読書だより

錬金術について

 ホメオパシーに関して、かつて錬金術の関係が気になって、シンボル事典などをかっていろいろと調べたことがありました。(錬金術の記号的説明などはとても興味深いです)
 ホメオパシーの知識は、漢方における生薬の各論とはまた異なって、そこに含まれる薬効成分では解明できない要素が多く、それらはいわゆる錬金術関係の知識でした。また伝統医学の研究でも、中国、インド、エジプトさらにはメソポタミアなどと源流を追っていくと、やはりそうした魔術的な領域に入らざるを得ませんでした。これも錬金術的といえる知識です。
 そうした中で、(ずいぶんと前ですが)当時としても遅ればせながらでしたが「鋼の錬金術師」なども読んだり、そうした中でヒポクラテス全集の翻訳者、大槻先生の『新錬金術入門』なども購入しました。

新錬金術入門 (GAIA BOOKS)
大槻 真一郎
ガイアブックス
2008-07-10

 これは自分の知識ではホメオパシーとの直接的関連にまでは到達できませんでしたが、錬金術という通常のいかがわしいイメージしか涌いてこないようでしたら、そのすそ野の広さを知る意味でも参考になるかもしれません。(ただ単独では言わんとしていることはとてもつかみにくい書籍ではあります)

 かつてのそうしたことを少し思い出し、最近、大槻先生関連の書籍(ヒーリング錬金術シリーズ)をまとめて購入して読み始めました。まず、気になったのが鏡リュウジ推薦!の帯。さらにはマルボドゥスの言葉として「石の中に宿る力は、植物の中に宿る力よりもはるかに大きい」ということば。文字通りとれば、ここで述べられる「力」は明らかに植物の有効成分として語られるケミカルなものではないということ。つまりは神秘的な「力」。
 このあたりの領域は、あまりに深入りすると、通常の漢方などの感覚とずれてきて日常臨床に支障をきたすと問題なので、独特な距離感が必要に感じています。ただ、最近のインテグラル理論などの新たな認識方法を基にしてどこまで以前と違う理解の仕方に迫れるかと思いながら、少しずつ読んでいこうと思っています。「遠心力としての科学、求心力としての良心」などの言葉から、なんとなくカント的なヨーロッパの見方を感じることが出来ましたし、石や植物などの医薬的な「力」の淵源を、カント的な叡知界のような捉え方にも感じることができました。
 いずれにせよ、いわゆる東洋医学とは距離感のある思考法なので、頭の体操的にも興味がかきたてられる内容に思います。


中世宝石賛歌と錬金術―神秘的医薬の展開 (ヒーリング錬金術)
真一郎, 大槻
コスモスライブラリー
2017-08-01


 大槻先生の訳による「ヒポクラテス全集」も何となく我が家の積読になっているので、これも時を見て解読していきたいと考えております。

tougouiryo at 2020年07月07日05:00|この記事のURLComments(0)

シャドー(影)について思ったこと

 ステイホーム期間中から、最近はケン・ウィルバーの著作を読んでいます。『ティール組織』のヒットによりあらためて「インテグラル理論」に関心が向けられる中、再版ないしは新装版が次々に出ているので、とても入手しやすくなっています。
 こうした中で、統合の在り方をいろいろと模索し、インテグラル理論を大いに参考にさせていただき、現在、オンライン統合医療講座の当面の最終回の内容を作成しています。

 先週末の金曜日は、講座の第3回で多元医療について2時間オンライン講義をしましたが、これを受けての第4回となる予定です。こうした事情もあり、インテグラル理論を実感するためインテグラルライフという実践形態を、ボディ、マインド、スピリット、シャドーという各モジュールとして少しずつ実践しているところです。そのなかで、なかなかに難所なのが「シャドー」。
 そこでユング関連で、日本人向けに書かれたものとして、これまで読まずにいた河合隼雄先生の『影の現象学』を読んでみました。非常に興味深い内容で、解説でも遠藤周作が「名著」と絶賛しています。いろいろな夢のエピソードや文学作品、臨床の記録などによりまさにシャドーの本質迫ろうという内容。なのですが、自分としてはこうした内容への抵抗なのか、なかなか読み進められず、やっと読了しました。

