがある。


tougouiryo at 2019年10月14日06:00|この記事のURLComments(0)

基礎医学問題9

9問 内分泌系に関して間違っているものはどれか?

(1)水溶性ホルモン(成長ホルモン・インスリン・ガストリン・カテコールアミン等)の受容体は細胞膜にあり、細胞内シグナルタンパク質を活性化し、細胞活動を高揚させる。

§ 

(2)脂溶性ホルモン(副腎皮質ホルモン・甲状腺ホルモン等)の受容体は細胞質や核内にあり、核内において遺伝子を活性化させ、タンパク質合成や細胞増殖を亢進させる。

§ 

(3)下垂体前葉ホルモンには、成長ホルモン・プロラクチン・副腎皮質刺激ホルモン・甲状腺刺激ホルモン・性腺刺激ホルモン(FSHLH)があり、下垂体後葉ホルモンには、パラソルモン・バゾプレシンがある。

§ 

(4)副腎皮質ホルモンには、電解質コルチコイド(アルドステロン等)、糖質コルチコイド(コルチゾール等)、アンドロゲンがあり、副腎髄質ホルモンには、アドレナリンとノルアドレナリンがある。


tougouiryo at 2019年10月13日06:00|この記事のURLComments(0)

甲野先生新作DVDです

甲野善紀 技と術理2018 - 呼吸を消す [DVD]
甲野善紀
株式会社夜間飛行
2018-10-08


甲野先生のDVD2019年版が発売予定です。上記は2018年版ですが、2019年版のテーマは「教わることの落とし穴」です。すべての領域の指導者・教育者必見!、とあります!

tougouiryo at 2019年10月12日06:00|この記事のURLComments(0)

明日は休診となります

 明日、10月12日(土曜)は台風の影響を考え、休診とさせていただきます。受付も休みになります。
 なお本日、金曜日は通常通り診療しておりますので、お問い合わせなどは本日中にお願いいたします。




tougouiryo at 2019年10月11日07:00|この記事のURLComments(0)

当院のサプリ紹介(脳機能関連)


 認知症関連のサプリが最近はどんどんと充実しています。最初に意識したのは、フェルラ酸(フェルガード)を知った時からなのですが、これも現在ではずいぶんとメジャーになってきました。

 使い始めた当初は、かなり著明に効果が出た患者がいてびっくりしたのを覚えています。胃ろうの検討をされていた患者さんが、口から再び摂食可能になった例までありました。現在でも、多くの方にフェルラ酸を引き続きだしております。

 それと匹敵するくらいの人気サプリがルンブルクスルべルス等の赤ミミズ由来酵素のサプリです。軽い瘀血症状から、血栓形成のような症状まで、漢方との併用で多くの効果をあげてきました。休み休み歩かざるを得なった間欠性跛行の方が、これにより普通に歩くようになったのは驚きでした。

 その他でも、最近は睡眠に関してのメラトニンの効果も注目しています。様々な精神状態と睡眠との関連は思った以上に大きいようです。記憶に関するサプリ(コリン関連)と併せて、神経・精神系のサプリの発展に注目したいと思います。

 そんなことを考えながら過去記事を見ていたら、4年も前から、同じような情報を発信しておりました(笑)。以下、栗本慎一郎先生との対談前に書いた四年半前の記事です。再掲しますのでご覧ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 来週は栗本慎一郎先生との対談が予定されています。栗本先生のルンブロキナーゼは当院でも取り扱っていますので、脳梗塞と線溶系についての内容になると思います。
 
 栗本先生自身が脳梗塞になったのを機に、このミミズの酵素の研究にはいったというわけですが、これに限らず昨今は、いわゆるサプリでも効果のはっきりとした物が増えてきたように思います。

 脳関係でいえば、やはりフェルラ酸がその代表格でしょう。医薬品でないから効かない、というような いまだに杓子定規な考えの医療者も少なくありませんが、これからは少しずつそうした認識も変わっていくのではないでしょうか。年配の先生方の変化というより、若い先生方が偏見をもたなくなって少しずつ変わる・・・というような変化の仕方をしていくことでしょう。

 医療もだんだんと、自然に統合医療化していくのだと感じています。そのうち、ジェームズが「プラグマティズム」の中で述べているように、「そんなの当り前だ」という日が遠からず来るのでしょうね。


 

tougouiryo at 2019年10月11日06:00|この記事のURLComments(0)

基礎医学問題8 解答

8問 解答(3)

