小池統合医療クリニック診療内容

慢性上咽頭炎の治療

 東京のコロナ感染者が本日また増えた(現時点で124人)ようです。非常事態宣言の解除に伴い、感染者数が再上昇する中で、いつまで増加するのか不安が募るばかりです。そうした中で、後鼻漏などの鼻の奥の不快症状に悩まされる人たちも多く、慢性上咽頭炎の治療が求められていました。

 コロナ禍の前にBスポット療法(EAT)がかなり関心を持たれていたので、急速に普及していきましたが、コロナ感染予防の観点から施行する医療機関もかぎられていたようです。
 そうした中、予防設備の充実が追い付かなかったこともあり、当院でもEATによる上咽頭療法は休止しておりましたが、その間、鼻うがいの充実と上咽頭の洗浄、関連する治療点の特殊なパッチでの刺激、刺絡を用いた頭頚部(とくに咽頭の深部)の瘀血治療などによって対応してきました。
 これにより、ただ単にEATを施行するよりも症状改善の良好な効果を得られることを多く経験しました。それゆえに、このたびEATの再開に加え、これまでのEAT単独の治療から、刺絡(瘀血除去のための鍼治療)を組み合わせた総合的な慢性上咽頭の治療へ改変することになりました。

 患者様には、これまでと少し治療方法の変化が出る方もあるかと思いますが、当院の方式での治療に納得して頂けた方には、新しい形式でのBスポット療法を施術していきたいと考えております。
 なお上咽頭洗浄などのセルフケアは引き続き行っておりますので、上咽頭の不快症状のある方は是非一度ご相談ください。





堀口申作のBスポット療法
堀口 申作
新潮社
2018-11-30


tougouiryo at 2020年07月03日16:49|この記事のURLComments(0)

当院の6つの診療の柱

 当院の診療内容について、書いてみたいと思います。「統合医療」なのですが、日本ではまだまだ、それだけでは通じないですね。では統合医療の何をしているのですか?という問いが続くことから、これは明らか。こうした状況の中、まずは当院で行っている補完医療の種類を説明することにも意義があろうかと思います。

 そこで、たまに記載しているインテグラル理論に基づいて、その診療内容をご紹介します。まずはその武器となる方法論は6つ。

(1)栄養・サプリメント
糖質制限やたんぱく摂取などの栄養指導。健康増進のためのサプリメントの活用。分子整合医学(オーソモレキュラー医学の応用)による副腎疲労などの不調の解除、など。

(2)鍼灸・刺絡・ファッシア
通常の鍼灸に加え、体に停滞した瘀血を針とカッピングなどで取り除く刺絡療法。さらには頑固な深い痛みに対して超音波(エコー)により確認しながらファッシア(筋膜)のリリースなど、様々な方法で痛みを取り除きます。

(3)漢方・養生法
エキス剤や煎じ薬や、中医薬なども用いながら、主にがん(各種悪性腫瘍)の再発防止や、アトピー性皮膚炎、関節リウマチ、更年期障害などに対応しています。また東洋医学的な視点をいかした養生指導(温めや食事指導など)も行っています。

(4)ホメオパシー・エネルギー療法
統合医療的なホメオパシーの処方に加え、アイソパシーによる体質改善(花粉症対策など)やその他エネルギー医学的な相談も行っています。ホメオパシーは専門医の資格を活かして、英国直輸入の医師専用レメディを処方しております。

(5)心理・スピリチュアル
各種、心理療法との連携を通じて、メンタル・スピリチュアルの影響を考慮した統合医療を展開しております。インテグラルな視点から幅広く、心理学・哲学・霊学の視点を考慮していきたいと考えています。

(6)内科学・現代医療・臨床検査医学
内科専門医ならびに臨床検査専門医の資格を活かして、現代医療との境界領域のご相談にも幅広く対応しております。また持参された人間ドックなどのデータ説明や、気になる検査項目、現在の栄養状態や健康状態を採血検査(当院で採血できます)により詳細に説明いたします。

この6つの柱を多元的に組み合わせながら診療を行っております。

多元的な方法論をさらに詳しく知りたい方はこちら ↓ ↓ ↓

当院の統合医療の考え方、ならびにジャングルカンファレンスの基本的考え方を、分かり易く解説します。単回の参加も可能です。ご興味ある方は、どなたでも参加できます!


第3回オンライン講座 統合医療入門
『ジャングルカンファレンスと多元主義』
各論:ホメオパシーとその周辺


2020年 6月26日金曜日 
18:30〜20:00 (質疑〜20:30頃まで)


お申し込みは ↓ ↓ ↓

第3回統合医療入門@ZOOM講座

【申し込みフォーム】

https://forms.gle/8GbcF8DpMN8AwUXE8


tougouiryo at 2020年06月21日05:00|この記事のURLComments(0)

統合医療オンライン相談、始めました

「統合医療オンライン相談」を開始します。

 今週から、「統合医療オンライン相談」を開始いたしました。
 ZOOMを用いた形式で、ご自宅に居ながら対面の診療を行います。従来通りの電話相談も継続しますので、併用することが可能です。4月23日木曜日から受付を開始します。お問い合わせのみでもご遠慮なくどうぞ。
 
オンライン診療の流れ

 まずは小池統合医療クリニック(03−3357−0105)までお電話をください。ZOOMに慣れていない方も多いことを考え、オンライン相談担当の者から、追ってご連絡差し上げ、接続状況を確認の上、後日、オンライン相談開始となります。(こうしたプロセスのため即日開始できないのですがご了承ください)

 このオンライン診療は、コロナウイルス感染拡大防止に加え、遠方や何らかの事情によって来院できなかった方に対して、新たな方法で統合医療を提供しようとする試みです。
 これまで統合医療に関心があっても、なかなか遠方で受診する機会がなかった、という方にはぜひご利用して頂きたいです。

「統合医療オンライン相談」はどのような診療内容?

 「統合医療オンライン相談」としては、様々な統合医療に対するご相談に加え、この時期に気になる体調不良や、健康増進、免疫力アップの方法論などをアドバイスし、一緒に考えていきます。

 具体的な方法としては、セルフケアを基本としながら、まずは栄養指導。体調不良の様子からおすすめできる栄養のアドバイスに加え、適切なサプリメントによる補充を行います。この時期の免疫アップとしては、医療機関専用の安心のマルチビタミンをベースに、ビタミンCの大量摂取に加え、ビタミンD、亜鉛などが感染に対しての抵抗力をつけるのがおすすめです。
 それ以外にも、様々な症状に対して統合医療医、内科医の視点から、オーソモレキュラー医療や東洋医学の知見などとあわせて、アドバイスしていきます。

 また、サプリメントによる栄養の視点に加え、自らの治る力を引き出す「ホメオパシー」も併せて取り入れることも可能です。ホメオパシーは、ヨーロッパの歴史ある補完医療で、近年ますます注目されている伝統的な診療体系です。心身両面からの問診により、症状に最適の「レメディ」を選択します(当院のレメディはスコットランドの医師専門の歴史あるメーカーから取り寄せております)。アレルギー体質の改善を目指す「アイゾパシー」的アプローチも行っています。

 その他、漢方を中心とした東洋医学の視点や、統合医療的なセルフケアやアドバイスをあわせて、健康増進のヒントを提供し、「一緒に治る」という姿勢で、ご相談にのらせて頂きます。

 サプリメントによる栄養アプローチと、ホメオパシーによるエネルギー医学的アプローチにより、オンライン相談で免疫アップし、健康増進を実現していきましょう。








tougouiryo at 2020年04月19日09:19|この記事のURLComments(0)

統合医療オンライン診療(遠隔診療) 診療内容のご紹介

統合医療オンライン相談を開始予定です

 従来、来院を原則として、鍼や刺絡などの施術と併せて診療を行ってまいりましたが、このたび、これまでの施術に加えて、ZOOMを用いたオンライン診療(遠隔診療)を導入することにしました。

 コロナウイルス感染拡大防止に加え、遠方や何らかの事情によって来院できなかった方に対して、新たな方法で統合医療を提供しようとする試みです。



「統合医療オンライン相談」はどのような診療内容?

 「統合医療オンライン相談」としては、様々な統合医療に対するご相談に加え、この時期に気になる体調不良や、健康増進、免疫力アップの方法論などをアドバイスし、一緒に考えていきます。

 具体的な方法としては、セルフケアを基本としながら、まずは栄養指導。体調不良の様子からおすすめできる栄養のアドバイスに加え、適切なサプリメントによる補充です。この時期の免疫アップとしては、医療機関専用の安心のマルチビタミンをベースに、ビタミンCの大量摂取に加え、ビタミンD、亜鉛などが感染に対しての抵抗力をつけます。
 それ以外にも、色々な症状に対して分子整合医療や東洋医学の知見などとあわせて、アドバイスしていきます。

 また、サプリメントによる栄養の視点に加え、自らの治る力を引き出す「ホメオパシー」も併せて取り入れることも可能です。ホメオパシーは、ヨーロッパの歴史ある補完医療で、近年ますます注目されている伝統的な診療体系です。心身両面からの問診により、症状に最適の「レメディ」を選択します。アレルギー体質の改善を目指す「アイゾパシー」的アプローチも行っています。

 サプリメントによる栄養アプローチと、ホメオパシーによるエネルギー医学的アプローチにより、オンラインで免疫アップし、健康増進を実現していきましょう。


 遠方の方や自宅滞在のまま統合医療の相談・診療をご希望の方は、03−3357−0105まで(詳細はお電話にて承っております)。お問い合わせのみでもご遠慮なくどうぞ。
tougouiryo at 2020年04月10日22:49|この記事のURLComments(0)

診療内容の4つの柱

 当院が、特定の診療ではなく、多元的な診療を行っている理由を前回、説明させていただきました。これに引き続いて、ではどのような診療内容なのかを説明したいと思います。

 前回述べました「統合医療相談」をベースに、まずはどのような症状にお困りなのかをじっくりとお聞きしています。現代医療、代替医療を問わず、各々の診療体系には向き不向きがあるように思います。学生時代など、いわば名人といわれる方々の診療を見学させていただきましたが、その方法論によって(キャラクターによっても)得意とする領域は異なるように思いました。つまり適する疾患と、そうでないものが存在してしまうというわけです。

 まず、現代医療として特定の疾患名を有するもので、確実なエビデンスを有するものに関しては、ご本人の意向に反していなければ、最優先されることは言うまでもありません。この姿勢が、「統合医療」と「代替医療」の最大の違いといってもよいかもしれません。

 慢性的な咳や胃腸障害、感冒症状から引き続いいての不調、アトピー性皮膚炎やその他慢性症状は、適合するものであれば、「漢方薬」が大きな力を発揮します。私個人としては、中国医学系から勉強をスタートしたのですが、現在では和漢診療系の方法も多く用いますし、古典をベースとしないサイエンス漢方的な考え方も重要であると考えています。とくにアトピー性皮膚炎は、栄養の補助も重要ですが、漢方による「寒熱」の処理が不可欠に思います。

 肩こり・腰痛・膝痛など整形的な不調に対しては、「鍼灸」「刺絡」「ハイドロリリース」など「徒手療法」の系統が非常に効果的です。後鼻漏など慢性上咽頭炎関連の不調に対しての「EAT(Bスポット療法)」など特殊な手技も同じ分類で考えています。また自律神経・免疫の関連から、井穴刺絡療法によりがん治療の補完的治療として免疫力の底上げも見逃せません。

 不足している栄養素などを血液データから推測して栄養の補給や、メガビタミンでの積極的治療を行う「栄養」「サプリメント」「オーソモレキュラー医療」といった領域も重要です。この分野は、特に診断がつかないような不調やそれ以前のセルフケア領域ともあわせて幅広い日常の不調に対応できます。以前は(今でも?)漢方が、その役割を担っていましたが、冷えなど特定の症状を除くと、分子栄養的な治療の方が汎用性が高いように思います。新たな概念である「副腎疲労」や「機能性低血糖」、「抑うつ」といった精神的症状に極めて効果的なのもこの分野の特徴です。