 自我から分離した影との様々な関係が述べられる中、いくつか印象的な記述もありました。意識と無意識との二者対立に、影が介在するのですが、その対立状態に対して「それをそのまま長く耐えることが大切」という記載は、まさにオープンダイアローグの結論に達しないことへの耐性との共通性を感じて非常に興味を持ちました。つまりシャドーをかかえながら、その状態を保つということにもなるのでしょうか。
 また、そのシャドーとの距離の置き方も、東洋と西洋では異なるという視点も興味深いものでした。河合先生は、とくにユングのいうままの立場ではなく、一度東洋人としてその内容を咀嚼したものを記載しようという姿勢で書かれているので、特にそうした違いを強く感じました。
 また医療における少量の「毒」の必要性の指摘などは、ホメオパシーの原理と合わせ、さらに少し深めてみたいヒントにも触れられていました。(さらに名づけの功罪など、いろいろと参考になりました。また河合先生がこの本の題名を気に入ってないということも逆に引き付けられました!)

 まとまらないメモ的記載となりましたが、なんとなく興味持って方は読んでみると面白いと思います。普段は気にすることのない「影」という視点だけに、はっとさせられる視点を得られるかもしれませんよ。


影の現象学 (講談社学術文庫)
河合 隼雄
講談社
1987-12-10


tougouiryo at 2020年06月28日05:00|この記事のURLComments(0)

睡眠とれてますか?

 湿度も、温度もどんどん上がり、本日は気温35℃超の予報が出ておりますが、皆さん、夜はよく眠れていますか?
 暑さもさることながら、湿度の高さも不快指数が増し、良い睡眠の妨げとなります。ぐっすり眠ることで、気分も良好になり、免疫力も向上しますから、この時期の不眠は要注意です。

 一般に適度な運動が有効とされ、一日30分以上の歩行が週5日以上、ないしは、週5日以上の習慣的な運動をしている人は入眠障害や中途覚醒が少ないことが報告されています。

 また適切な栄養素の大切で、セロトニン合成に必要なトリプトファンやマグネシウム、ビタミンB6などは重要です。また神経の抑制性物質として有名なGABAやグリシンなども話題となっていますね。両者ともに睡眠における効果は実証されており、試してみる価値ありといってよいでしょう。

 そうした特殊なものに加え、カフェインへの注意も大切です。一般にカフェインには「門限」があるとされ午後二時までが良いといわれます。三時のおやつ以降のコーヒーはご法度、と心しておきましょう。また反対に午前中のカフェイン摂取は身体のリズムを整えるために必要だという見解もあり、コーヒー嫌いでなければ、タイミングによっては良いものにもなるというわけです。

 また直接的にメラトニンの摂取もとても効果的です。私も時折、摂取してから寝ますが、明らかに中途覚醒は減りますし、なんといっても寝起きがさわやかです。当院では、米国の医師専用サプリメント会社として有名なダビンチ社のものを扱っております。睡眠が今一つという方は是非一度ご相談ください。

 加えて、メンタルな技法としては、やはりマインドフルネスです。これは睡眠においても同様で、寝床で、閉眼したら心静かに呼吸に意識を集中させるわけです。自らの呼吸、息を吸っている、吐いている、を意識を向けます。同時に両腕・両脚が重くなる、などの自律訓練法的な暗示を入れても効果的です。いずれにせよ、心のおしゃべりをやめ、「瞑想」の訓練だと思い気長に行うことも大切です。
 まずは今晩から、いかがですか?