(1)血液-脳関門は、血管内皮細胞星状細胞がもつ選択的物質透過機能によって形成される。

§ 

(2)シナプス細胞の興奮が、シナプス部まで来ると、シナプス小胞の開口分泌を誘発し、神経伝達物質がシナプス間隙に放出される。これがシナプス細胞の受容体に結合し、興奮を誘発する。

§ 

(3)交感神経節前線維は、交感神経幹や腹腔神経節、上・下腸間膜神経節でニューロンを変え、節後線維となり動脈にまつわりつきながら効果器官へ向かう。副交感神経は、脳神経(動眼・顔面・舌咽・迷走神経)と仙骨神経が節前神経となり、効果器官の近傍の神経節でニューロンを変え節後線維となる。


tougouiryo at 2019年10月10日06:00|この記事のURLComments(0)

基礎医学問題8

8問 神経系に関して正しいものはどれか?
§ 

(1)血液-脳関門は、血管内皮細胞と希突起膠細胞がもつ選択的物質透過機能によって形成される。

§ 

(2)シナプス後細胞の興奮が、シナプス部まで来ると、シナプス小胞の開口分泌を誘発し、神経伝達物質がシナプス間隙に放出される。これがシナプス前細胞の受容体に結合し、興奮を誘発する。

§ 

(3)交感神経節前線維は、交感神経幹や腹腔神経節、上・下腸間膜神経節でニューロンを変え、節後線維となり動脈にまつわりつきながら効果器官へ向かう。副交感神経は、脳神経(動眼・顔面・舌咽・迷走神経)と仙骨神経が節前神経となり、効果器官の近傍の神経節でニューロンを変え節後線維となる。


tougouiryo at 2019年10月09日06:00|この記事のURLComments(0)

日本統合医療センターのご紹介

 当院は、隣接する連携施設である「身心工房リボン」との協働して、「日本統合医療センター」として本年より活動しております。今回は、その協働の様子を、ご紹介したいと思います。

 統合医療についてはいろいろな考え方が並列しており、細かな議論をしていくときりがないので(笑)、当院での考えを述べますと、それは現代医療やその周辺のさまざまなセラピーなどとの連携により、患者さんないしはクライアントさんが「治っていくシステム」と考えます。
 つまり、どのような治療法が良いのかわからない、もしくは、そもそも自分にとって治療が必要なのか、といった根本的な質問から、どのような治療法(セラピー)が自分に合うのかなど、抱く疑問は人それぞれ。これに対して、当院では信頼できるセラピストさんたちと連携して「身心工房リボン」を立ち上げました。

 当然、医療的な問題をかかえる方は当院(小池統合医療クリニック)で、また、リラックスや日々の身体の調整やら、よろず相談の方は連携するリボンへご紹介、といった形式が主になります。

 リボンの現在の布陣を少しご紹介しましょう。

 受診に関する疑問や不安などについてお話しを聞く「コンシェルジュ」のような役割と、アトピーカウンセリングやヨガを担当している、川浪さくらさん。私の秘書として当院のFBも担当して頂いております。ぜひFBの「秘書だより」もご覧ください。

 身体調整やスポーツ整体など、鍼灸や整体の視点から身体調整を行う阿部英雄さん。驚きの動画数を投稿するカリスマユーチューバ―でもあり、全国から阿部ファンがいらっしゃいます。

 足のリフレにより、全身の不調へとアプローチする「アシガル屋」を率いる佐藤公典さん。私と「ふくらはぎ」の共著者でもある大谷由紀子先生も認める高い技術とラジオのDJも務める人気者です。

 タイ古式マッサージを担当する、二児の母でもあるテノヒラ主宰、三村博子さん。他にも植物療法にも造詣が深く、最近はご自身の出産経験から骨盤底筋レッスンに力をそそいでおられます。

 ブレインシンメトリーを用いてトラウマ解消を目指す、渡辺光理さん。NLPにも精通し日本脳機能トレーニングセンターを主宰されながら、システム技術者としても活躍される多才なセラピストさんです。

 そのほかにもジャングルカンファレンスに参加するたくさんのセラピストさんとの連携を取りながら、当院は診療を行っております。代替医療についてのこうした相談も受け付けておりますので、是非お気軽にご相談ください。
 

tougouiryo at 2019年10月08日06:00|この記事のURLComments(0)