 最後はエネルギー医療の代表格といってもよい「ホメオパシー」です。欧米において一般的であることから、当院では海外から帰国された方々からのリクエストが多い治療法になります。ホメオパシーは日本ではあまり広く知られていないので、全く知らない方に一から説明すると、訝しがられる治療法でもあり、私自身、この療法の専門医でもあるのですが、他のものに比べ処方する機会が少ないものでもあります。それでもこの時期は、スギ花粉症のレメディは大人気ですので、他のアイゾパシー(犬、猫、ハウスダスト等)と合わせお問い合わせをいただいております。希望される方もかつてと比べると随分と増えてきた印象です。ある意味で、心理療法的な面もあり、根本治療としても秀でた治療だと思います。ここでもたまに解説しているように、身体を構成する水分子の容態(クラスター形成)という根底からの回復を意図している治療といえるのです。

 以上、大きく4つに分けて当院の治療法の特色と、適応のようなものを説明しました。代替医療に限らず、あらゆる治療法には向き不向きがあります。なんでもそうですが、一つの方法論ですべてが回復するわけではありません。だからこそ、いくつもの要素を多元的に並列させた方法論が必要に思うのです。

 当院の方法論でも、さらに不足な方には(とくに徒手療法系)ご希望があれば、隣接する身心工房リボンをご紹介しています。

tougouiryo at 2020年03月14日06:00|この記事のURLComments(0)

ファシア ダイアローグ ホメオパシーをコヒーレンスから考える

 これまでダイアローグやホメオパシーのところで少し書いてきましたが、思考とダイアローグについて。ボームは思考のクセのようなところを指摘し(思考の明白な問題点は「断片化」にあるといいます)、それを自覚することの重要性を述べます。また、あらゆる問題はすべて思考の中で起こるとも述べています。
 こうした思考のクセのようなものを自覚する方法が「ダイアローグ」にあるというのです。そしてそこからは「洞察」も得ることができると述べています。洞察により、自らの思考を自覚し、そのインコヒーレントな点を超越して「コヒーレント」な状態に至ることができるというわけです。一人だけでは容易に到達できない状態に、集合体となることで可能になるということです。

 少し違った観点ですが、このようなことはエネルギー医学の領域においても指摘されています。一例として、ラグビーやサッカーのような集団競技の試合中に負傷者が出た場合のケースが、あるエネルギー系医療の解説書に紹介されていました。その際に、応急処置がとられるのは言うまでもありませんが、それと同時にチームのメンバーが集結して、その負傷者に対して祈りを行うことで、状況の好転や回復の早まりが起こるという指摘がありました。
 これは同時にその後、試合続行時にもメンバー間の意思疎通が良好になるという付加的な事態も生じうるというのです。それこそ、このチームという集団が「コヒーレント」な状況になっているということだと思います。我々のジャングルカンファレンスや、相談者を含めたジャングルカフェといった状況にもあてはまる例といってよいでしょう。
 つまり集団が、首尾一貫した良好な状態になっているとき(まさにレーザー光線のような状態にあるとき)、それは「コヒーレント」な状態であるといえるでしょう。これは社会的な集団のみのことではありません。我々の身体は、細胞・組織の集団といってよいものです。つまり一個の身体としてもコヒーレントな状態となりうるのです。

 こうしたすべてのシステムに超越したものとして、血管、神経を凌駕して想定されているのが、「ファッシア」といえるかもしれません。これはエネルギー系の書籍では、何らかのエネルギーを媒体する生体マトリックスやら軟部組織と称されることがありますが、概念の統一を図るとすれば、現時点では「ファッシア」としてよいのではないでしょうか。
 ファッシアに関連する水分子をはじめとする生体を構成する諸分子が、コヒーレントな状態になっていることが、健康的な状態といってよいでしょう。(ちなみにボームは『ボームの思考論』において「ガン」はインコヒーレントであると述べています)

 このように考えると不調の状態(インコヒーレントな状態)を、コヒーレントな状態へと復調させる方法、例えばホメオパシーをはじめとするエネルギー医学の特徴がとらえやすくなるのではないでしょうか。つまり漢方やハーブのように大きめの分子レベルで作用しているのではなく、量子レベルでの挙動で考えるということです。
 直接、ファッシアを復調させる徒手療法のみならず、こうしたエネルギー的な観点も許容しながら、生体におけるコヒーレンスということを考えていかなければならないのではないでしょうか。これは同時に、現在のファッシア研究(や紹介)が、ややもすると限定的な徒手療法の視点からのみ展開されていることにも注意しなければなりません。確かにファッシアはエコーにより可視化されたことで、その存在がクローズアップされたことは否めませんが、世界的な研究の流れから見ると、エネルギー医学との密接な関係は無視することはできません。
 ダイアローグを再考するということは、ファッシアという概念を単なる徒手療法の一用語としてとどめることなく、コヒーレンスという視点から再認識することにもつながるのです。

 ざっと書いたメモなので、分かりにくい点も多々あるかと思いますが、現時点でのダイアローグ、ファッシア、ホメオパシーの関連ついての私見を述べました。本邦では、日増しに「ファッシア」への関心が高まりつつありますが、一部の徒手療法に限定されることなく、広範なエネルギー医学の裾野において多元的に理解され定着していくことが望まれます。

tougouiryo at 2020年02月28日06:00|この記事のURLComments(0)

診療内容:対話(含オープンダイアローグ)

 このブログでもたびたび紹介しております「オープンダイアローグ」や「ジャングルカフェ」といった取り組みは、近年の「対話」重視の流れを積極的に取り入れたものです。診療ではありませんが、10年以上前から取り組んでいるジャングルカンファレンスも当然、この系譜です。
 ただ「傾聴」していることが対話のようにとらえられることも少なくないのですが(そうした面もないわけではありませんが)「対話」といった時には、少し異なった大きな意味も含まれるように思います。

 多元主義的な統合医療を主張すると、「なんでもいいのね」とか「相対主義だね」といった感想をいただくことがあります。哲学の議論としてもこの辺りは結構ややこしくなるのですが、結論からいうと、対話により現実にアクセスすれば、相対主義には陥らない、ということです。JCなどの対話を、実際に行わず頭だけで考えた場合、どうやって結論に至るのか明確に構造化されていない、といった批判がなされるのですが、これこそ、ガイドラインがあればすべての問題が解決される的な安直な思考といって過言ではありません。現実はもっと流動的で、急性期などを除けば絶対的な視点などは思っているほどあてになるものではありません。

 価値の問題なども、相対主義的な陥穽に陥りそうに思いますが、実際のケースに基づいて考えれば概ね一つの結論に収束することも稀ではありません。このあたりのことは哲学史的にも大きな問題ですが、ソクラテス、プラトンの昔から共通の了解として、認識されていたことといってよいようです。良心に基づいた対話を展開すれば、人はおのずと結論めいた共通了解に至るという実感があります。

 あらゆる方法論のベースに、現在は客観性のデータが最も重要視されておりますが、本当にそれだけなのでしょうか。対話というもののの再認識の中で、統合医療のみならず、医療全体が大きなパラダイム変換を行っているように感じます。

 
 以下の書籍が大変参考になりました。対話を深く考えたい方にはお薦めです。



tougouiryo at 2020年01月08日06:00|この記事のURLComments(0)

診療内容:ホメオパシー(含量子医学)

 昨年、井口和基博士のブログを読んでいたら、MRI発明者ダマディアンに、生体内の水分子の特殊性を教えたギルバート・リン博士の訃報が書かれていました。その記事には、生体における水分子の特殊性がアクアポリンの発見などいろいろと紹介されているのですが、一番印象的だったのが、「ポリウォーター事件」という科学スキャンダルに関してです。
 現在でもホメオパシーをはじめ「水」に関する研究や療法は、徹底的に怪しいとみなされるわけですが、その前提が、ほぼすべての物理学者が試験管内の水分子と、生体内の水分子とが全く同じとみなしていることにある、とのべられています。それゆえにそれが「異なる」という言説がでると徹底的にたたくということなのでしょう。そしてその源流に「ポリウォーター事件」があるというのです。これは重合水という水の特殊状態が、ソ連のデリャーギンにより報告されてから否定されるまでの、一連の科学における熱狂的事件だったというわけですが、これが水の研究の怪しさの源流でした。(このあたりの事情は経絡が北朝鮮研究者により発見されてから否定されるまでの経緯と極めて似ているように感じます)

 まあこれ以来、水の「ありがとう」転写問題に至るまで、否定的な流れが続くわけですが、こうした流れからいわばスピンオフしてMRIが誕生したというのも興味深い視点です。いずれにせよ(どこまで認めるかは見解が異なりますが)生体内の水分子は独自の挙動をとるということは間違いないわけで、通常細胞内とがん細胞内ではその水分子の挙動が異なるということです。
 こうした事実に、ラリー・ドッシーのいう量子論的な「非局在医療」の考えを導入すれば、ホメオパシーという医療の一応のメカニズムの説明になるかと思うのですが、この辺りは異論の多いところでしょう。しかしながら、スギ花粉レメディの二重盲検など世界的な発表を見てみると、実臨床における効果の証明はできているといえます。 
 であれば、一つの仮定として、生体における水分子の状態への働きかけの方法としてホメオパシーを捉えることが出来るのではないでしょうか。量子論的な視点からスピリチュアリティを論じている滋賀県立大学の奥教授によれば、意識の持ち方によっても生体は量子のレベルで変化するということですから、その媒介としてもレメディの有効性をかたることはできるでしょう。これはおそらく、バイオフィードバックやマインドフルネスといった方法にもあてはまることだと思います。

 治癒という過程での生体内の水は間違いなく重要です。医療というものを生化学や細胞生物学的に語った場合でも、ファッシアに基づいて語った場合でも、そこには水が存在しています。そうした大いなるバックグランドを意識するということも、統合医療の提供する重要な視点だと考えます。

tougouiryo at 2020年01月07日06:00|この記事のURLComments(0)

診療内容:漢方(含健康食品)

 漢方に関しては、自分にとって一番最初に学んだCAMといえるもので、学生時代からの学習や、漢方外来を群馬県の山あいで開設してから数えると四半世紀以上の長いお付き合いです。現在でも、腹診を中心にした和漢の手法で処方するときは、広島で古方を展開されていた小川新先生の処方を、アトピー性皮膚炎や腎機能障害、リウマチなどアレルギー・自己免疫の難治性疾患を扱うときには京都・高雄病院の江部洋一郎先生の処方を参考に診療を行っています。加えて近年は、サイエンス漢方的な視点も大切にして処方をしています。

 こうした従来の漢方処方に加え、伝統的な考え方を援用して応用しているのが、「慢性炎症」の治療です。血液データ上、何らかの慢性炎症が疑われるものの、そのフォーカスが定まらないということは少なくありません。これまでいくつもの病院を経由してから当院へ来られる方も少なくないことが、こうした事情につながるのだと思います。自己免疫や自己炎症的な状態など、西洋医学的にはそれ以上のアプローチが出来ない状態の方に「漢方」がとても有効なことがすくなくありません。これは栄養やオーソモレキュラー的な方法よりも、身体内部の「方向性」や「寒熱」の視点も絡むため、漢方的方法が最も奏功するように思います。
(この方向性と寒熱の処理という問題はオーソモレキュラー医学の弱点であるとも考えています)