 以下の書籍も参考になりますよ。


SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術
ショーン・スティーブンソン
ダイヤモンド社
2017-02-27


tougouiryo at 2020年06月15日13:47|この記事のURLComments(0)

タオ自然学を読んで感じたこと 「統合」の意味すること

 前回に引き続いて「タオ自然学」を読んでいて感じたことです。思いつきのメモなのでご興味ない方はスルーしてください。

 「統合」について。この統合という用語がかなり多くの混乱を生み出していることを強く感じています。訳するときに分けて訳そうとしても、なかなかうまくいかないのでしょう。翻訳者の方の、モヤモヤが伝わってくるようです。とくにインテグラル理論についてはそれをつよく感じます(ケン・ウィルバー自身もそうした不満を書いています)。それゆえにカタカナで「インテグラル」としているのでしょう。
 Integrativeでも、 Integratedでも、 IntegralでもそのあとにMedicineとなれば、訳語とした場合は「統合医療」ということになります。私も統合というと、『統合医療の哲学』等ではナシア・ガミーの論点を踏襲しているので、統合主義の折には、「アウフヘーベン(止揚)」の意味合いで用いることが多いです。
 これはガミーのいう統合主義がそうした要素が強いからで(それゆえにガミーは研究などの「理想状態」に適応しています)、そのために多元を強く考慮した際には私は「多元的統合医療」という名称を提唱しました。この用語は、いささか語義的矛盾があるのですが、言わんとしていることは伝わったようで、数年前に統合医療学会においても認められ「学会賞」を頂きました。
 つまり統合医療など統合的アプローチを語る際には、多元的な考え方がどうしても前提になるわけです。そうするとアウフヘーベン的な「統合」とは少し意味合いが異なってくる感じがするのです。

 1970年代に書かれたこの「タオ自然学」は、こうした分野において、もはや古典的といっても良い位置づけになると思います。ここで、量子の波動性と粒子性について議論されています。
 これを東洋的な陰陽思想に対比させるわけですが(今では珍しくもない視点ですが)、それにより現代物理学と東洋思想とを統合的に「合一」させる論法を展開していきます。
 それはまさに両極となる思想の「合一」としての統合といってよいと思います。今日の統合医療も(新規参入された先生方がこの件を理解されているかは置いておきます)歴史的には明らかにこの論点を一定の割合で踏襲しているといってよいと思います。ある種のホリスティック的な思想においては、そうした風味の説明がされていると思います。
 しかし、ウィルバーの今日の著作などでの「インテグラル」の意味合いはこれではありません。訳者による解説書である『入門インテグラル理論』の扉にはインテグラルについての2つの意味合いが強調されています。
インテグラルとは
「統合的」「包括的」:分散された領域をつなぎ合わせる。
「必要不可欠」:世の中にある膨大な情報から絶対に見逃してはいけないものを見極める。

・・・とあります。
 つまり、ウィルバーのいう「インテグラル」は合一をめざしているわけではなく、必要不可欠なものを取り漏らさないようにしながら、分断された領域をつなぎ合わせている、という意味合いだというわけです(何となく積分的ですね)。これは「合一」というような意味よりは、「綜合」の意味合いのように「束」にしてまとめるのに近いように思います。

 おそらく統合医療における統合は、こちらに近い意味合いだと思うのです。でなければ、複雑な現実の臨床例を扱うにはあまりに非現実的です。
 それゆえに「合一」的な意味合いで、症例を無理に語ろうとすると、よほど「よくできた」症例で説明するしかないわけです。こうした例は素晴らしいですが(本当ならば?)、現実的な臨床の方法論としては役に立ちません。プラグマティックに意味ある「統合」は「合一」的ではなく、ある種多元化されたものの「つなぎ合わせ」的、「結束」的、といってもよいかもしれません。いわば「合」ではなく「結」的です。ウィルバーの理論に基づけば、様々なステージのラインが束のようになり、結束されているような感じとでも表現できるでしょうか。これはいわば多彩な花束を束ねた「リボン」のようなイメージです。(こうした統合医療観から、当センターの身心工房は「リボン」と名付けています!)