クルミドコーヒー

 先月、これまで一度行ってみたかった西国分寺の「クルミドコーヒー」に行ってきました。独特な主張のある建物に入ると、階段を上がった二階に案内され、座るとやはり「クルミ」が置いてありました!
 これまですぐ近くの居酒屋には何度か来たことがあるのですが、これほどまでに近くあるとは知りませんでした。また、駅前は店主のご著書にもある通り、たくさんのチェーン店のコーヒー店が立ち並んでいました。そうした条件のところで一杯650円のコーヒーを自らの主張のもとに提供する、という雰囲気を味わうことができました。
 伺った時間が19時前ということもあり、店内は2〜3組のお客さんのみで静かな雰囲気でした。独特の入り組んだ構造で、静かにコーヒーを味わうという感じがにじみ出ていました。それにしても、特別に立地条件が良いというわけではないこの場所で、自らの考えを展開し、人気店となるというのは本当にすごいですね。いろいろと今後のクリニックやジャングルカンファレンス、そしてこれから展開するジャングルカフェの在りかたを考えさせられました。
 自らの考えはあるものの、なかなか一般的ではない形態のものというのは、理解してもらうのにもかなりの時間を要するものです。特に医療に関しては、(美容などを除けば)ほぼすべてが保険制度下が前提ですから、他分野のものとは比較にならないほど分かりにくいことでしょう。それでも「健康」というものは誰にとっても本来は最も切実なもののはず。「一緒に治る」という中動態で表す我々の目指す医療の在り方を少しでも知って頂けるよう、色々と思考を巡らす日々です。



tougouiryo at 2019年10月07日06:00|この記事のURLComments(0)

診療内容の紹介(診療内容が多彩なワケ)

 よく多職種連携の関連の話をしたときなどに、クリニックはどのような方がいらっしゃるのですか?とか、どういった症状の時にかかればいいのでしょうというご質問をいただきますので、ご紹介したいと思います。
 答えは、どなたでも、どのような症状でも、です。現代医療は細かく細分化されていますので、こうした答えですとかえって不安になる方も少なくないかと思いますが、通常の保険医療ですと、時間の関係からなかなかゆっくりとした時間をとることは難しいと思います。

 これに対して、まずは治療すべきなのか、そもそも何科に行けばいいのか、いく必要はないのか、セルフケアで出来ることはないのか、というようなことを「一緒に」話し合いながらご提案していく、というのが当院の初診から2回目くらいまでの診療の流れです。
 この形態は、前任であった東京女子医大自然医療クリニック(今は残念なことに閉鎖されてしまいましたが)での診察を展開させたものです。女子医大では当時としては珍しく(現在でも稀ですが)代替医療を含めて統合医療的な医療相談を行っておりました。とりわけ、私は診療科の枠は関係なく、雑多な医療相談を多く受け持っておりましたので、現在このような形態になったわけです。

 当時の自然医療クリニックは所長の川嶋先生(現有明医療大学鍼灸科教授)が温めの指導を中心に漢方やホメオパシーを扱っており、テレビ出演も頻繁であったため芸能人を含め有名人が多数来院されておりました。また、講師の班目先生(現青山まだらめクリニック院長)は、当時、がんの自然療法で話題の「安保・福田理論」をベースとした自律神経免疫療法(刺絡療法)を行う(おそらく唯一の)大学病院であったことから、川嶋先生同様、診療予約困難な状態でした。そこに赴任した私は、この両先生のご指名でない方すべての担当となったので、今日のような雑多な(よく言えば幅広い)診療範囲となったわけです。つまり漢方・サプリメントや栄養の相談を中心に、求められればホメオパシーやバッチフラワー、刺絡療法などを行っておりました。これが今日の当院の診療のベースになっているのです。
 それゆえに、特定の療法が看板に挙げられていないので、ある意味分かりにくいといわれるのかもしれません。

 現在は、まずはどうしたらいいのかという相談から。治療やケアのだいたいの方針がきまれば、そこから初めて診察にはいります。それ以降は、メインの診療は刺絡療法を中心に、身体の縮退現象(瘀血やファッシアの癒着)を治療していくことが多くなります。

 さらに身体の癒着などの縮退病変を取り除いても、栄養が不足していれば、適切な修復が起こりにくいですから国内外の良質なサプリメントを取り寄せ、自発的治癒力を賦活します。具体的には、副腎疲労(アドレナルファティーグ)や抑うつ、慢性疲労といった不定愁訴を治療しております。また頭頸部の不調を示す方が多くいらっしゃるので、刺絡療法に加え、前面からの刺絡としての「EAT(Bスポット療法)」も必要に応じて施行しております。

