四谷新クリニック

2022年、皆さまお世話になりました!

 2022年も本日で終わりとなりました。今年一年を振り返るに、14年ほど診療を行った四ツ谷2丁目の新一ビルを立ち退いて、新たな「四ツ谷三丁目 斎藤ビルディング」へと移転したが大きな出来事でした。立ち退きにあたってはいろいろとトラブルがあったものの、結果としては良い形で新クリニックの開設につながったことは不幸中の幸いでした。
 移転にあたっては、患者様をはじめ、関係者の方々にはご迷惑をおかけすることも多かったと思います。あらためて、年の瀬ではありますが、深謝致します。

 来年2023年は、移転の件も落ち着いたので、新たな診療体制をより整備し、皆様により良い「統合医療」を提供できるクリニックにしていきたいと考えております。具体的なことは、このブログを始め、リニューアルしましたホームページなどをご参照して頂けますと幸いです。

 年明け早々には甲野善紀先生にお会いする予定を始め、12日㈭は新年一発目の「ジャングルカンファレンス」も始まり、ホリスティック医学協会の方々の取材も入る予定です。
 さらに今年は、読書会としてのジャングルカフェの内容をさらに充実するとともに、JIMC日本統合医療センターとして、メンバーシップ制度を開設していこうと思います。
 また、統合医療学会関連としては、従来の統合医療カンファレンスの拡充とともに、基礎医学講座(解剖生理)の拡充、統合医療の実践と理論の総論講義などが予定されています。関心のある方々の参加を心待ちにしております。

 その他にもいろいろと企画しておりますので、来年もまた小池統合医療クリニック、日本統合医療センターをよろしくお願い申し上げます。

 それでは良いお年を!

tougouiryo at 2022年12月31日16:35|この記事のURLComments(0)

ホームページ写真追加しました!

 ホームページ、写真が少し変わりました。リボンのメンバーも増えていますので、ご覧ください。今後の適宜、変更していきます!

小池統合医療クリニック

tougouiryo at 2022年11月17日09:37|この記事のURLComments(0)

ホームページ、リニューアルしました!

 ホームページを10年ぶりにリニューアルしました。顔写真が大きくなりました(笑)
 まだ改訂作業中なのですが、とりあえずの公開です。作成の方の作業が遅れており、一部診療時間などが間違って記載されておりますことをお詫び申し上げます。診療ご希望の方は、直接、クリニックにお電話でご確認ください。また途中、どこの病院の写真かわからない(笑)病室の写真が挿入されていますが、作成中のダミーなので早急に入れ替えます、申し訳ございません。93室も病室ありません・・・

 主な診療時間の訂正は下記のようになります。

誤)診療時間10時〜13時、13時〜18時 → 正)10:30〜18:00
誤)月水は第2第4の診療 → 正)水曜日のみ第2第4の診療


ブログのバナーからも飛べますが、念のため…

小池統合医療クリニック

tougouiryo at 2022年11月03日09:40|この記事のURLComments(0)

小池統合医療クリニックは四谷三丁目に移転しました!

 小池統合医療クリニックは、四谷三丁目にて診療しております。(新宿区四谷3丁目1−4 斉藤ビルディング 2階B号室)。従来の2丁目新一ビルではありませんのでお気を付けください。

 四谷三丁目駅から徒歩三分、ペルシャ絨毯のお店の入ったビルの2階になります。(ペルシャ絨毯のお店の横の自動ドアを入り奥のエレベータにてお上がり下さい)

 お問い合わせ(ご予約等)の電話番号は、これまでのものと同様(03−3357-0105)ですのでお気軽にどうぞ。

 身心工房リボンは、同ビルの三階A号室です。こちらもお問い合わせは同じ電話番号ですのでお気軽にどうぞ!(リフレクソロジー・タイ式マッサージ・骨盤底トレーニング・アトピーカウンセリング・脳波バイオフィードバック・靴調整・靴制作、等々のセラピストに加え新たなセラピストも加入予定です)

tougouiryo at 2022年07月10日11:00|この記事のURLComments(0)

小池統合医療クリニック 本日、診療再開します!