 時間が経過した書物というのは、少し前のモヤッとした概念を第3者的に見ることが出来、とても大切な気づきを与えてくれることをあらためて感じました。「結(ゆい)」の意味するところは、今後の統合医療を考える際に、一つの手がかりになっていきそうな予感がしています。マッチョで原理的な「合」ではなく、緩いけれども全体の華やかさ美しさを有するかたち、での「結」的な「統合」こそが我々の求める統合医療像に近いのではないでしょか。

 詳細は覚えていないのですが、確かゲーテだったと思いますが、ニュートンの近代科学的方法を評して、美しい婦人の顔にかかるベールを無理に取り除いてその顔をまじまじと観察するようなものだといったようです。ではゲーテは、これに対してどうしたというのか。ベール越しに、光の陰影とともにうつむく美しい表情をそのまま眺めるという方法をとる、というような表現をしたように思います。(大体です、詳細不詳のためご存知の方教えて下さい)

 こうした「結(ゆい)」的統合でありたいと、読後にふと思いつきました。




ゲーテとの対話 全3冊セット (岩波文庫)
エッカーマン
岩波書店
2013-12-19


 
 

tougouiryo at 2020年06月02日05:00|この記事のURLComments(0)

タオ自然学

 今月はStay Homeでしたので、統合医療の「そもそも」を考える時間にしていました。統合、インテグラルの在り方や、スピリチュアリティの位置づけなど、ちょっと忙しい時には考えにくいものに時間をかけてみました。(この成果?としてオンライン統合医療講義を開講しますので、ご興味ある方は是非ご参加下さい)

 特に歴史的には、統合医療の前段階ともいえるホリスティック医療の在り方や、その母体とも言えるニューエイジムーヴメントについては、医学生の頃に盛んに読んでいましたが、ずいぶんご無沙汰していました。
 そうした中で原点回帰のような形で『タオ自然学』読んでみました。この本はたしか、まだ大学教養部だった頃、友人に借りて読んだ以来です(この愛煙家の友人の下宿でワイルの著作とも出会いました)。当時はざっと、こんな感じか、といったくらいでしたが、現在読むと少し感想が異なります。
 ケン・ウィルバーはカプラのこの著作を独白(モノローグ)であるので、大きな変化につながらなかったように述べており、確かに読んでみるとその通りではあります。ただ当時の雰囲気として何人もの人達が、ここに物理学をはじめとした科学が東洋の深淵な思想と統合されていく様子を夢想し、輝かしい未来を思い描いたのではないでしょうか。そうした歴史的な意義は大きかったのではないかと思います。しかしそれでも、この内容はウィルバーの言う「左上象限(1人称)」であることに変わりはありません。

 そうしたことの影響なのでしょうか、続くニューエイジの旗手、デヴィッド・ボームは、ダイアローグの重要性を説きます。隠れた変数説により量子力学を説明しようとした物理学者ですが、ダイアローグへの可能性を見出している姿勢は、この1人称性を超えるべく、2人称(左下象限)とウィルバーの表現する「間主観性」の重要性を理解したうえでのことなのかもしれません。
 いずれにせよ。この『タオ自然学』のベストセラー化によりニューエイジムーヴメントが展開していくことになるのです。そうした当時の「力」を感じ、ややもするとEBMの申し子に自ら進んでならんとしている統合医療の昨今の風潮を、再考させてくれる良い機会になりました。(ちなみにEBM的な方向性自体は良いと思います、他の視点とあわせて複眼的にインテグラルにいくべきではないか、というのが私の主張です)



tougouiryo at 2020年06月01日05:00|この記事のURLComments(0)