 ファッシアの縮退など、身体の縮退現象に対応するという考え方は、分かりにくい面もありますのでおいおいここで説明していきたいと思います(それほど難解ではないのですが)。今回はなぜ、診療のオプションが多彩になってしまったか、その経緯をご説明しました。

tougouiryo at 2019年10月02日06:00|この記事のURLComments(0)

無意識について少し考える

 本日は久しぶりに甲野先生とお会いします。新しく解説した「身心工房リボン」も少し軌道に乗ってきたところですので、設立メンバー数名とともに立川近辺の居酒屋にて会合です。

 甲野先生にいただいた前野教授との対談本を契機に、前野教授の無意識に関するご著書を読んでみました。


 前野教授の「受動意識仮説」は、哲学における自由意志の問題に対して一石を投ずる問題提示で、とても興味深い考え方だと思います。そしてこの仮説を支持する事象として興味を惹くのが、カリフォルニア大学のリベット教授による実験結果です。それは筋肉を動かす運動神経の指令は、それを意図する脳の活動よりも0.35秒先んじている、というものです。分かり易くいうと、意識で動かそうと「思う」前に、運動の指令がでているという、常識とは反対 順序で事象が進 していることが分かったというのです。
 我々の把握している「意識」だけでは、すべては説明がつかないという衝撃的な結果ですよね。




 意識して考えそして行動する、という当たり前だと思っていたプロセスに疑問が呈されているわけです。自分という確固としたものに対しての疑問ですね。

 これとは少し異なりますが、自分が意図していると思っていたら、そうではなかった、という筋で「寄生生物」にあやつられているという視点もまた衝撃的です。トキソプラズマに感染したネズミは、猫に対して警戒心を抱きにくくなるばかりではなく、人間にも大きく影響している可能性もあり、この感染により男性では規則を破る傾向を強め、疑い深くなり、女性では逆に規則に従い、友好的で社交的になるというのです。まだ当然、仮説としての範囲を超えないとはいうものの、いくつもの実例が示されており、自分の意志、哲学で言う自由意志というものについてゆさぶりをかける内容です。
 様々な要因で、自分の考えが形成されてくる、そこに自分というものはあるのか、考えるほどに混迷していきますね。また、こうした書籍では指摘されませんが、ホメオパシーにおけるマヤズムの問題なんかにも、こうした寄生生物の視点は新展開をもたらしそうです。Medorrhinumや Syphilinumの体質によって引き起こされる衝動的な行動の原因なども何らかの関連がありそうです。この視点からの医学的な考察はまたいつか書いてみたいと思います。

心を操る寄生生物 : 感情から文化・社会まで
キャスリン・マコーリフ
インターシフト
2017-04-15





 自分というものは、どこまで自分なのか。無意識こそが、むしろいろいろなものと接続している。そうしたことを考えると、様々な情報をもたらす、脈診、舌診、腹診といった診察方法から知れる情報の起源の奥深さをあらためて感じます。通常の西洋医学でも同じ部位は見ているのですが、腹部や背部から知れる伝統医学的(統合医療的?)情報の奥深さ、異質さは、全く別次元とでもいえるものなのでしょう。

tougouiryo at 2019年09月26日06:00|この記事のURLComments(0)

クリニック商品のご紹介(IMC美容水)


 当院プロデュースの美容水のご紹介です。関係者の方々や当院に通院されている方には、目新しいものではないのですが、あらためてご紹介です。最近は、隣接の提携施設「身心工房リボン」にお越しの方も増えてきたのにともない、取り扱い商品のご説明の機会も増えてまいりましたので、ここでアマゾン出品のサイトを挙げておきます。



 この美容水は、当院の開院直後頃から取り扱ってきたのですが、商品の評判が良かったにもかかわらず製造業者のさまざまな事情から、いくつかの業者を転々とせざるを得ず、しばらくは製品自体が消滅いた経緯がありました。しかし、当院の患者さんをはじめ、ヘビーユーザーの方々の復活を求める熱烈な応援があり、若干の改良を加えて装いも新たに「IMC美容水」として生まれ変わりました。