 本日、小池統合医療クリニックは、四谷三丁目にて診療再開いたします。(新宿区四谷3丁目1−4 斉藤ビルディング 2階B号室)四谷三丁目駅から徒歩三分、ペルシャ絨毯のお店の入ったビルの2階になります。
 お問い合わせ(ご予約等)の電話番号は、これまでのものと同様(03−3357-0105)ですのでお気軽にどうぞ。
 本日は18時まで診療しております。

tougouiryo at 2022年06月23日07:00|この記事のURLComments(0)

6月23日㈭ 新クリニックにて診療再開です。

 クリニック再開の正式な日程が決まりました!

 認可やら工事やらの諸問題で、少し遅れましたが6月23日木曜日からの再開です。これまで予約をいただいていた方には順次お電話にて予約開始しておりますが、新患の方は基本的には30日以降の予約とさせていただいております。

 診療を継続されていた方には、長らくお待たせいたしまして、申し訳ございませんでした。東京メトロ、四谷三丁目駅からは非常に近くなりますので、これまでよりアクセスは良くなると思いますので、よろしくお願いいたします。
 また内装も全く新しいナチュラルなデザインとなる予定です。リボン(24日オープン予定)ともども、今後ともよろしくお願い申し上げます。

tougouiryo at 2022年06月11日13:48|この記事のURLComments(0)

可能性と共創

 今度のジャングルカフェ開催はクリニック移転中のため、オンラインを中心として開催し、撮影会場としては貸し会議室で撮影したいと思います。
 なので、一般参加の方々はオンライン参加となりますのでご了承ください。

 今回のカフェの課題図書は森田洋之医師の『人は家畜になっても生き残る道を選ぶのか?』です。なかなかに過激なタイトルですので、ゴーマニズム宣言なみの過激表現を想像される方も多いかもしれませんが、内容は極めて穏当かつ堅実な内容だと思います。ブログからの記事がメインの内容で、題名を変えれば(笑)自費出版ではなくても行けたのではないかも思います。

人は家畜になっても生き残る道を選ぶのか?
森田 洋之
南日本ヘルスリサーチラボ
2022-04-11



 いわゆる「医療化」という問題を、現代の最大問題に焦点をあわせて論じている内容です。問題提起としてはこれまでも、別な切り口で論じられていたものではありますが、ポストコロナにおいて、それが決定的な意味を持ってしまったことに対しての考察です。

 いろいろな視点をカフェでは取り扱おうと思いますが、このブログ上でまず、メモ的に記しておくのが「取引の2類型」について。
 いわゆる専門家が「ゼロコロナ」を目指すのは構造的な問題であり、この2類型を考えると分かり易いというもの。ここでは世の中の取引には「等価な価値を交換する取引」と「両者で共に創出した価値を分け合う協同プロジェクト型の取引」があるとしています。「等価交換」と「共同創出」とでもまとめておきましょう。
 医療現場におけるアナロジーとして、急性期医療は「等価交換」、いわゆる慢性期や終末期は「共同創出」といった感じです。
 これは私の従来から説明している医療における「縮退」での説明にも相通じるところで、選択肢の限定された状況では「等価交換」でよく、選択肢が開かれた状況では「共同」での創出が必要にならざるを得ないわけです。ところが(医療現場において)巷間よく耳にするのは、診療点数に紐づけられた等価交換性です。売買可能な商品としての医療といった側面です。こうした状況では、買うべきものが明確に限定されなければなりません。可能性が開いていては、それはそれでまずいという感じになります。そこで用いられる方法が共同(協同)での創出、といったところでしょうか。
 しかしこの方法が、まさに線形的な思考とは程遠い方法論を基盤とするため、一般にはなかなか理解しがたいところでもあります。この本でも、こうしたパターンは多く見積もっても「2割」程度と記載してあります。と、続きはカフェでの会話にて。

 これを書いていて気付いたのが、現在ホームページの大幅改定中なのですが、そこでの当院のキャッチフレーズ的なものです。これまでも「可能性のための医療」を掲げていたのですが、加えて「共に創る(共創する)医療」を追加したいと思います。
 「可能性のための医療・共に創る医療」です。標語的に表現すると「可能性と共創」でしょうか。新たなクリニック開設時の標語にしたいと思います。


tougouiryo at 2022年05月30日07:45|この記事のURLComments(0)

新年あけましておめでとうございます!

 新年あけましておめでとうございます!
 本年もよろしくお願いいたします!