 またアトピー性皮膚炎の治療などは「寒熱」の微妙な調整が必要になるので、鍼灸・刺絡など徒手的な療法と組み合わせて、東洋医学的視点は外せません。また赤ミミズの健康食品など、従来の漢方の枠を拡大してくれるようなものも増えてきているので、統合医療のもとで、漢方は更なる発展を遂げるのではないかと考えています。
tougouiryo at 2020年01月06日06:00|この記事のURLComments(0)

診療内容:ファッシア(含鍼灸・刺絡)

 これまで「鍼灸」として、当院の診療の中心としてご紹介してきましたが、近年の概念の変遷などを考え、ファッシアへのアプローチとしてまとめるのが良いと考え「ファッシア」としました。(今回もメモ的な内容ですので、ご興味ある方は直接お聞きください)

 鍼灸は当然、その理論的な基盤を「経絡」の概念においているので、異論はあると思いますが、筋膜リリース、トリガーポイント、アナトミートレインやMテストなどさまざまな取り組みの成果を評価すると、その本質は「ファッシア」ととらえて問題ないように思います。これは当院のメインの診療技法である「刺絡」を10年以上続けてきた実感でもありますし、現在取り入れつつある「ハイドロリリース」においてはなおのことです。

 全身をくまなく網羅するファッシアは、まさに痛みを感知する場そのものだろうし、そこでの発痛物質が全身の整体的なバランスや自律神経・免疫系を介して内臓諸器官に影響を及ぼすことも間違いないことだろうと思います。これは日本独自の診療技法といえる腹診・按腹が、全身状態を反映して診察法となり、かつ按腹として治療法でもあるということからも肯定できるのではないでしょうか。

 当院では、従来通りの「鍼灸」と「刺絡」に加え、按腹を基本に据えた「打診術」やファッシアそのものをターゲットにするエコー下での「ハイドロリリース」により、ファッシアを統合医療の重要なキーワードとして捉えた診療を行っていく予定です。この概念は、これまでも行っていた「SPAT」など整体的な方法の統一的な解釈にも応用できるので、これからもこのブログ内で、いろいろとご紹介していくだろうと思います。




 ちなみに、刺絡とハイドロリリースとの関連は、診療においても極めて好対照で、ファッシアにおける発痛物質を想定した場合、陰圧によりその物質の除去を行う「刺絡」に対して、陽圧をかけて組織内に液体を注入し物質の希釈により疼痛除去をはかる「ハイドロリリース」という関係になります。実際の臨床における感覚も、この仮説に矛盾しないように感じています。こうしたことから発痛部位などと併せて、その適応を分類して実際の診療を行っております


tougouiryo at 2020年01月05日06:00|この記事のURLComments(0)

診療内容:栄養(含分子矯正医学)

 当院の主な診療内容をあらためてご紹介します。これまでと大きな変化はないのですが、解釈というか考え方が少し異なってきているので、メモ的にまとめたいと思います。

 まずは「栄養」です。一般的なカロリーに基づく栄養指導というよりは、オーソモレキュラー(分子矯正)医学的な視点から、米国での流れなども鑑みて、「症状改善」をめざす栄養指導を行います。具体的には、血液検査から現在の栄養状態を評価し、不足した栄養素を徹底的に補充します。このさい、メガビタミン的な処方も併せて行います。これと現状の食事改善が合わさって、症状の改善が行われると考えています。また血液検査の詳細な説明により、これまでの栄養状態を客観的に評価し、これからの指針を考えることが出来ます。

 この栄養の観点は極めて重要で、当院の診療の基盤となるものといえます。つまり手技的な方法を行うにしても、それらだけで直そうということではなく、あくまでも栄養素の補充を中心にしていくということをご理解いただきたいと考えています。

 具体的には、各種ビタミンC大量やナイアシン大量に加え、不足しがちなヘム鉄、亜鉛、ビタミンDなどをマルチビタミンをベースに取り入れます。また各種プロバイオティクスやバイオジェニックスなどにより腸内環境を整えつつ、漢方などと併せて深部カンジダ対策なども行っています。

tougouiryo at 2020年01月04日06:00|この記事のURLComments(0)

リーキーガット症候群

 脳と腸の相関が話題になって久しいですが、栄養の観点からも腸管の重要性はいうまでもありません。腸内環境の悪化の代表疾患とも言える「リーキーガット症候群」において、血液脳関門おいても同様の症状が起こりうることが話題になっています。つまり、腸だけではなく、脳内においても細胞間の「漏れ」が生じているというわけです。

 腸内環境改善に関しては、当院でもプロバイオティクスを4種類程度分けて用いていますが、加えてバイオジェニックという枠で「アルベックス」などの積極的な環境整備的なサプリメントも活用しています。分かり易くい言うと善玉菌に有効な環境を整備する、といったところでしょうか。そのほか食物繊維の摂取も重要で、当院ではグアガムを扱っています。これらに加えて、リーキーガット症候群においては「カンジダ」の関与が注目されています。脳腸相関からも統合失調症患者にカンジダの増殖が見らえるという報告などもこれを示唆するものといえるでしょう。

 膣カンジダや爪白癬、さらには自己免疫疾患や慢性的な皮膚疾患を有する方の一部に、カンジダの腸での異常増殖があり、これがリーキーガット症候群を発症させているわけです。そうした視点から腸管に深く入り込んだカンジダを除去する目的のサプリメントも米国では開発されており、当院でも米国の医師専用のものを輸入して処方しております。そしてこれらはあらゆるサプリメント(もしくは漢方も!)の吸収にも大きく関連するので、統合医療全般を見渡した時にもとても重要なこととなるのです。

今回はカンジダと
リーキーガット症候群について考えてみました。







tougouiryo at 2019年11月17日18:49|この記事のURLComments(0)

認知症の関連サプリ・漢方

 認知症関連のサプリや脳機能サプリについて聞かれることが最近多いので、少し書いてみたいと思います。どうしてもこの方面は薬剤が充実しているとは言い難い分野ですので、サプリの併用が期待される領域でもあります。とりわけサプリや漢方などいろいろなものを積極的に取り込んで、高い成果を上げているコウノメソッドなどの取り組みが、良い例でしょう。

 通常の医療では、どうしても限界が来てしまう分野には、当然のようにこうした統合医療的な取り組みが現れるように思います。

 比較的知られているものとしては、フェルガードや抑肝散でしょうか。前者は特に、認知症に加えて嚥下障害(飲み込みにくさや誤嚥)などに特に効果的であると感じます。味も飲みやすく、あまりトラブルなく使用できるサプリだと思います。抑肝散は、認知症特有の怒り易さに効果的です。これは高齢の方に関わらず、いらいらして仕方ない、切れそう、といった状況において頓服でもとても効果があります。
 これらに加えて、脳血流の改善効果としては、微小循環での血流不全があった場合、ルンンブルクスルべルスという酵素を含んだ赤ミミズ由来のサプリも注目されています。これは軽いASOなどの間欠性跛行などを示す症状にも効果的で、痺れなどにもよかった経験があります。このサプリを推奨している栗本慎一郎先生から伺った話では、視野が広がるという経験談が多いそうです。運転中など、側方で以前気づかなかったもの(自転車や障害物)を察知する能力があがったというものです。

 漢方薬にも組み合わせによってさらに効果的なものも多いのですが、あまり話題に上がらないものとしてはホメオパシーも忘れてはなりません。ドクニンジン由来の Conium maculatum はその代表でしょう。加齢による認知症だけでなく、各種悪性腫瘍(とりわけ泌尿器系)に効果的とされています。老齢による抑うつ的な症状にも良いでしょう。
 そして以外に忘れられがちなのは、やはり栄養です。肉をガシガシ食べるご老人に認知症が少ないように感じるでしょう。糖質過多から認知症が進展する危険性も指摘されて久しいです。それ以外にも、ビタミンB群をはじめとして各種ビタミン・ミネラルの不足も大きく影響します。マルチビタミンをベースにして不足分を補うとともに分子栄養学的視点からも積極的に補充していくことが大切です。

 ここに挙げた例は、当院ですべて扱っておりますが、やはり各人によって大きく異なるのが実際です。認知症の統合医療的なアプローチに詳しい医師のアドバイスや指導に従うのがもっとも安全で効果的だと思います。いろいろな脳トレがありますが、訓練だけでなく、材料補充も時に見直してみてはいかがでしょうか。

tougouiryo at 2019年11月04日06:00|この記事のURLComments(0)

当院のサプリ紹介(脳機能関連)


 認知症関連のサプリが最近はどんどんと充実しています。最初に意識したのは、フェルラ酸(フェルガード)を知った時からなのですが、これも現在ではずいぶんとメジャーになってきました。

 使い始めた当初は、かなり著明に効果が出た患者がいてびっくりしたのを覚えています。胃ろうの検討をされていた患者さんが、口から再び摂食可能になった例までありました。現在でも、多くの方にフェルラ酸を引き続きだしております。

 それと匹敵するくらいの人気サプリがルンブルクスルべルス等の赤ミミズ由来酵素のサプリです。軽い瘀血症状から、血栓形成のような症状まで、漢方との併用で多くの効果をあげてきました。休み休み歩かざるを得なった間欠性跛行の方が、これにより普通に歩くようになったのは驚きでした。

 その他でも、最近は睡眠に関してのメラトニンの効果も注目しています。様々な精神状態と睡眠との関連は思った以上に大きいようです。記憶に関するサプリ(コリン関連)と併せて、神経・精神系のサプリの発展に注目したいと思います。

 そんなことを考えながら過去記事を見ていたら、4年も前から、同じような情報を発信しておりました(笑)。以下、栗本慎一郎先生との対談前に書いた四年半前の記事です。再掲しますのでご覧ください。
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 来週は栗本慎一郎先生との対談が予定されています。栗本先生のルンブロキナーゼは当院でも取り扱っていますので、脳梗塞と線溶系についての内容になると思います。
 
 栗本先生自身が脳梗塞になったのを機に、このミミズの酵素の研究にはいったというわけですが、これに限らず昨今は、いわゆるサプリでも効果のはっきりとした物が増えてきたように思います。

 脳関係でいえば、やはりフェルラ酸がその代表格でしょう。医薬品でないから効かない、というような いまだに杓子定規な考えの医療者も少なくありませんが、これからは少しずつそうした認識も変わっていくのではないでしょうか。年配の先生方の変化というより、若い先生方が偏見をもたなくなって少しずつ変わる・・・というような変化の仕方をしていくことでしょう。

 医療もだんだんと、自然に統合医療化していくのだと感じています。そのうち、ジェームズが「プラグマティズム」の中で述べているように、「そんなの当り前だ」という日が遠からず来るのでしょうね。


 

tougouiryo at 2019年10月11日06:00|この記事のURLComments(0)

日本統合医療センターのご紹介

 当院は、隣接する連携施設である「身心工房リボン」との協働して、「日本統合医療センター」として本年より活動しております。今回は、その協働の様子を、ご紹介したいと思います。

 統合医療についてはいろいろな考え方が並列しており、細かな議論をしていくときりがないので(笑)、当院での考えを述べますと、それは現代医療やその周辺のさまざまなセラピーなどとの連携により、患者さんないしはクライアントさんが「治っていくシステム」と考えます。
 つまり、どのような治療法が良いのかわからない、もしくは、そもそも自分にとって治療が必要なのか、といった根本的な質問から、どのような治療法(セラピー)が自分に合うのかなど、抱く疑問は人それぞれ。これに対して、当院では信頼できるセラピストさんたちと連携して「身心工房リボン」を立ち上げました。

 当然、医療的な問題をかかえる方は当院(小池統合医療クリニック)で、また、リラックスや日々の身体の調整やら、よろず相談の方は連携するリボンへご紹介、といった形式が主になります。

 リボンの現在の布陣を少しご紹介しましょう。

 受診に関する疑問や不安などについてお話しを聞く「コンシェルジュ」のような役割と、アトピーカウンセリングやヨガを担当している、川浪さくらさん。私の秘書として当院のFBも担当して頂いております。ぜひFBの「秘書だより」もご覧ください。