 この美容水の強みは、AIPCコポリマーによる圧倒的な保水力です。いわば人工の細胞膜ともいえるもので、ワセリンなどのような油性(疎水性)のべたつきがなく、むしろ親水性として性質が強いので、手洗いに対して水分を取り込みさらにしっとりとした感じになるのが最大の特徴です。それゆえに人工血管など医療用として用いられてもいます。
 看護師さんをはじめとした医療従事者の複数回の手洗いに対しても効果が低減しないことから手荒れ防止効果ありとして、大学医学部の材料部からの発表もあるものです。

 一般の方には、現在はアマゾンのサイトから定価での販売のみとなっておりますが、当院に受診されている方には、特別価格にて販売しております(一部診療所や提携セラピールームにおいては販売しております)。なおクリニックにおいては商品購入のみでは対応しておりませんのでご了承ください。

 このほかにも、医師専用の米国製サプリ等も多く扱っておりますので、あらためてご紹介していこうと思います。

tougouiryo at 2019年09月25日06:00|この記事のURLComments(0)

今週末は沖縄ジャングルカンファレンスです!

 今週末は沖縄での統合医療カンファレンスです。土曜日午後からは、読谷村診療所の多鹿先生が定期開催されている「ごちゃまぜカンファンレンス」にお邪魔する予定です。

 多鹿先生は長崎大学をご卒業され、沖縄の中部病院を中心に救命救急医としてご活躍されながら、アリゾナ大学の統合医療プログラムを修了されました。現在は読谷村診療所を中心に、沖縄の地域医療に携わりながら、広く代替医療をも巻き込みながら「ごちゃまぜカンファレンス」を展開されております。

 また、翌日曜日は「沖縄ジャングルカンファレンス」として、場所を変えて開催いたします。詳細は統合医療カンファレンス協会のHPにて告知予定ですので、関心のある方はぜひともご覧ください。なまえはいろいろと違っておりますが、広い意味でのみな「統合医療カンファレンス」です。

 これまで統合医療とは何か、というようなテーマがよく論ぜられましたが、昨今はもうそうした段階ではないようです。実際に臨床に関わっている人たちが中心となって、具体的な問題を議論するいわば「実行段階」です。

 そうした意味でも今年の鹿児島で12月に開催される統合医療学会でのシンポジウムは意義あるものになりそうです(自分で企画したので我田引水なのですが・(笑)・)。臨床における多職種連携の実際を4人のシンポジストにより討論予定です。

tougouiryo at 2019年09月24日06:00|この記事のURLComments(0)

当院の伝えたい事「基礎・臨床・連携」

 本日23日は祝日ですが、通常通り診療しております。ご予約やお問い合わせなどもいつも通りに承っております。

 当院の伝えたい事について少し書いてみたいと思います。統合医療を専門として診療をはじめ12年がたちましたが、まだまだ一般に「統合医療」という考えが浸透したとも思えません。そんな中で、日々、統合医療を実践する毎日です。

 では、自分なりに考えた統合医療の臨床だけで、当院が成り立っているかというとそうではありません。これまでのジャングルカンファレンスや、多元医療研究会、定期開催される勉強会や、学会でのセラピスト向けの基礎的な講習などなど。

 一見するとバラバラなようなのですが、実はある意味で一貫しているのです。それは「基礎・臨床・連携」という言葉で表現できます。

 まず臨床は言うまでもないのですが、これまで現代医療、代替医療を問わず、名医といわれる人たちは独自の路線で自らの方法を開拓してきました。それゆえにかなり個性的であったり、急進的なためあまり一般化しなかったという面も少なくなかったでしょう。また、他の治療家との連携なども個性的であるゆえに難しい面もあったかもしれません。そうした意味で、多元主義を前面に掲げて、多職種連携を進めてきた方向性は間違っていなかったと思っております。それゆえに「臨床」に加えて「連携」が重要なわけです。また統合医療という考え方はまさに「多職種連携」の在り方そのものでもあり、現代医療の最重要課題といっても過言ではありません。

 そして「基礎」について。基礎的なことが大事だというような意味ではなく、治療家を含め、幅広い連携を形成するには、共通の言語が必要になります。また、一般の方々に対して混乱を与えないという意味でも基礎医学的な視点を理解して説明するという姿勢は現代では不可欠でしょう。
 これは何も、エネルギーなど見えないものを否定するというのではなく、なるべく了解可能な用語を用いるという姿勢であるということです。当然すべてが現代医療的に説明可能なわけではないのですが、なるべくその基礎的なメカニズムを明確にするということです。解剖学で言えば、三木成夫の展開する「三木生命学」とも言えるようなものが、その良い例ではないでしょうか。当院では、こうした視点を忘れずに、メンバーたちと解剖・生理・栄養を学習しております。そしてこれがさらに良いコミュニケーションへとつながると考えております。