 今年はいろいろと大きな変動・大移動が予定されているので、慌ただしい一年になりそうです。統合医療における展開も、臨床における栄養内科・経絡内科・漢方ホメオパシー内科といった視点からの診療、さらにはマトリックス的な要因である3大概念(トランス・ファシア・ダイアローグ)を意識した診療など、いろいろと考えています。
 また多元主義の重要性も改めて強調することにもなりそうです。とりあえず多元的統合医療の視点から臨床症例を集め直し、学会などを通して意義を問いていきたいと思います。

 また城めぐりもいよいよ佳境。完全200城制覇まであと少しですので、これも今年でコンプリート予定です。今後はより深く、陰的な概念として医療との共通点も探ってみたいです。

 これらを思うと10年でずいぶんと考え方が変化、進展していることに気づかされますね。「考え方・活かし方」を読みながら、今後の方針をより深く広く考え直したいと思います!




 なお本年の診療開始は1月6日からとなります。お問い合わせ、ご予約のご連絡も6日からとなりますのでよろしくお願いいたします。



tougouiryo at 2022年01月01日00:00|この記事のURLComments(0)

小池統合医療クリニックの10周年記念パーティーが明治記念館にて開催されます

ご覧下さっている方、大変ご無沙汰しておりました。
久々の更新です。

 本日、当院、小池統合医療クリニックの10周年記念パーティーが明治記念館にて開催されます。

 白金時代を合わせて、もう十年も経ってしまったのかという感慨と、ここまで支えていただいた皆様への感謝の気持ちでいっぱいです。

 またなかよし鍼灸院と合わせて、日本統合医療センターとなってからも一年となりました。ともに診療する仲間も増え、さらに日本の「統合医療」発展のために邁進していきたいと思います。

 今後ともなにとぞ、宜しくお願いいたします。


 今月、『統合医療の哲学 ジャングルカンファレンス理論編』が出版予定です。また来月にはその続編である『医の智の会話 ジャングルカンファレンス実践編』も予定されております。こちらの更新をおろそかにしていた間、こつこつと別なところで文章を書いておりました(笑)
 二冊ともジャングルカンファレンスの全貌をご紹介する初めての出版となります。是非ともお読みいただけましたら幸いです。(アマゾンではまだ買えないと思います。中旬頃には買えるかな?といった感じです)

tougouiryo at 2017年10月01日09:37|この記事のURLComments(0)

ジャングルカンファレンス

ジャングルカンファレンスの可能性を追求するための会合がありました。

統合医療の理想を求めてのカンファの試みですが、従来の形に加えて、いろいろなバリエーションの可能性も出てきました。

どのように活発な多職種 連携が可能か、地域の保健・医療にどのように根付いていけるか、カンファレンスの必要性はますます高まっていくことだろうと思います。

我々は唯一の正しい真理ではなく、合意と連携により展開していくのです。これこそがカンファレンスの意義なのだと思います。

プラグマティズムの帰結 (ちくま学芸文庫)
リチャード ローティ
筑摩書房
2014-06-10

 
 
tougouiryo at 2015年05月29日15:28|この記事のURLComments(0)

愛のホルモン オキシトシン

 年末でバタバタしているうちに、もう26日ですね。統合医療学会からもう一週間経つんですね〜

 当日は、カンファレンス協会の告知をはじめ、カンファレンスメンバーの発表も2題あり、久しぶりに充実した学会でした。 またカンファレンスや統合医療クリニックに関心を持っていただいた先生方とも知り合うことができ、今後の展開も期待されます。

 御縁をいただいた先生方のうち、岐阜で統合医療クリニックを開業され、ご自分でも鍼灸をなさっている高橋先生に、後日、ご著書をいただきました。愛のホルモン、オキシトシンによる健康の秘密についての興味深い本で、皆様にもおすすめです! かつてテレビでも紹介され話題になりました。 手当の大切さをあらためて感じます。


 
 当院は明日、土曜日が今年最後の診療になります。新年は1月5日月曜日から開始します。 来年は新年早々の1月8日木曜日、ジャングルカンファレンスです。ご興味ある方は是非どうぞ。詳細は「ジャングルカンファレンス」で検索!
 
tougouiryo at 2014年12月26日15:53|この記事のURLComments(0)