 身体調整やスポーツ整体など、鍼灸や整体の視点から身体調整を行う阿部英雄さん。驚きの動画数を投稿するカリスマユーチューバ―でもあり、全国から阿部ファンがいらっしゃいます。

 足のリフレにより、全身の不調へとアプローチする「アシガル屋」を率いる佐藤公典さん。私と「ふくらはぎ」の共著者でもある大谷由紀子先生も認める高い技術とラジオのDJも務める人気者です。

 タイ古式マッサージを担当する、二児の母でもあるテノヒラ主宰、三村博子さん。他にも植物療法にも造詣が深く、最近はご自身の出産経験から骨盤底筋レッスンに力をそそいでおられます。

 ブレインシンメトリーを用いてトラウマ解消を目指す、渡辺光理さん。NLPにも精通し日本脳機能トレーニングセンターを主宰されながら、システム技術者としても活躍される多才なセラピストさんです。

 そのほかにもジャングルカンファレンスに参加するたくさんのセラピストさんとの連携を取りながら、当院は診療を行っております。代替医療についてのこうした相談も受け付けておりますので、是非お気軽にご相談ください。
 

tougouiryo at 2019年10月08日06:00|この記事のURLComments(0)

診療内容の紹介(診療内容が多彩なワケ)

 よく多職種連携の関連の話をしたときなどに、クリニックはどのような方がいらっしゃるのですか?とか、どういった症状の時にかかればいいのでしょうというご質問をいただきますので、ご紹介したいと思います。
 答えは、どなたでも、どのような症状でも、です。現代医療は細かく細分化されていますので、こうした答えですとかえって不安になる方も少なくないかと思いますが、通常の保険医療ですと、時間の関係からなかなかゆっくりとした時間をとることは難しいと思います。

 これに対して、まずは治療すべきなのか、そもそも何科に行けばいいのか、いく必要はないのか、セルフケアで出来ることはないのか、というようなことを「一緒に」話し合いながらご提案していく、というのが当院の初診から2回目くらいまでの診療の流れです。
 この形態は、前任であった東京女子医大自然医療クリニック(今は残念なことに閉鎖されてしまいましたが)での診察を展開させたものです。女子医大では当時としては珍しく(現在でも稀ですが)代替医療を含めて統合医療的な医療相談を行っておりました。とりわけ、私は診療科の枠は関係なく、雑多な医療相談を多く受け持っておりましたので、現在このような形態になったわけです。

 当時の自然医療クリニックは所長の川嶋先生(現有明医療大学鍼灸科教授)が温めの指導を中心に漢方やホメオパシーを扱っており、テレビ出演も頻繁であったため芸能人を含め有名人が多数来院されておりました。また、講師の班目先生(現青山まだらめクリニック院長)は、当時、がんの自然療法で話題の「安保・福田理論」をベースとした自律神経免疫療法(刺絡療法)を行う(おそらく唯一の)大学病院であったことから、川嶋先生同様、診療予約困難な状態でした。そこに赴任した私は、この両先生のご指名でない方すべての担当となったので、今日のような雑多な(よく言えば幅広い)診療範囲となったわけです。つまり漢方・サプリメントや栄養の相談を中心に、求められればホメオパシーやバッチフラワー、刺絡療法などを行っておりました。これが今日の当院の診療のベースになっているのです。
 それゆえに、特定の療法が看板に挙げられていないので、ある意味分かりにくいといわれるのかもしれません。

 現在は、まずはどうしたらいいのかという相談から。治療やケアのだいたいの方針がきまれば、そこから初めて診察にはいります。それ以降は、メインの診療は刺絡療法を中心に、身体の縮退現象(瘀血やファッシアの癒着)を治療していくことが多くなります。

 さらに身体の癒着などの縮退病変を取り除いても、栄養が不足していれば、適切な修復が起こりにくいですから国内外の良質なサプリメントを取り寄せ、自発的治癒力を賦活します。具体的には、副腎疲労(アドレナルファティーグ)や抑うつ、慢性疲労といった不定愁訴を治療しております。また頭頸部の不調を示す方が多くいらっしゃるので、刺絡療法に加え、前面からの刺絡としての「EAT(Bスポット療法)」も必要に応じて施行しております。

 ファッシアの縮退など、身体の縮退現象に対応するという考え方は、分かりにくい面もありますのでおいおいここで説明していきたいと思います(それほど難解ではないのですが)。今回はなぜ、診療のオプションが多彩になってしまったか、その経緯をご説明しました。

tougouiryo at 2019年10月02日06:00|この記事のURLComments(0)

クリニック商品のご紹介(IMC美容水)


 当院プロデュースの美容水のご紹介です。関係者の方々や当院に通院されている方には、目新しいものではないのですが、あらためてご紹介です。最近は、隣接の提携施設「身心工房リボン」にお越しの方も増えてきたのにともない、取り扱い商品のご説明の機会も増えてまいりましたので、ここでアマゾン出品のサイトを挙げておきます。



 この美容水は、当院の開院直後頃から取り扱ってきたのですが、商品の評判が良かったにもかかわらず製造業者のさまざまな事情から、いくつかの業者を転々とせざるを得ず、しばらくは製品自体が消滅いた経緯がありました。しかし、当院の患者さんをはじめ、ヘビーユーザーの方々の復活を求める熱烈な応援があり、若干の改良を加えて装いも新たに「IMC美容水」として生まれ変わりました。

 この美容水の強みは、AIPCコポリマーによる圧倒的な保水力です。いわば人工の細胞膜ともいえるもので、ワセリンなどのような油性(疎水性)のべたつきがなく、むしろ親水性として性質が強いので、手洗いに対して水分を取り込みさらにしっとりとした感じになるのが最大の特徴です。それゆえに人工血管など医療用として用いられてもいます。
 看護師さんをはじめとした医療従事者の複数回の手洗いに対しても効果が低減しないことから手荒れ防止効果ありとして、大学医学部の材料部からの発表もあるものです。

 一般の方には、現在はアマゾンのサイトから定価での販売のみとなっておりますが、当院に受診されている方には、特別価格にて販売しております(一部診療所や提携セラピールームにおいては販売しております)。なおクリニックにおいては商品購入のみでは対応しておりませんのでご了承ください。

 このほかにも、医師専用の米国製サプリ等も多く扱っておりますので、あらためてご紹介していこうと思います。

tougouiryo at 2019年09月25日06:00|この記事のURLComments(0)

当院の伝えたい事「基礎・臨床・連携」

 本日23日は祝日ですが、通常通り診療しております。ご予約やお問い合わせなどもいつも通りに承っております。

 当院の伝えたい事について少し書いてみたいと思います。統合医療を専門として診療をはじめ12年がたちましたが、まだまだ一般に「統合医療」という考えが浸透したとも思えません。そんな中で、日々、統合医療を実践する毎日です。

 では、自分なりに考えた統合医療の臨床だけで、当院が成り立っているかというとそうではありません。これまでのジャングルカンファレンスや、多元医療研究会、定期開催される勉強会や、学会でのセラピスト向けの基礎的な講習などなど。

 一見するとバラバラなようなのですが、実はある意味で一貫しているのです。それは「基礎・臨床・連携」という言葉で表現できます。

 まず臨床は言うまでもないのですが、これまで現代医療、代替医療を問わず、名医といわれる人たちは独自の路線で自らの方法を開拓してきました。それゆえにかなり個性的であったり、急進的なためあまり一般化しなかったという面も少なくなかったでしょう。また、他の治療家との連携なども個性的であるゆえに難しい面もあったかもしれません。そうした意味で、多元主義を前面に掲げて、多職種連携を進めてきた方向性は間違っていなかったと思っております。それゆえに「臨床」に加えて「連携」が重要なわけです。また統合医療という考え方はまさに「多職種連携」の在り方そのものでもあり、現代医療の最重要課題といっても過言ではありません。

 そして「基礎」について。基礎的なことが大事だというような意味ではなく、治療家を含め、幅広い連携を形成するには、共通の言語が必要になります。また、一般の方々に対して混乱を与えないという意味でも基礎医学的な視点を理解して説明するという姿勢は現代では不可欠でしょう。
 これは何も、エネルギーなど見えないものを否定するというのではなく、なるべく了解可能な用語を用いるという姿勢であるということです。当然すべてが現代医療的に説明可能なわけではないのですが、なるべくその基礎的なメカニズムを明確にするということです。解剖学で言えば、三木成夫の展開する「三木生命学」とも言えるようなものが、その良い例ではないでしょうか。当院では、こうした視点を忘れずに、メンバーたちと解剖・生理・栄養を学習しております。そしてこれがさらに良いコミュニケーションへとつながると考えております。

 そしてこの「基礎」の視点が、新たな臨床の気づきにもつながることは少なくありません。それを皆で「連携」して検証し、実際の「臨床」を通じて皆様の健康に役立てたいと考えております。

 基礎医学の問題などが時折出てくるので、統合医療のクリニックなのになぜ?と思う方も少なくないかと思い、当院の伝えたいこととして少し書いてみました。

 自裁の診療の様子をこれまであまり記載していなかったので、これからは次第にここに述べていきたいと思います。(EATについて書くことが多いので当院を耳鼻科と思われる方も少なくないようですが、統合医療的な内科全般の相談や、ファッシアへの治療的介入としての刺絡・打診・ハイドロリリースなど特殊な鍼治療がむしろメインですので、腰痛や膝痛、肩こり首コリなどの整形外科的な問題をかかえている方は一度ご相談下さい)

 
tougouiryo at 2019年09月23日06:00|この記事のURLComments(0)

診療内容:メラトニン

 昨日、サプリメント関連の方と会食していた際に大変興味深いことをお聞きしました。

 以前より、熟眠感が得られないときに時折、メラトニンを用いており、良い睡眠を得られる実感があったのですが、このメラトニンが、睡眠や抗酸化といった効果に加え、さらに興味深い物質だということでした。それはミトコンドリアの機能回復を行うということ。ATP生成を行うことで自ら酸化しやすい状況となるミトコンドリア自体が、自らの細胞膜の酸化を防止するために、抗酸化物質メラトニンを生成するというストーリーです。

 ミトコンドリアが作るわけですから、あらゆる部分でメラトニンが生成されていても良いわけで、睡眠との関連を考えるとさらに興味深いです。メラトニンを大量に有する若者は、当然、睡眠状態もよく、ねれば疲れがすっかりとれるというわけで、反対に、加齢によりメラトニンが減少してくるとよい睡眠も得られず、疲労しやすい。当然見た目も、中身も老化が進むというわけです。こう考えるとよい睡眠による、骨休めはミトコンドリアのアンチエイジングにもつながることになりそうです。

 これにさらに還元型のコエンザイムQ10が加わるとさらにミトコンドリア機能が充実してきそうですね。身体機能のベースアップとしてメラトニンがブレークする日も近そうです。当院のメラトニンは、米国から医師専用のサプリメントを輸入したものを使用しております。

tougouiryo at 2019年08月31日06:00|この記事のURLComments(0)

診療内容:Bスポット療法(EAT)その3

 EATは局所の治療であるとともに、下垂体や視床下部にまでも影響を与えうる治療であるということを見てきましたが、さらに自律神経、とりわけ迷走神経を中心にした副交感神経に影響を及ぼすことが知られています。

 鼻腔の最下部をまっすぐ進み、咽頭壁にぶつかったところの奥が迷走神経の神経核となります。咽頭壁は、有髄の迷走神経(腹側迷走神経核由)が支配しており、ひろく横隔膜上に分布しております。これは横隔膜下に存在する、進化的には古い迷走神経とはことなり、広く自律神経全体のバランスをとると考えられています。こうした理論は、ポリヴェーガル理論として知られており、EATが幅広い症状改善につながる理由としても強い理論といえるでしょう。