シュタイナー哲学入門

 スピリチュアリティの本をいくつか読んでいたのですが、そうすると久々にシュタイナーが気になり、『シュタイナー哲学入門』を読んでみました。好きな書き手である若松英輔さんの解説で、レビューの評判も良かったので購入しました。
 シュタイナーそのものの著作は、どうも苦手であまり読み進められなかったのですが、こちらは哲学史のなかでのシュタイナーの位置づけ、さらにはフィヒテ、ヘーゲル、ゲーテ等の関連、とりわけブレンターノとの関係はとても興味深く記載されていました。代替医療系からの記載ばかりだと、シュタイナー押しが強すぎて、ちょっと苦手だったのですが、こうした視点の著作はとても興味深く、ゲーテと絡めてさらに関心がわいてきました。ドイツロマン派についても勉強になりました。

(ちょうど解剖学の勉強会が終わったばかりでしたので、ゲーテと三木成夫の関連も併せて読んでいたので大変触発されました。三木成夫の「原形」「おもかげ」についてはまた機会をあらためて考察してみたいと思います)




tougouiryo at 2020年05月31日12:02|この記事のURLComments(0)

異端の科学

 MRIと水分子について調べているうちに、中田力先生の「脳の渦理論」を思い出し、久しぶりに渦理論3部作を読んでみました。何度もよみかえしているのですが、こちらの理解力不足のためなかなか理解できずにいる内容なのですが、それでも時折気になってしまうわけです。なぜか不思議な引力を感じる本なのです。こうした事情は、私に限ったわけではないようで、松岡正剛先生の千夜千冊でも、同じような感想が書いてありました。

脳のなかの水分子―意識が創られるとき
中田 力
紀伊國屋書店
2006-08-01



 それでも今回は、ELDER、アセンブリ、アクアポリンといったキーワードがずいぶんと理解できたような気がします。とりわけ、全身麻酔の基礎が水のクラスター形成にあるというポーリングの理論から(これもポーリング!)水分子の重要性が良く分かりました。しかし、中田先生をしても脳機能と水分子の関係を述べると「おかしい人と思われる」というのですから、科学にはどうしても触れてはいけない、という領域がやはりあるようですね。

 中田先生の著作とは関係ありませんが、そうしたものの代表格のようなものを少しメモしておきましょう。これらは、その理論の突飛さもさることながら、ちゃんと検証しようとしたにも関わらず、何らかの妨害が入ってしまったというものです。事の真偽は、現在の私たちにとって「藪の中」なのですが、各人が推理しながら読まれるのも面白いと思います。科学の闇のようなものにご興味ある方はどうぞ。

 まずは千里眼や念写・透視の実験を行った福来友吉(東京帝国大学文学博士)については以下。前帝大総長の山川健次郎(理学博士)を前にした実証実験の圧巻の様子が描かれています。

霊術家の饗宴
宏次, 井村
心交社
1984-01T


 次は獲得形質は遺伝すると主張したオーストリアの生物学者パウル・カンメラ―の悲劇を描く、アーサー・ケストラーの代表作。エピジェネティックが語られる現代においては、また違った角度で興味深い作品です。







 そして最後は、ホメオパシーの理論的基盤を提供するはずだった実験の顛末。PAFの発見などそれまで一流の科学者であったベンベニストが「水の記憶」事件に対して、「ネイチャー」とのやり取りを記した反論の著作です。序文を「ジョセフソン効果」を発見したブライアン・ジョセフソンが書いているのも興味深いです。




 読む方によっていろいろな感想を持つことと思いますが、たまには「異端」の世界に思いをはせるのも良い頭の体操になるのでは。

tougouiryo at 2020年03月21日06:00|この記事のURLComments(0)