統合医療カンファレンス

アルツハイマー病が劇的に改善した! 米国医師が見つけたココナツオイル驚異の効能
メアリー・T・ニューポート
ソフトバンククリエイティブ
2013-05-31



 昨日は、当院での統合医療カンファレンスでした。内容は植物状態やアルツハイマーからの回復に関して、参加者からの臨床体験などから盛んに議論されました。

 MCTオイルやココナツオイルを用いた方法から電気刺激をつかったもの、語りかけのみで劇的な結果を得たものなど、症例によりさまざまでした。

 共通するところは、常に関心を持ち続けるということ、あきらめないということ。栄養状態の重要性、と言ったところでしょうか。人間の回復力の奥深さを感じたカンファレンスでした。


tougouiryo at 2013年09月29日17:44|この記事のURLComments(0)

夏季休診のお知らせ

統合医療の考え方活かし方―新しい健康デザインの実践
統合医療の考え方活かし方―新しい健康デザインの実践

夏季休診のお知らせ

8月19日(金曜日)〜24日(水曜日)は休診となります。

この間は電話受付も休みとなりますので、お気を付けください。


tougouiryo at 2011年08月15日12:47|この記事のURLComments(0)

あけましておめでとうございます

 新年明けましておめでとうございます。

 本年も昨年同様、よろしくお願い致します。

 新年は四ツ谷の新クリニックにて1月3日より診療・お問い合わせを開始いたします。


tougouiryo at 2008年01月01日15:03|この記事のURLComments(0)

生活習慣病(糖尿病・高血圧など)

 以前「成人病」といわれていたものですが、成人であるか否かに問わず、生活習慣に密着することに焦点をあて、「生活習慣病」と称されるようになりました。ここには糖尿病をはじめ、癌も含まれます。すべて「生活習慣」というわけです。

 なかでもやはり中心となるのは、糖尿病や高血圧といったものです。これらは、特にはじめは、痛いなどの自覚症状はなく、健診などで指摘されて気づくことがほとんどです。そうした段階ですと、いきなり薬が必要です、といわれてもピンとくるものではありません。また(程度にもよりますが)、いきなり薬物療法ではなく、まずは食事療法、運動療法といった生活改善がもっとも重要なのはいうまでもありません。ところが、ただ、食事、運動といっても、どのようにしたらいいのか分からないのが普通です。

 そこで当クリニックでは、糖尿病(をはじめその「予備軍」も)の方には、具体的な糖質制限食とダイエットノートによる記録法の指導を行っています。糖質制限法は、まだ日本では一般的ではありませんが、京都・高雄病院をはじめ一部の病院では画期的な結果を出している治療法です。ただし場合によって、よく理解した指導する医師なしで、独断で行うのは危険を伴います。なるべく薬なしでの糖尿病をはじめとした生活習慣病対策を希望される方に、安全な糖質制限を行っていただくのが診療の目的です。

 また、症状にあわせて、漢方やサプリメントもお勧めします。ひとりひとりに合わせた生活習慣病対策により、早期の段階での改善を目指します。


tougouiryo at 2007年12月27日16:25|この記事のURLComments(0)

未病 自律神経失調症

 「未病」とは、東洋医学で病気になる以前の体調不良の状態を言います。現代的に言うと、なんとなく調子が良くないが検査では異常がない、もしくは、検査で異常を指摘されたものの自覚症状はない、というような状態です。あらゆる疾患は未病の状態を通過するわけで、この段階で治しておけば治療もしやすい、ということになります。「未病」は厳密には「予防」とはことなる概念で、セルフケアの意識の高まりの中で、今後ますます注目されるキーワードとなるでしょう。

 似たような使われ方をする言葉に「自律神経失調症」があります。自分としては明らかに体調不良があるにも関わらず、医療機関では「特に異常なし」といわれ、解決策がないまま、ドクターショッピングに陥っている方も少なくありません。

 「自律神経失調症」は、本来、原因不明の全身倦怠感,頭重,動悸などさまざまな身体的自律神経性愁訴をもつにもかかわらず、症状に見合う器質的変化はないものとされます。身体的不定愁訴があり、自律神経検査で異常が認められるもので、精神疾患や器質的疾患を除外したもの、というのが特徴になります。つまり、これといった診断の決め手にかける病気で、はっきりとした説明が難しいことがほとんどです。

 「ストレス」や「うつ」もこれらの状態とは密接な関係をもち、これらすべてが、いわゆる「未病」といっていい状態です。これに対して、現代西洋医学は、検査データに基づいて診断されることがほとんどなので、なかなかこうした状態を把握することが困難です。また、診断できたとしても、具体的治療方法で困ることもしばしばです。