 従来の交感神経・副交感神経のバランス理論だけでは説明のつかない現象、とりわけ副交感神経過剰によりデメリットとなる現象の説明に最適で、EATの可能性をまた別な視点から説明してくれる理論といえます。これは横隔膜上に分布していることからも、呼吸法の重要性とも大きな関連を持ちます。

 EAT、呼吸法(478呼吸など)、舌の体操(あいうべ体操やかいうべ体操など)などが相互に関連しあいながら、鰓から進化した咽頭の機能改善につながるというわけです。これは酸素や栄養など生命維持には不可欠なものを取り込む機能です。

 呼吸法、刺絡、EATの3者の相乗効果により「鰓」機能を改善し、生命力を高めていこうという治療方針の基礎理論はこんなところにあるのです。ただの「のど」「はな」の不調を超えて、更なる健康を目指していきましょう。



 

tougouiryo at 2019年08月30日15:05|この記事のURLComments(0)

診療内容:Bスポット療法(EAT)・その2

 昨日に引き続きBスポット療法についてご紹介します。現在は専門的にはEATと呼ぶことが提唱されております。慢性上咽頭炎に対しての治療法なのですが、これが病巣疾患として様々な症状を引き起こします。

 上咽頭は、進化的に見ても空気の通過する経路として、一番初めの防衛点であり、その奥には下垂体、さらには迷走神経の出発点もあります。近年、この部位の血流改善により近傍部のリンパや髄液の流れの改善を示すデータが出ていることから、この脳の中心部の機能改善までも可能性が言われるようになってきました。

 以前より、刺絡でも首の後ろの血流を改善することで、思いもかけない症状の改善などもあったのですが、この刺絡をいわば前から、「のど」の奥、「はな」の奥から直接行えるとい考えることもできるわけです。

 首はにんげんにとって、大きな頭が胴体に接続する細い部分であり、気の流れ道としてもいわば「難所」。半夏厚朴湯などここをターゲットにした漢方はたくさんあります。さらに進化医学的にみても、ここは「鰓(えら)」の部分で水生生物時代にはとりわけ重要な部位でもあります。それゆえにこの近傍には下垂体をはじめ全身に指令を与える中心部といった機能があるわけです。いろいろな症状の改善がみられるのもこうした理由からだと考えられます。

 EATは局所の瀉血的な効果も高いのですが、こうした進化的な観点からの自律神経とりわけ副交感神経系との関連も見逃せないでしょう。次はこうした自律神経との密接な関連について解説していこうと思います。

tougouiryo at 2019年08月27日06:00|この記事のURLComments(0)

診療内容:Bスポット療法(EAT)

 当院の診療内容として、刺絡を中心とした鍼灸療法をご紹介しましたが、これの変化球として、顔の前面からの刺絡ともいえる「Bスポット療法」をご紹介しましょう。

 喉の奥の違和感や、副鼻腔炎、後鼻漏などの「のど・はな」の不調は、非常に多い愁訴の一つですが、これに対してかつて「Bスポット療法」というものが行われていました。私自身もこの療法を紹介した本を、中学生ごろに本屋で立ち読みした記憶があります。(この本の同シリーズとして栗本慎一郎の『パンサル』もありました!)

 非常に効く治療法だったのですが、いかんせん痛みが強く、医師・患者ともに不評だったことや、「なんにでも効く」ということで医師たちから疑惑の目を向けられたことなど、様々な理由により、一時期は消えかけた治療でした。それが、鼻呼吸の重要性への見直しや、一部の腎炎への切り札的治療として再評価の機運が高まり、現在再ブレークといったところでしょうか。

 同様の治療は伝統医学的な鍼の場面でも行われており、医療の歴史としては初ではないのかもしれませんが、塩化亜鉛を用いた形でより安全性を高めて、現在施行されているというわけです。




tougouiryo at 2019年08月26日16:05|この記事のURLComments(0)

診療内容・瘀血対策(刺絡を中心に)

 当院の特徴としては、医師である私自身が鍼を打つというところでしょうか。鍼灸院での通常の鍼も打ちますが、それ以外の比較的珍しい鍼治療も行っています。

 開業以来10年以上前からほとんどの患者さんで行っているのが、刺絡療法です。痛いのが苦手な方は、別な方法もありますが、様々な疼痛に対しては、非常に効果的ですので多くの方が行っているというのが現状です。注射針や特殊な三稜鍼を用いた観血的な方法です。
 伝統医療などでは、ヒルなどを用いているので映像などでは見たことがある方も多いのでは。当院では使い捨ての鍼を用いて、カッピング(吸角)を用いて瘀血を吸い上げます。症状のない方で瘀血が局所になければ、出血しないこともありますが、痛みのある方はまず瘀血が取れるといってよいでしょう。当院ではカッサを用いて、瘀血の有無を判定して治療に活用しております。

 その他では、腹部の打鍼です。これは漢方の腹診とかねて行うことが多いのですが、いわゆる刺す鍼ではないので、痛みに弱い方や出血傾向の方に特に適すると言えます。それでいて、腹部の違和感や痛みには大変効果的です(当然、腹部疾患は否定したうえですが)。横隔膜の緊張緩和にも効果的で、呼吸法と合わせて胸腹の深部まで緩めることができる方法でもあります。

 さらに深部筋など深い部分の痛みや、関節近傍やしつこい疼痛には刺絡に加えて、エコー下でのハイドロリリースも行っております。エコーで筋膜の癒着・肥厚部を描出し、そこへ生理的食塩水を用いてリリースをかける方法です。刺絡の効果が及びにくい深部に極めて効果的な方法です。
 
 鍼とは少し異なりますが、Bスポット療法(EAT)も、上咽頭炎をはじめとした不定愁訴の方には非常に効果的です。この治療は最近たくさん本も出版されておりますので、お存じの方も多いかと思います。いわば上咽頭に対しての刺絡ともいえる方法で、首の刺絡と合わせると、頸部全体の血流改善を図ることができます。後鼻漏や副鼻腔炎といった慢性的な症状にお悩みの方にもおすすめの療法です。施設によって詳細な方法は異なりますが、当院では主に鼻腔からのアプローチのみで上咽頭を幅広く刺激しています。また上咽頭洗浄液(ミサトールリノローション)も取り扱っております。

 以上、鍼関連の一部ですが、こうした方法を用いて難病の源「瘀血」を治療しております。様々な症状でお悩みの方、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

tougouiryo at 2019年08月19日06:00|この記事のURLComments(0)

診療内容・統合医療相談

 このブログは同業者が多く見ているので、統合医療そのものについての情報提供のようなものになっておりますが、そうした専門家だけでなく、全く統合医療って何、という一般の方や、症状や治療法の検索から入ってくださった方も少なくないと思いますので、当院の診療内容もご紹介させていただきます。
(一般向けの診療案内は「秘書だより」としてフェイスブックでやっていますので、そちらも是非ご覧下さいませ!)

 まずは統合医療相談。これは東京女子医大自然医療クリニック時代からずっと継続している診療で、そもそも現代医療だけでいいのか、どのような補完医療と組み合わせるのがいいのか、または補完医療ではだめなのか、等の幅広い医療相談にのるものです。
 通常のクリニックでは、現代医療のみが前提になっているので、なかなかこうしたスタンスでは相談することが難しく、またセカンドオピニオン的な要素もあるので、医師でないと実際は困難だと思います。そうした事情もあり、女子医大時代は、常に予約いっぱいで1時間程度の相談を7つ8つこなしていた時もありました。現在では当時より減ったものの、統合医療の必要性を強く感じる診療だと思います。

 またこうした領域を検索される方の中には、強い医療不信をお持ちの方も少なくないと思います。医師はどうしてもダメという方には、カウンセラーによってお話しを伺うこともできますので、お電話にあてお問い合わせください。
 相談内容としては、がん治療や再発予防について、アトピー性皮膚炎や喘息、関節リウマチなどアレルギー・膠原病の統合医療的アプローチ、サプリの利用や、糖質制限をはじめとした食事療法に関するご相談も受けております。

tougouiryo at 2019年08月18日06:00|この記事のURLComments(0)

小池統合医療クリニックのご紹介

 今日は小池統合医療クリニックの紹介をしたいと思います。クリニックの診療内容はフェイスブックのほうでも常にご紹介しておりますが、ここでも久しぶりに書いてみたいと思います。

 当院では、みなさんにあまりなじみのない自由診療を取り入れております。これは前職の東京女子医大自然医療クリニックでの診療形態をそのままに開業したことからです。また統合医療は本来、通常の現代医療と(当然保険ではカバーされない)補完代替医療との合作ですから、特殊な混合診療を除くと、基本的には、保険診療との併用は認められておりません。あわせて、私自身で刺絡治療などの鍼治療を行うため、自費での診療にならざるを得ません。

 改善したい症状や、ご自分のセルフケアとの関連なども関連しますので、料金に関しては一度受診された際にご相談いただければ、個別に対応させていただいております。それでも、こうした分野に関心のある方の中には、現代医療を極度に嫌がる方も少なくないと思いますので、そうした方には、まず、女性カウンセラーによる受診相談を設けております。詳細はフェイスブックでご紹介しておりますのでごらんください。

 開業して12年ほどのなります。まだまだ統合医療という考え方が普及していないことから、こうした医療に警戒される方も少なくないと思います。当院では、まずはじめにじかんをゆっくりとってお話をすることから診療を始めたいと考えています。そうしたやりかたで、この12年間やってきましたし、これからも変わらずにやっていきたいと思います。

 現代の医療に足りないのは、やはりゆっくりとした対話ではないかと日々考えております。当院では刺絡やEAT(Bスポット療法)やホメオパシーなど特殊な治療も扱っておりますが、基本はやはり、この「対話」だと考えます。押しきせ的に、ただ従う医療ではなく、一緒に考えて「ともに治る」医療を展開していきたいと日々考えております。

 刺絡やBスポット療法、国内・国外の各種サプリメント、漢方、ホメオパシーなど診療の詳細はまたここでもおいおい解説していきたいと思います。

tougouiryo at 2019年08月10日06:00|この記事のURLComments(0)

積極的な健康をつかむために

 このブログでは、当クリニックについても、その考え方などをお伝えしていきたいと考えています。

 医療は、一般に難しく専門的なものと思われていますが、だからと言って、人任せでよいというものでもありません。セルフケアがことさら強調されるのもそうした理由からでしょう。しかし健康診断など異常値を指摘されて受診した場合は、いわゆるマニュアル通りに処方されることが多いのもまた事実です。

 こうした一連の流れにあまりに主体性がないようにかんじられることも多いのではないでしょうか。そうした中で、自分の考えとアドバイスをうまく組み合わせながら、もっと主体的に「健康」を取り戻したいと考える方が増えてきているような気がします。

 当院では、そうした積極的な健康意識を持った方を応援・支援していくような診療を行っています。統合医療とはただ単に、代替医療・自然医療を提供するだけではないと思います。

 急に自らの健康を、と言われても戸惑ってしまう方も少なくないでしょうが、ただひかれた線路の上を、他動的に進んでいくだけでいいのでしょうか。自分の体調を自分で取り戻すことから、積極的な生き方を選び取っていくことができるのではないでしょうか。当院は、そんな方のお手伝いをしたいと考えとります。

 遠隔セルフケアもそうした考えからここに書いてみました。他にもいろいろあると思います。小池統合医療クリニックのフェイスブックにもありますので、ぜひともそちらもご覧ください。



tougouiryo at 2019年07月29日06:00|この記事のURLComments(0)

本日から、ブログ名を変えました!