三石理論における分析と総合

 三石巌先生の『医学常識はウソだらけ』を読み直していたら、まえがきにおいて渡部昇一先生が興味深いことを書かれていたのでメモしておきます。

三石理論を読むと、それが科学至上主義の唯物論であることが解る。(中略)人体を一つの物理化学的反応体系として徹底的に考察せずして、真の栄養学は生まれないであろう。私は唯物論者ではないが、唯物論的にも考えることが出来ない人は科学者でないと思っている。

 とあります。ともすると統合医療の分野は、過度のオカルトに引き込まれる可能性を十分持っているだけに(これは各自で相当姿勢の違いがありますが…)大きな警鐘とすることもできる言葉です。まあオカルトをどう定義するかなど、実際はそう簡単ではないでしょうが、分子栄養学、オーソモレキュラー、といった分野が、こうした唯物論的精神によって大きな成果を上げたこともまた事実でしょう。
 いわゆる現代医学以外が、すべてオカルトであるかのような構図でこの統合医療という領域を捉える方には少し混乱するかもしれません。しかし、合理的な精神をもって、医学という幅広い世界(三石先生は医学は科学ではない、と喝破していますが…)を見ていくことは、統合医療にとって大変重要なことだと思います。

 こうした三石理論と、現代医療の思考方法の違いを(勝手に)比較してみると、分析と総合、という哲学的方法の違いに影響すると思います。昨今のEBM重視の流れは、統計学的方法を前面に出したいわば「総合」的な方法です。これに対し、分子栄養学やオーソモレキュラーの立場は、「分析」の立場を徹底しているように思います。そして分析を徹底した後に、現実の臨床効果を、統計的ではなくプラグマティックな「総合」により進展していっているという感じでしょうか。三石先生はそれを「検証」という言葉で、前掲書のなかで次のように表現しています。

科学であるためには「検証の精神」が不可欠であり、「検証」とは仮説を実証する科学的手続きのことである。だが、人間の生命に関わる分野であるだけに、昔からこの「検証」という手続きが曖昧なままに放置されてきたのである。

 として現状の医学批判を展開されています。我々は、「医学」といわれる領域をもう一度、捉え直すことで、各々の生命をより輝かすことが出来るのではないでしょうか。三石理論は、唯物論の立場からそうした視点を、今に至っても提供し続ける力強い理論といえるでしょう。



現在のオーソモレキュラー、分子栄養学の隆盛の基盤となった著者による一般書です。ご一読をお勧めします。

tougouiryo at 2020年03月17日06:00|この記事のURLComments(0)

経方医学とファッシア


 最近のファッシア絡みの考え方のメモみたいなものですので、ご興味ない方はスルーしてくださいませ。(クリニックの勉強会メンバーで参考にされたい方はお読みください)

 昨今のファッシアの訳本などの解説書の流れとしては、整形内科研究会の先生方がけん引している事情もあって、ファッシア重積のリリースや、それに類する鍼灸や理学療法の治療へとつながる話題が多いように感じます。それゆえにファッシアの科学的解明の方向性を呈するものが目立つわけですが、十数年前からテンセグリティーやエネルギー医学の流れに関心をもっていたものの立場からすると、エネルギー系の考えから少し距離が置かれているようにも感じております。
 まあ、怪しいエネルギー系とは一線を画したいという総合診療系の先生方のお考えもわかるのですが、「ファッシア」という概念自体が、そうしたものを一つの母体として脚光を浴びたという点は否定できない面もあり、オシュマンなどの展開する「生体マトリックス」という用語にも私としては親近感を感じております。
 今後は、細胞外マトリックスや細胞骨格と水分子の極性との関連が、ホメオパシーなどエネルギー系の医学とよりいっそう密接に論じられるようになると感じているので、生体マトリックスという用語も積極的に用いていこうかと考えています。

 また、昨年の1月に開催した「ファッシア研究会」の折に発表したファッシアについての総論のPPTを見ていたら、江部洋一郎先生の提唱された「経方理論」との関連を(自分でも忘れていたのですが)説明してあり、あらためて原典を見直してみる機会になりました。