 こうした「未病」状態に対して、具体的方策を持っているのが、漢方など伝統医学といえます。これらにより状態把握し、漢方や鍼灸などにより改善を図ることが未病の対策としては最善であると考えます。また、未病の中には大きな病気が隠れていることも少なくありません。そのため当クリニックでは、現代医学的な観点もあわせた「統合医療」のアプローチをおすすめします。

 こうした様々な不定愁訴の解決には、しっかりとした医師−患者関係が不可欠です。そのために当クリニックでは十分な時間をとって、納得していただける診療するため完全予約制としております。「こんな症状で受診していいのだろうか?」「こんなことを相談していいのだろうか?」という方にこそ適したクリニックです。


tougouiryo at 2007年12月27日15:16|この記事のURLComments(0)

関節リウマチ 首・肩・膝・腰の痛み

 関節リウマチを中心に、体の痛みにより日常生活が支障をきたしている方は少なくないと思います。関節リウマチの領域では、近年、現代医療の進展に伴い、いくつかの新たな抗リウマチ薬が登場し、効果が認められています。

 しかし、一方でこうした現代医療によっても望んだような効果がもたらされない方がいるのも事実です。痛みをかかえる方にとっては、痛みが解決されるのであれば、西洋も東洋も関係ない、というのが本当のところだと思います。

 そこで統合医療の立場としては、現代西洋医学的アプローチも否定せず、時に併用しつつ、漢方や鍼灸といった東洋医学的アプローチの併用をお勧めしています。実際には、一人一人のケースにより異なりますが、リウマチやそれ以外の関節の痛みなどに、とても有効なことは少なくありません。

 また、痛みでいくつかの医療機関を訪ね歩いた方には、東洋医学などに対して偏見を持っている方も少なくないようです。以前、受けた「鍼灸」がとても痛くて良くなかった、「漢方」を飲んだことがあるが全く効かなかった、という経験のある方です。しかし、不幸にして最初の「漢方」「鍼灸」との出会いは悪かったものの、その経験だけから、これらの選択肢を切り捨てるのはもったいないような気がします。さまざまなアプローチが複合して、「痛み」は改善されることが多いからです。また実施する治療家との相性もあるでしょう。

 いわゆる原因不明の痛みというものもたくさん存在します。それを何が原因かを追究することも学問的には大切なことですが、現代医学的な原因はよく分からないままでも、伝統医学的観点を駆使して治癒へ導くことは可能です。こうした治癒志向の医学体系が「統合医療」でもあるのです。首・肩・腰・膝の痛みなどで、漫然と痛み止めで対処されている方、統合医療的アプローチをお勧めします。


tougouiryo at 2007年12月24日16:54|この記事のURLComments(0)

四谷に移りました

 四谷に移転完了しました。まだ白金には少し荷物があるのですが、ほぼ完了です。漢方講座参加の方は地図等はHPを改訂しましたのでクリニックHPをご覧下さい。

 引越しというのはやはり疲れますね。申請やら、準備やらで年内はばたばたしそうです。


tougouiryo at 2007年12月19日23:38|この記事のURLComments(0)

自由診療を採用している理由

 当クリニックでは、保険診療ではなく、自由診療形式をとっております。普通、医療機関は保険診療なので、どうしてこうした診療形態なのか、を説明したいと思います。理由は大きく二つあります。

(1)ゆっくりとした時間で「納得の医療」のため

(2)代替医療を含めた「統合医療」のため

(1)ゆっくりとした時間で「納得の医療」のため: 従来の保険診療の枠では、患者さんの方でゆっくりと時間をとってもらいたい、もしくは、医師の側もそうしたいと考えても、様々な制約の中で、どうしても手早い診療になってしまいます。ただ薬だけほしい、という方にはいいのかもしれませんが、心身両面にわたる問題や、ドクターショッピングを重ねている場合などは、短時間(いわゆる「3分診療」)の診療で解決されないことがほとんどです。また、遠慮深い方は「他の患者さんがお待ちだから・・・」と遠慮される方も少なくありません。医療は本来、一人一人の人生において重要な局面を握るものであることもすくなくありません。これまでの人間ドックなどのデータなども含めて、じっくりと医療相談(加えて健康状態にあった代替医療相談)をするには、ある程度の時間がどうしても必要です。当クリニックでは、こうした問題を解決するために、ゆったりとした時間の取れる、自由診療形式を採用しています。