 これまで刺絡を中心にした診療を意識したブログ名にしていたのですが、かねてより「統合医療」全般の記事が多いので、ブログ名も統合医療ブログ、とそのままのネーミングにしました。
 統合医療におけるテーマは、医療システムとしての「統合医療」と、個人における「統合医療」とに大きく二分されるように思います。
 前者は現状の医療にどのように統合医療を入れていくか(もしくはその危険性をどれほど減らせるか)といった仕組みの問題で、ジャングルカンファレンスや、混合診療の在り方、多職種連携問題などがこれにあたります。我々の活動としては、まさにジャングルカンファレンスによる多職種連携の模索です。
 ついで、後者は個人内部における統合の問題で、エネルギーやスピリチュアルによるロマンティックな統一観が代表的ではないでしょうか。また学問的なアプローチによる統合主義もこれにあたるでしょう。今後の我々のアプローチとして考えているのが、「ファッシア」や「生体マトリックス」による統合モデルです。経絡やエネルギーといったものがかつてよりも統合的に語られる時代に突入しました。こちらも今後、さらに深めてみたいと思っております。







 今後は、特に、ファッシア論、そこから発展した瘀血、Bスポット療法、刺絡療法、サプリメント・ホメオパシー・漢方による身体の変化などについてご紹介していきたいと思います。

tougouiryo at 2018年11月28日14:45|この記事のURLComments(0)

小池統合医療クリニックの10周年記念パーティーが明治記念館にて開催されます

ご覧下さっている方、大変ご無沙汰しておりました。
久々の更新です。

 本日、当院、小池統合医療クリニックの10周年記念パーティーが明治記念館にて開催されます。

 白金時代を合わせて、もう十年も経ってしまったのかという感慨と、ここまで支えていただいた皆様への感謝の気持ちでいっぱいです。

 またなかよし鍼灸院と合わせて、日本統合医療センターとなってからも一年となりました。ともに診療する仲間も増え、さらに日本の「統合医療」発展のために邁進していきたいと思います。

 今後ともなにとぞ、宜しくお願いいたします。


 今月、『統合医療の哲学 ジャングルカンファレンス理論編』が出版予定です。また来月にはその続編である『医の智の会話 ジャングルカンファレンス実践編』も予定されております。こちらの更新をおろそかにしていた間、こつこつと別なところで文章を書いておりました(笑)
 二冊ともジャングルカンファレンスの全貌をご紹介する初めての出版となります。是非ともお読みいただけましたら幸いです。(アマゾンではまだ買えないと思います。中旬頃には買えるかな?といった感じです)

tougouiryo at 2017年10月01日09:37|この記事のURLComments(0)

ジャングルカンファレンス

ジャングルカンファレンスの可能性を追求するための会合がありました。

統合医療の理想を求めてのカンファの試みですが、従来の形に加えて、いろいろなバリエーションの可能性も出てきました。

どのように活発な多職種 連携が可能か、地域の保健・医療にどのように根付いていけるか、カンファレンスの必要性はますます高まっていくことだろうと思います。

我々は唯一の正しい真理ではなく、合意と連携により展開していくのです。これこそがカンファレンスの意義なのだと思います。

プラグマティズムの帰結 (ちくま学芸文庫)
リチャード ローティ
筑摩書房
2014-06-10

 
 
tougouiryo at 2015年05月29日15:28|この記事のURLComments(0)

愛のホルモン オキシトシン

 年末でバタバタしているうちに、もう26日ですね。統合医療学会からもう一週間経つんですね〜

 当日は、カンファレンス協会の告知をはじめ、カンファレンスメンバーの発表も2題あり、久しぶりに充実した学会でした。 またカンファレンスや統合医療クリニックに関心を持っていただいた先生方とも知り合うことができ、今後の展開も期待されます。

 御縁をいただいた先生方のうち、岐阜で統合医療クリニックを開業され、ご自分でも鍼灸をなさっている高橋先生に、後日、ご著書をいただきました。愛のホルモン、オキシトシンによる健康の秘密についての興味深い本で、皆様にもおすすめです! かつてテレビでも紹介され話題になりました。 手当の大切さをあらためて感じます。


 
 当院は明日、土曜日が今年最後の診療になります。新年は1月5日月曜日から開始します。 来年は新年早々の1月8日木曜日、ジャングルカンファレンスです。ご興味ある方は是非どうぞ。詳細は「ジャングルカンファレンス」で検索!
 
tougouiryo at 2014年12月26日15:53|この記事のURLComments(0)

統合医療カンファレンス

アルツハイマー病が劇的に改善した! 米国医師が見つけたココナツオイル驚異の効能
メアリー・T・ニューポート
ソフトバンククリエイティブ
2013-05-31



 昨日は、当院での統合医療カンファレンスでした。内容は植物状態やアルツハイマーからの回復に関して、参加者からの臨床体験などから盛んに議論されました。

 MCTオイルやココナツオイルを用いた方法から電気刺激をつかったもの、語りかけのみで劇的な結果を得たものなど、症例によりさまざまでした。

 共通するところは、常に関心を持ち続けるということ、あきらめないということ。栄養状態の重要性、と言ったところでしょうか。人間の回復力の奥深さを感じたカンファレンスでした。


tougouiryo at 2013年09月29日17:44|この記事のURLComments(0)

夏季休診のお知らせ

統合医療の考え方活かし方―新しい健康デザインの実践
統合医療の考え方活かし方―新しい健康デザインの実践

夏季休診のお知らせ

8月19日(金曜日)〜24日(水曜日)は休診となります。

この間は電話受付も休みとなりますので、お気を付けください。


tougouiryo at 2011年08月15日12:47|この記事のURLComments(0)

首・肩のこり

 今日は、首・肩についてです。不調を訴える方が非常に多いですが、その背景には、「血」の流れの悪さといった全身の不調があることがほとんどです。甘く見てはいけない症状なのです。

 

 首は、頭という重いものを胴体にのせながら、その運動の自由度から細くくびれており、そしてそれが胴体についたところが肩ともいえます。こうした構造から、いわゆる気や血がここで渋滞のように流れにくい状態になることも多い場所です。つまり、ベースとしての気や血の流れをスムースにすることが重要になってきます。

 

 肩こりの症状に対して代表的なものが葛根湯です。これは頭痛のところでも解説しましたように、同様の病態を示すからです。また筋肉の引きつるような痛みを伴う場合には芍薬甘草湯が有効です。そして、気や血の渋滞があるということは、瘀血症状がベースにあるということですから、桂枝茯苓丸も効果的です。首・肩という局所だけでなく、こうした全身を視野に入れた治療も大切です。

 

 しかし、局所症状が強い場合には、漢方薬単独よりも鍼灸の併用が効果的です。内服薬だけではなかなか効果が出ない方はぜひ鍼灸の併用をお勧めします。


tougouiryo at 2009年01月24日12:22|この記事のURLComments(0)

漢方解説 頭痛

 巷では、インフルエンザが流行しておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。このブログもしばらく開店休業でしたが、またぼちぼち再開していくつもりです。

 

 はじめに、よくある症状について「頭痛」についての漢方の簡単な解説から再開していきます。

 

 頭痛は、東洋医学的な観点からみると、片頭痛は体力の虚弱や冷え性などをベースに発症していることが多く、緊張性頭痛は首や肩のこりや緊張、高血圧に伴うものも多いことから、のぼせや瘀血症状をベースに発症していると考えられます。

 こうしたことから、通常、漢方薬としては、片頭痛に対してはゴシュユ湯や五苓散、月経不順などに伴うもには当帰芍薬散などが用いられることが多くなります。

 また緊張性頭痛に関しては、首のコリを伴うものには、風邪処方としても有名な葛根湯がよく用いられます。また、体力的に充実しているが、ストレスの関与が強いときなどには大柴胡湯も良い適応になるでしょう。

 またストレスの関与がある場合には、一般に柴胡という生薬が含まれる漢方が良く使用されます。更年期障害に伴うものであれば加味逍遥散も良いで適応になります。

 以上、頭痛について簡単な解説を終わります。

 では、まだ寒い日が続きますが、うがい、手洗いの励行で感染防止に努めてください。


tougouiryo at 2009年01月22日13:32|この記事のURLComments(0)

あけましておめでとうございます

 新年明けましておめでとうございます。

 本年も昨年同様、よろしくお願い致します。

 新年は四ツ谷の新クリニックにて1月3日より診療・お問い合わせを開始いたします。


tougouiryo at 2008年01月01日15:03|この記事のURLComments(0)

生活習慣病(糖尿病・高血圧など)

 以前「成人病」といわれていたものですが、成人であるか否かに問わず、生活習慣に密着することに焦点をあて、「生活習慣病」と称されるようになりました。ここには糖尿病をはじめ、癌も含まれます。すべて「生活習慣」というわけです。

 なかでもやはり中心となるのは、糖尿病や高血圧といったものです。これらは、特にはじめは、痛いなどの自覚症状はなく、健診などで指摘されて気づくことがほとんどです。そうした段階ですと、いきなり薬が必要です、といわれてもピンとくるものではありません。また(程度にもよりますが)、いきなり薬物療法ではなく、まずは食事療法、運動療法といった生活改善がもっとも重要なのはいうまでもありません。ところが、ただ、食事、運動といっても、どのようにしたらいいのか分からないのが普通です。

 そこで当クリニックでは、糖尿病(をはじめその「予備軍」も)の方には、具体的な糖質制限食とダイエットノートによる記録法の指導を行っています。糖質制限法は、まだ日本では一般的ではありませんが、京都・高雄病院をはじめ一部の病院では画期的な結果を出している治療法です。ただし場合によって、よく理解した指導する医師なしで、独断で行うのは危険を伴います。なるべく薬なしでの糖尿病をはじめとした生活習慣病対策を希望される方に、安全な糖質制限を行っていただくのが診療の目的です。

 また、症状にあわせて、漢方やサプリメントもお勧めします。ひとりひとりに合わせた生活習慣病対策により、早期の段階での改善を目指します。


tougouiryo at 2007年12月27日16:25|この記事のURLComments(0)

未病 自律神経失調症

 「未病」とは、東洋医学で病気になる以前の体調不良の状態を言います。現代的に言うと、なんとなく調子が良くないが検査では異常がない、もしくは、検査で異常を指摘されたものの自覚症状はない、というような状態です。あらゆる疾患は未病の状態を通過するわけで、この段階で治しておけば治療もしやすい、ということになります。「未病」は厳密には「予防」とはことなる概念で、セルフケアの意識の高まりの中で、今後ますます注目されるキーワードとなるでしょう。

 似たような使われ方をする言葉に「自律神経失調症」があります。自分としては明らかに体調不良があるにも関わらず、医療機関では「特に異常なし」といわれ、解決策がないまま、ドクターショッピングに陥っている方も少なくありません。

 「自律神経失調症」は、本来、原因不明の全身倦怠感,頭重,動悸などさまざまな身体的自律神経性愁訴をもつにもかかわらず、症状に見合う器質的変化はないものとされます。身体的不定愁訴があり、自律神経検査で異常が認められるもので、精神疾患や器質的疾患を除外したもの、というのが特徴になります。つまり、これといった診断の決め手にかける病気で、はっきりとした説明が難しいことがほとんどです。

 「ストレス」や「うつ」もこれらの状態とは密接な関係をもち、これらすべてが、いわゆる「未病」といっていい状態です。これに対して、現代西洋医学は、検査データに基づいて診断されることがほとんどなので、なかなかこうした状態を把握することが困難です。また、診断できたとしても、具体的治療方法で困ることもしばしばです。

 こうした「未病」状態に対して、具体的方策を持っているのが、漢方など伝統医学といえます。これらにより状態把握し、漢方や鍼灸などにより改善を図ることが未病の対策としては最善であると考えます。また、未病の中には大きな病気が隠れていることも少なくありません。そのため当クリニックでは、現代医学的な観点もあわせた「統合医療」のアプローチをおすすめします。