 そしてこの「基礎」の視点が、新たな臨床の気づきにもつながることは少なくありません。それを皆で「連携」して検証し、実際の「臨床」を通じて皆様の健康に役立てたいと考えております。

 基礎医学の問題などが時折出てくるので、統合医療のクリニックなのになぜ?と思う方も少なくないかと思い、当院の伝えたいこととして少し書いてみました。

 自裁の診療の様子をこれまであまり記載していなかったので、これからは次第にここに述べていきたいと思います。(EATについて書くことが多いので当院を耳鼻科と思われる方も少なくないようですが、統合医療的な内科全般の相談や、ファッシアへの治療的介入としての刺絡・打診・ハイドロリリースなど特殊な鍼治療がむしろメインですので、腰痛や膝痛、肩こり首コリなどの整形外科的な問題をかかえている方は一度ご相談下さい)

 
tougouiryo at 2019年09月23日06:00|この記事のURLComments(0)

基礎医学問題3 解答

3問 解答(3)(5)

(1)嚥下の第2相(咽頭相)において、まず軟口蓋が挙上し鼻腔への逆流が防止される。次いで、舌骨上筋群の作用で舌骨が挙上し喉頭が持ち上げられ、喉頭蓋が喉頭の入り口を閉鎖し、喉頭への移行を防止する。そして咽頭収縮筋により食物塊は食道へ向かう。

§ 

(2)肺胞の壁は、非常に薄い儀診挧上皮と背丈の高い況診挧上皮から構成され、その周囲には多数の毛細血管が密接している。況診挧上皮はサーファクタント(界面活性物質)を分泌する。

§ 

(3)肺内でのガス交換呼吸といい、末梢の組織・細胞でのガス交換呼吸という。

§ 

(4)スパイログラムにおいて、全肺気量は、予備吸気量と1回換気量と予備呼気量と残気量の合計である。

§ 

(5)体液の酸性・アルカリ性のバランスは、肺とにより調節されている。


tougouiryo at 2019年09月22日06:00|この記事のURLComments(0)

基礎医学問題3 

3問 呼吸器に関して間違っているものはどれか?2つ答えよ

(1)嚥下の第2相(咽頭相)において、まず軟口蓋が挙上し鼻腔への逆流が防止される。次いで、舌骨上筋群の作用で舌骨が挙上し喉頭が持ち上げられ、喉頭蓋が喉頭の入り口を閉鎖し、喉頭への移行を防止する。そして咽頭収縮筋により食物塊は食道へ向かう。

§ 

(2)肺胞の壁は、非常に薄い儀診挧上皮と背丈の高い況診挧上皮から構成され、その周囲には多数の毛細血管が密接している。況診挧上皮はサーファクタント(界面活性物質)を分泌する。

§ 

(3)肺内でのガス交換を内呼吸といい、末梢の組織・細胞でのガス交換を外呼吸という。

§ 

(4)スパイログラムにおいて、全肺気量は、予備吸気量と1回換気量と予備呼気量と残気量の合計である。

§ 

(5)体液の酸性・アルカリ性のバランスは、肺と心臓により調節されている。


tougouiryo at 2019年09月21日06:00|この記事のURLComments(0)

基礎医学問題2 解答

2問 解答(1)(5)

(1)食道は、輪状軟骨直下大動脈弓交差部横隔膜通過部か所で生理的狭窄がある。

§ 

(2)すべての消化管は、粘膜・粘膜下組織・筋層・漿膜または外膜の四層構造をなす。

§ 

(3)細胞は類洞を流れる血液に直面し、酸素や栄養物を吸収するとともに、合成した物質を、類洞へあるいは毛細胆管へと分泌する。この時、毛細胆管の流れは類洞と逆行する。

§ 

(4)細胞から分泌された胆汁は、総肝管、胆嚢、総胆管を経てファーター乳頭から十二指腸に排出される。

§ 

(5)消化器官の大部分は、腹大動脈から出るの本幹腹腔動脈上腸間膜動脈・下腸間膜動脈)の枝で栄養され、静脈系の大部分は、門脈に合流して肝臓に入る。


tougouiryo at 2019年09月20日06:00|この記事のURLComments(0)