(2)代替医療を含めた「統合医療」のため: いうまでもなく保険医療のカバーしている医療はおおむね「現代西洋医学」です。わが国は一定の制約のもと、エキス剤を中心に医療用漢方も保険適応とされていますが、通常の薬剤と異なり、生薬であれば、かなりの制限がつきます。ましては良質の生薬を使用する場合は、なおさらです。さらには、漢方と両輪の関係でもある鍼灸を、漢方処方する医師が、相乗的効果をねらって自ら行うことも、事実上困難です。また、サプリメントやホメオパシーといった代替医療であればなおさらです。いわゆる「身体にやさしい自然医療」は、保険診療ではカバーされていないため、自由診療とせざるを得ないのです。また、一緒にやってくれないの、というご意見をうかがうこともあるのですが、基本的に現在の制度上、混合診療(保険診療+自由診療)はきわめて限られた条件のもとでしか認められておりません。こうした理由から、統合医療実践のための当クリニックでは自由診療形式を採用せざるを得ないのです。


tougouiryo at 2007年11月30日15:02|この記事のURLComments(0)

クリニック紹介(アトピー性皮膚炎の統合医療)

 アトピー性皮膚炎は、アレルギー反応により、慢性的かつ再発性に皮膚にかゆみを発生させる湿疹で、全人口の約5%の罹患率があるといわれています。

 非常にメジャーな疾患にも関わらず、従来の治療法のみでは、簡単に解決できないことも多く、ステロイドなどへの不信も合わさり、医療不信につながることも多いようです。発症の原因は、身体的要因のみならず、精神的、環境的などさまざまな要因が重なっていることがほとんどです。

 こうした疾患には、いわゆる現代西洋医学のみで解決できた方はいいのですが、そうでない方には統合医療的なアプローチが必要であると考えます。つまり重症化した場合のステロイド治療などは否定せず、現代医療的アプローチも併用しながら、できるだけ漢方、ホメオパシー、サプリメント(腸内環境改善用)などの自然医療を駆使して、速やかに状態の改善を図るものです。

 当クリニックでは、漢方、ホメオパシーを中心にしながらサプリメントも取り入れつつ治療を行います。必要に応じて、皮膚科医との連携もおこなっております。これまで、たくさんの医療機関を経てきた方がほとんどかと思います。これまでの経過などを時間をかけて聞く中で、治癒のキーポイントも探っていきたいと思います。

 あらゆる疾患に共通することですが、アトピー性皮膚炎も突然の災難として発症してきたわけではありません。生活の見直し、心理的な問題など、一つ一つ解決していくことが、結局は治療の近道になるでしょう。統合医療はそのための大きな道しるべと言えるものです。


tougouiryo at 2007年11月24日11:49|この記事のURLComments(0)

クリニック紹介(がんの統合医療)

 がん(悪性腫瘍)にたいして、様々な医療技術が日進月歩で進展している反面、依然として、現代医療では対応できない、という状態の方々も少なくありません。すでに転移しているために根本的な治療法がない、といわれる方々も少なくありません。

 

しかし、本当に「ない」のでしょうか。現代医療的に「ない」、論文などのエビデンスとして「ない」、としても、代替医療を含めたすべての可能性において「ない」ということではありません。確かに、いわゆる科学的、統計的に「ない」としても、本当に何もない、ということにはなりません。

 

「がん」というと突然の災難のように捉えられることが多いですが、本当に突然の災難なのでしょうか。これまでの生活習慣や、こころとからだの状態を振り返る中で、様々な治癒へのヒントが含まれていることは少なくありません。

 

どうして「がん」の発生を許してしまったのか、現代医学的な観点のみならず、東洋医学などの代替医療的な観点からも考えていきます。当クリニックでは、現代医療の相補的医療として、漢方、鍼灸、ホメオパシー、サプリメントなどを効果的に組み合わせて(ときには単独で)対処していくなかで、がんへの対策を立てていきます。

 

よく巷で、「がんにはコレ!」という形式の代替医療が見られますが、そうした簡単な方法で解決するような疾患ではありません。がんの違いや、一人一人の個人差を考え、完全なオーダーメードで対処していくべき疾患であると考えます。そのため当クリニックでは、時間をかけて納得のいく形で、漢方の処方や、サプリメントのご案内をおこなっております。

 

がん治療における統合医療的アプローチに関して、ご興味のある方のご相談を行っております。ご家族の方のご相談も行っておりますので、クリニックまでご連絡ください。


tougouiryo at 2007年11月23日19:57|この記事のURLComments(0)