 こうした様々な不定愁訴の解決には、しっかりとした医師−患者関係が不可欠です。そのために当クリニックでは十分な時間をとって、納得していただける診療するため完全予約制としております。「こんな症状で受診していいのだろうか?」「こんなことを相談していいのだろうか?」という方にこそ適したクリニックです。


tougouiryo at 2007年12月27日15:16|この記事のURLComments(0)

関節リウマチ 首・肩・膝・腰の痛み

 関節リウマチを中心に、体の痛みにより日常生活が支障をきたしている方は少なくないと思います。関節リウマチの領域では、近年、現代医療の進展に伴い、いくつかの新たな抗リウマチ薬が登場し、効果が認められています。

 しかし、一方でこうした現代医療によっても望んだような効果がもたらされない方がいるのも事実です。痛みをかかえる方にとっては、痛みが解決されるのであれば、西洋も東洋も関係ない、というのが本当のところだと思います。

 そこで統合医療の立場としては、現代西洋医学的アプローチも否定せず、時に併用しつつ、漢方や鍼灸といった東洋医学的アプローチの併用をお勧めしています。実際には、一人一人のケースにより異なりますが、リウマチやそれ以外の関節の痛みなどに、とても有効なことは少なくありません。

 また、痛みでいくつかの医療機関を訪ね歩いた方には、東洋医学などに対して偏見を持っている方も少なくないようです。以前、受けた「鍼灸」がとても痛くて良くなかった、「漢方」を飲んだことがあるが全く効かなかった、という経験のある方です。しかし、不幸にして最初の「漢方」「鍼灸」との出会いは悪かったものの、その経験だけから、これらの選択肢を切り捨てるのはもったいないような気がします。さまざまなアプローチが複合して、「痛み」は改善されることが多いからです。また実施する治療家との相性もあるでしょう。

 いわゆる原因不明の痛みというものもたくさん存在します。それを何が原因かを追究することも学問的には大切なことですが、現代医学的な原因はよく分からないままでも、伝統医学的観点を駆使して治癒へ導くことは可能です。こうした治癒志向の医学体系が「統合医療」でもあるのです。首・肩・腰・膝の痛みなどで、漫然と痛み止めで対処されている方、統合医療的アプローチをお勧めします。


tougouiryo at 2007年12月24日16:54|この記事のURLComments(0)

四谷に移りました

 四谷に移転完了しました。まだ白金には少し荷物があるのですが、ほぼ完了です。漢方講座参加の方は地図等はHPを改訂しましたのでクリニックHPをご覧下さい。

 引越しというのはやはり疲れますね。申請やら、準備やらで年内はばたばたしそうです。


tougouiryo at 2007年12月19日23:38|この記事のURLComments(0)

自由診療を採用している理由

 当クリニックでは、保険診療ではなく、自由診療形式をとっております。普通、医療機関は保険診療なので、どうしてこうした診療形態なのか、を説明したいと思います。理由は大きく二つあります。

(1)ゆっくりとした時間で「納得の医療」のため

(2)代替医療を含めた「統合医療」のため

(1)ゆっくりとした時間で「納得の医療」のため: 従来の保険診療の枠では、患者さんの方でゆっくりと時間をとってもらいたい、もしくは、医師の側もそうしたいと考えても、様々な制約の中で、どうしても手早い診療になってしまいます。ただ薬だけほしい、という方にはいいのかもしれませんが、心身両面にわたる問題や、ドクターショッピングを重ねている場合などは、短時間(いわゆる「3分診療」)の診療で解決されないことがほとんどです。また、遠慮深い方は「他の患者さんがお待ちだから・・・」と遠慮される方も少なくありません。医療は本来、一人一人の人生において重要な局面を握るものであることもすくなくありません。これまでの人間ドックなどのデータなども含めて、じっくりと医療相談(加えて健康状態にあった代替医療相談)をするには、ある程度の時間がどうしても必要です。当クリニックでは、こうした問題を解決するために、ゆったりとした時間の取れる、自由診療形式を採用しています。

(2)代替医療を含めた「統合医療」のため: いうまでもなく保険医療のカバーしている医療はおおむね「現代西洋医学」です。わが国は一定の制約のもと、エキス剤を中心に医療用漢方も保険適応とされていますが、通常の薬剤と異なり、生薬であれば、かなりの制限がつきます。ましては良質の生薬を使用する場合は、なおさらです。さらには、漢方と両輪の関係でもある鍼灸を、漢方処方する医師が、相乗的効果をねらって自ら行うことも、事実上困難です。また、サプリメントやホメオパシーといった代替医療であればなおさらです。いわゆる「身体にやさしい自然医療」は、保険診療ではカバーされていないため、自由診療とせざるを得ないのです。また、一緒にやってくれないの、というご意見をうかがうこともあるのですが、基本的に現在の制度上、混合診療(保険診療+自由診療)はきわめて限られた条件のもとでしか認められておりません。こうした理由から、統合医療実践のための当クリニックでは自由診療形式を採用せざるを得ないのです。


tougouiryo at 2007年11月30日15:02|この記事のURLComments(0)

クリニック紹介(アトピー性皮膚炎の統合医療)

 アトピー性皮膚炎は、アレルギー反応により、慢性的かつ再発性に皮膚にかゆみを発生させる湿疹で、全人口の約5%の罹患率があるといわれています。

 非常にメジャーな疾患にも関わらず、従来の治療法のみでは、簡単に解決できないことも多く、ステロイドなどへの不信も合わさり、医療不信につながることも多いようです。発症の原因は、身体的要因のみならず、精神的、環境的などさまざまな要因が重なっていることがほとんどです。

 こうした疾患には、いわゆる現代西洋医学のみで解決できた方はいいのですが、そうでない方には統合医療的なアプローチが必要であると考えます。つまり重症化した場合のステロイド治療などは否定せず、現代医療的アプローチも併用しながら、できるだけ漢方、ホメオパシー、サプリメント(腸内環境改善用)などの自然医療を駆使して、速やかに状態の改善を図るものです。

 当クリニックでは、漢方、ホメオパシーを中心にしながらサプリメントも取り入れつつ治療を行います。必要に応じて、皮膚科医との連携もおこなっております。これまで、たくさんの医療機関を経てきた方がほとんどかと思います。これまでの経過などを時間をかけて聞く中で、治癒のキーポイントも探っていきたいと思います。

 あらゆる疾患に共通することですが、アトピー性皮膚炎も突然の災難として発症してきたわけではありません。生活の見直し、心理的な問題など、一つ一つ解決していくことが、結局は治療の近道になるでしょう。統合医療はそのための大きな道しるべと言えるものです。


tougouiryo at 2007年11月24日11:49|この記事のURLComments(0)

クリニック紹介(がんの統合医療)

 がん(悪性腫瘍)にたいして、様々な医療技術が日進月歩で進展している反面、依然として、現代医療では対応できない、という状態の方々も少なくありません。すでに転移しているために根本的な治療法がない、といわれる方々も少なくありません。

 

しかし、本当に「ない」のでしょうか。現代医療的に「ない」、論文などのエビデンスとして「ない」、としても、代替医療を含めたすべての可能性において「ない」ということではありません。確かに、いわゆる科学的、統計的に「ない」としても、本当に何もない、ということにはなりません。

 

「がん」というと突然の災難のように捉えられることが多いですが、本当に突然の災難なのでしょうか。これまでの生活習慣や、こころとからだの状態を振り返る中で、様々な治癒へのヒントが含まれていることは少なくありません。

 

どうして「がん」の発生を許してしまったのか、現代医学的な観点のみならず、東洋医学などの代替医療的な観点からも考えていきます。当クリニックでは、現代医療の相補的医療として、漢方、鍼灸、ホメオパシー、サプリメントなどを効果的に組み合わせて(ときには単独で)対処していくなかで、がんへの対策を立てていきます。

 

よく巷で、「がんにはコレ!」という形式の代替医療が見られますが、そうした簡単な方法で解決するような疾患ではありません。がんの違いや、一人一人の個人差を考え、完全なオーダーメードで対処していくべき疾患であると考えます。そのため当クリニックでは、時間をかけて納得のいく形で、漢方の処方や、サプリメントのご案内をおこなっております。

 

がん治療における統合医療的アプローチに関して、ご興味のある方のご相談を行っております。ご家族の方のご相談も行っておりますので、クリニックまでご連絡ください。


tougouiryo at 2007年11月23日19:57|この記事のURLComments(0)

関節痛、こんなときどうする?

 関節痛は関節内部の軟骨のすりへりにより痛み炎症を生じるもので、中でも多いのが変形性膝関節症です。一種の老化現象でもありますが、加重により症状悪化を招くため、ダイエットは重要な治療法です。

 また、急な痛みのあるときは、症状が寛解するまで、激しい運動は避け、再発防止としては膝部の筋力アップが必要になります

 

 リウマチ性関節炎は関節内膜の炎症の結果、関節の腫脹、疼痛を生じるもので、免疫異常により発生し、何らかの誘発原因があると考えらています。喫煙、ストレス、食事内容などがこれにあたり、自身の症状の発現と合わせて、これらの誘発原因を避けていくことも重要となります。急性の炎症が激しいときは関節を休ませなくてはなりませんが、その後慢性化する中では次第に運動をしながら、温めることで血行の改善を図ることも重要です。

 

 漢方としては、関節痛は漢方では水滞と考えることから、むくみの有無は重要で、水っぽいむくみがある場合は防已黄耆湯、また、体力的に弱いタイプには桂枝加朮附湯。関節の炎症が強く、体力のあるタイプには越婢加朮湯がよいようです。

 

 ツボとしては足三里、陽陵泉、陰陵泉、三陰交などが代表的。また慢性関節リウマチなどでは全身治療も併用しなければなりません。

 

 サプリメント・栄養の観点からは、軟骨再生を目的にグルコサミンやコンドロイチンなど。カルシウムやビタミンDの摂取も効果的。また抗酸化作用をもつブルーベリーは関節炎の症状緩和に有効とされます。ハーブとしてはデビルズクローのお茶かサプリメントも効果的。(ただし胃潰瘍など消化器症状がある場合は避けること)

 

 アロマセラピーとしては、炎症症状の緩和としては、ジャーマンカモミール、ラヴェンダー。キャリアオイルとともにヨーロッパアカマツ、バジル、ウィンターグリーンなどの患部への塗布も有効です。


tougouiryo at 2007年06月22日10:16|この記事のURLComments(0)

腰痛 こんなときどうする?

 腰痛には、椎間板ヘルニアや変形性脊椎症、骨粗しょう症による圧迫骨折など原因のはっきりしたものもありますが、原因の特定されないものも少なくなく、生活環境やストレスにも大きく影響されます。

 東洋医学的には、冷えによる血行不全によるものも多く、ゆったりとした「入浴」は治療において非常に重要なものになります。当クリニックでも重点的に指導するのはこうした理由があります。

 

 また、無理な姿勢による業務や、自分の足に合わない靴(中敷)など日常生活に密着した原因をもつことも少なくありません。こうした日常の見直しも大変重要なことです。

 また筋の弱りから腰痛に至ることも少なくないので、腹部ならびに背部の筋力アップを図ることも重要です。とくに腹部には骨格がないので(あたりまえですが…)筋による体格の維持は重要になるのです。

 

 代表的な漢方薬を見ていきましょう。ギックリ腰のような突然の痛みには芍薬甘草湯がいいでしょう。幅広く痛みに対応できる処方です。老化をベースに腰痛には八味地黄丸、桂枝加朮附湯が適するでしょう。また、瘀血をベースにしたものには桂枝茯苓丸、さらに下半身の冷えが強ければ、五積散が適するでしょう。全体としてまとめると、老化をベースにしたものには補腎剤、筋肉などの血行不全をベースにしたものには駆瘀血剤が処方され、腰痛に対処されます。

 ツボとしては圧痛点に加えて、腎ユ、大腸ユ、環跳など膀胱経、胆経を中心とした経穴が選ばれます。

 

 サプリメント・栄養の観点としては、老化に関するものとして骨粗しょう症対策がなされます。カルシウムやビタミンDの経口摂取も効果的です。また軟骨再生を目的とするグルコサミン摂取も効果的とされます。

 

 アロマセラピーとしては、キャリアオイルとともにヨーロッパアカマツ、バジル、ウィンターグリーンなどを患部に塗布も効果的です。緊張がベースになっているものにはイランイランなどリラックス系の芳香も試してみたいところです。

 

 ホメオパシーとしては、筋肉や関節に対しては、ルストックス(温めると改善する使いすぎの症状)やルータ(比較的小さな筋肉・関節に。眼精疲労を伴うものにも効果的)が代表的なレメディーとなります。ただし、仕事など、個人の事情に密接に関連したものも多いので、たかが腰痛と言えず、くわしいカウンセリングを要することも実際は少なくありません。セルフケアで思ったほどの効果が上がらない場合は、専門家に相談されることをお勧めします。

 

 腰はまさに体の「要」のところです。日常生活など、無理な点がないか、改めて再確認させるための体の警告と捉えられるかもしれません。そうした根本原因を探る試みもとても大切です。

 


tougouiryo at 2007年06月02日12:37|この記事のURLComments(0)

首・肩のこり

 セルフケアのポイントとしては、首・肩は、重い頭部を支えていることから常に緊張状態を強いられる、という点が重要です。こうした緊張状態から筋の緊張、さらには血行不良の状態を招きやすい。また心理的なストレスが身体に表現されたものであることも多い、と思われます。知らず知らずのうちに、われわれは、肩を緊張させていることも多く、まずは、そうした日常の場面をしっかりと自覚することが重要なんです。

 

 緊張を感じたら、首と肩をすくめて(力んで緊張させて)一気に脱力するようにします。ただ脱力だけ、だとうまく脱力できません。また、知らないうちに首・肩の緊張をしているということに気づくことも対策の第一歩なのです。コリを自覚したら、首を回す体操なども重要です。また、冷えによる全身の血行不全が背景にあることも多く、ゆっくりと湯船で半身浴することも重要です。全身の冷え改善に伴い、症状が軽快することも少なくありません。肩のみのアプローチより、腰から下の冷え対策がむしろ非常に効果的に感じます。

 

 要注意症状としては、なかなか改善せず、かえって悪化するようなとき、痛みが背中や、胸など異なる場所へと放散していくときなどは内臓性の疾患を反映していることもあるので受診、精査をおすすめします。

 

 漢方による対処としては、肩こりの初期症状としては葛根湯が一般的です。筋肉の引きつりによる痛みがある場合には芍薬甘草湯も効果的。全身の血行不全状態を反映していることも多く、瘀血状態とみて、桂枝茯苓丸が有効なことがすくなくありません。ただし局所症状が強いときは、漢方単独よりも、鍼灸との併用が効果的だとおもいます。ツボとしては、押して痛みのあるツボ(阿是穴)に加えて、風池、肩井などが代表的といえるでしょう。

 

 サプリメント・栄養:疲労物質の蓄積を防ぐ意味でビタミンB1、血行改善を目的にビタミンEなどの摂取は欠かせません。具体的にはビタミンBのコンプレックスが有効なことが多いです。

 

 アロマセラピーとしては、ラヴェンダーやゼラニウムの吸入や、ベースのキャリアオイルに数滴まぜて指圧やマッサージがいいでしょう。また精神的ないらつきや高血圧を伴う場合にはイランイランも効果的です。リラクゼーション系のオイルを好みで使い分けるのがポイントです。

 

 ホメオパシーとしては、筋肉や関節に対しては、ルストックス(温めると改善する使いすぎの症状)やルータ(比較的小さな筋肉・関節に。眼精疲労を伴うものにも効果的)が代表的です。精神的な関与もあわせて考えていければよりよい処方へつながりやすいでしょう。

 

 非常に、メジャーな症状でしたがいかがでしょうか。ある意味、現代に特徴的な症状で、精神的な問題とも密接なことが多いのが特徴です。いずれにせよ、これまでの矛盾に目を向けることが対策の近道といえそうです。

 


tougouiryo at 2007年05月28日00:53|この記事のURLComments(0)

頭痛、こんなときどうする?

 

 通常、頭痛というと、緊張性頭痛と偏頭痛がその多くをしめる。緊張性では、首などの緊張をベースにしており、リラクゼーションが重要な要素となります。とりわけ、副交感神経活性化を計るための入浴、温め、などが大切になるわけです。

 また、女性に多い、偏頭痛ではアルコールやチョコレートの摂取を控えることも重要です。また、偏頭痛には誘発要因が関与することが多く、自分で頭痛日誌(どのようなときにどのくらい痛むか)などをつけ、どのような要因が誘発しているのかを知ることも重要です。心配事や天候の変化、ある種の食品であることも多い、といわれ、その原因を自分で知ることは予防においても大切です。

 

 次に漢方について解説します。偏頭痛では女性に多く、虚弱や冷えがベースにあることから、当帰芍薬散、呉茱萸湯など有効です。また、緊張性頭痛であれば、筋肉の緊張やストレスがベースにあることから、葛根湯、大柴胡湯などが有効となるでしょう。ツボとしては、百会・合谷・風池・臨泣への指圧などがセルフケアとしては手軽にできるでしょう。

 

 サプリメント・栄養の観点としては、マグネシウムとカルシウムやビタミンB2の摂取も有効。ハーブとしてはフィーバーフューが効果的とされます。これには予防効果もあるようです。

 

 アロマセラピーとしては、リラックス系のものを中心に、ラヴェンダー・ペパーミント・ローマンカモミールがよいでしょう。ペパーミントやラヴェンダーを数的いれたたらいで搾った布で額を冷やすのも効果的です。

 

 ホメオパシーでは、アコナイト(寒さなどの突然の刺激による痛み)・ベラドンナ(拍動性の痛み)などを使い分けてみるのもよいでしょう。体質が症状に密接に関与しているので、詳しい専門家による問診があれば、より良いことはいうまでもありません。

 

 こうした自然療法のすばらしさもさることながら、現代医学的な観点もわすれてはいけません。例えば、今までに経験しないような頭痛、外傷に伴うもの、神経症状を伴うものなどは、すみやかに医療機関の受診をするようにしてください。(ここに記載されたものはすべての人に有効とはかぎりません。専門家の指導のもとで行われることをおすすめします)


tougouiryo at 2007年05月25日13:51|この記事のURLComments(0)

爪による肥満遺伝子チェック

 検査というと血液検査を思い浮かべる人も多いかと思いますが、「爪」でもいろいろな情報がわかるのです。体の中のミネラルの過不足や、遺伝子による肥満リスクも推測できます。

 いわゆる保険診療ではできませんが、人間ドックとして自由診療の範囲で可能です。痛くもなく、現在とこれからの生活を、データに基づいて修正する、まさに統合医療的データ活用術です。新たな検査の可能性も感じさせるものでもあります。

 当クリニックでも爪による遺伝子肥満チェックを開始します。データを測定するのみでなく、これからどうしていくべきか、漢方など様々なアプローチで対応していくことが可能です。ご興味のある方はどうぞ。


tougouiryo at 2007年03月12日17:10|この記事のURLComments(0)

自律神経失調症の精神からの視点

 「自律神経失調症」という言葉は皆さんもよく聞くかもしれません。いわゆる「不定愁訴」と同じように使われることもあり、典型的な疾患に症状が分類されないときに用いられることが多いようです。

 そこには重大な疾患がただ見つけられないという理由で潜んでいることもありますが、大方は精神疾患として考えられるのではないだろうか、というのが最近の見解です。

 安易に精神疾患というとわが国ではまだまだ偏見も多いので、このような疾患名がつけられるようになったというのが主ないきさつのようです。そうした流れから身体症状であっても「うつ」が潜んでいるという可能性も盛んに言われるようになってきました。(いわゆる「身体症状化」です)こうした中で最近、うつの診断をつけ、薬剤療法へと展開する流れも増えてきたように思います。これにより、症状改善する方もいるのでこれはこれで結構なことであると思います。

 ただ、自律神経失調症、不定愁訴を身体疾患のみでなく、精神疾患からも考える、というだけで十分なのでしょうか。統合医療の観点からは、それだけでも足らないように感じます。いわゆる「もうひとつの観点」も必要ではないかと思うのです。伝統医療の観点です。わが国であれば漢方が東洋医学的観点といえます。その他にもホメオパシー的観点なども有用でしょう。つまり代替医療的観点です。

 副作用発現の可能性などから、安易な抗うつ薬処方の流れは考えなおさなければいけないこともあるようです。なかなか治らない、いわゆる自律神経失調症の新たなアプローチに統合医療が有効な理由でもあるのです。現代医療的な「身体・精神の構図」だけでなく、もうひとつの視点の重要性がここにもあるのです。


tougouiryo at 2007年03月08日15:41|この記事のURLComments(0)

慢性疲労の漢方について思うこと

 今回は疲労について考えて見たいと思います。一般の診療においても疲労は成人の約3割に認められる症状で、六ヶ月持続したものを慢性疲労と呼びます。このような状態のときに用いられる漢方薬に「補中益気湯」が有名です。

 いわゆる「慢性疲労症候群」はさらに集中力低下やのどの痛み、関節痛などの諸症状が新たに発症したもので、慢性疲労のごく一部にしかあてはまりません。(10%未満といわれています)つまりすべての慢性疲労にあてはまるものではないのです。

 一般に疲労は精神の状態に原因があるといわれ、内科疾患が原因のこともすくなくありません。つまり内科的な疾患が改善されるにともなって改善するものも少なくないのです。

 そこで慢性疲労に関しての統合医療を考えてみると、いわゆる原疾患を治療することが優先されるのはいうまでもありません。またそれは、いわゆる西洋医学的疾患でなくても、東洋医学的疾患でもいいわけです。つまり「補中益気湯」に限らずとも、東洋医学的診断によって他のものでもいいわけです。つまり血虚が加われば十全大補湯でも四物湯でも可能性があるのです。

 このように病名(症状名)が同じでも処方や対処法が異なる例は、統合医療では普通です。だから一人ひとりの症状によって対応策をかえなければいけないというわけです。これが私のクリニックで時間を十分とる理由でもあるのです。


tougouiryo at 2007年03月03日17:53|この記事のURLComments(0)

花粉症の漢方・鍼灸治療(2)

 花粉症についての統合医療的セルフケアを追加したいと思います。適切な漢方や内科的治療法に加えて、冷え対策も重要です。

 前回も簡単に書きましたが、下半身の冷えた状態では、花粉症の症状はさらに悪化することが多いようです。「それほど冷えていないかな」と思う人でも、湯たんぽなどの温め器具で、腰から下を暖めてみてください。足先まで温まったころには、「ムズムズ」感がずいぶん改善されるかと思います。

 これは、小青竜湯が効果を発揮する漢方理論からも考えられることで、とりわけ腰の温めが有効です。確かに主な原因は「花粉」や「ほこり」なのですが、くしゃみやかゆみの持続には、体質の関与が大きいのです。

 根本改善は難しいにしても、温めでからだを癒すのは花粉症においても重要なのです。また、漢方薬の服用のタイミングなど自然医療にはまだまだ工夫点はたくさんあります。詳しくは専門機関に受診するのもいい方法でしょう。

 また、「これはいい」と思う各自の方法を模索するのも重要なことです。治す側と治される側、この両者の関係性のなかでこそ、いい統合医療は出来ていくのですから。

 

 当院では漢方に加え、鍼を使っての症状改善もしております。


tougouiryo at 2007年02月24日18:01|この記事のURLComments(0)