経方医学 1―「傷寒・金匱」の理論と処方解説
横田 静夫
東洋学術出版社
2011-04T


 経方理論は、名医別録を基盤とした生薬の「ベクトル性」の展開だけではなく、従来あまり重要視されていなかった「隔」という概念がネックとなる漢方理論です。いわば、気の出入りを担当する「隔」と、その上下にあって気の上げ下げを担当する「胸・心下」がキモとなり、それらの機能の相似形のようになり体表面での気の流れを説明するというものです。
 この体表面での流れを「皮」と「肌」の二層に分け、その間に「膜」を置き、これらを貫通する形で「腠理(そうり)」があるという構造です。皮は、いわゆる表皮と真皮における乳頭層に相当し、肌はそれ以下の真皮つまり網状層と皮下組織(脂肪層)がこれにあたります。
 つまり、経方理論における「肌」がファッシアに相当すると考えてよさそうです。となると「膜」はさしずめ、網状層における膠原線維束(皮革製品として使われる部位)といえるのではないでしょうか。
 ファッシアと肌とを比較するメリットは、その臨床応用にあります。これまでの流れであれば、整形的な痛みの発痛源としてその解剖学的位置が問題になっていましたが、経方理論に関連付けることにより、傷寒論をベースにした漢方処方への展開が可能になります。つまり脾胃と直接関連付けられ(心肺ではなく)、腹診における心下に着目することが可能になります。(このあたりは経方理論における臓腑関連図を参照してください)
 さらには、心下の下部に位置する腸間膜領域を寺澤先生の述べられるように「三焦」として考えると、ファッシアと三焦との密接なつながりが『閃く経絡』とまた違った観点からみることもできます。




 いずれにせよ、故江部洋一郎先生の遺した「経方理論」は、昨今のファッシア理論の展開にも極めて重要な役割があるのではないかと感じることが出来ました。ご興味ある方は、さらに理論展開を考えているので直接お尋ねください(笑)

tougouiryo at 2020年03月08日20:00|この記事のURLComments(0)

悲しみの秘儀

 ボームの言葉をここでしばらく引用していると、読んでいる時とは異なった感覚になることがしばしばでした。ただ引用しているだけにもかかわらず、ダイアローグやカンファレンスという行為に対して、深く考えさせられます。
 数日前から若松英輔『悲しみの秘儀』を読んでいるのですが、そこからこの引用ということにも考えさせられました。ちなみの俵万智さんは、著者を「引用の達人」と称賛しています。

誰かの言葉であっても書き写すことによってそれは、自らのコトバへと変じてゆく(中略)
引用は人生の裏打ちがあるとき、高貴なる沈黙の創造になる。そこに刻まれた言葉は人がこの世に残しうる、もっとも美しいものにすらなりうる。


 若松先生の本は『本を読めなくなった人のための読書論』を読んでから、その独自の視点と優しい文体から何冊か読んでいますが、今回、この引用についての文章と、さらにはカンファレンスの在り方について考えさえられたのですこしメモすることにします。

 医療における通常のカンファレンスでは、当然今後の方針など具体的なことを決定していくので、感傷的なことばかりでは進まないのですが、ジャングルカンファレンスにおいてはそれとは少し違った印象をわたしはもっています。代替医療、統合医療の場には、通常の医療からふるい落とされた悩みや不調が数多く現れます。
 これに対して、いわゆる通常の「医療従事者」的な言葉だけでは、寄り添うことが出来ない場面も多々あるはずです。様々な意見を多元的に取り扱う理由はそこにもあるわけです。しかし、それだけなのかということです。そこにはふるいにかけられ、既存の枠組みでは掬い上げられることのない悲痛な訴えがあります。そこにどのように共感していくのか、ということもとても重要に思います。若松先生の以下の文章が、印象的でした。

人生には悲しみの扉を通じてしか見ることのできない地平がある。人は、悲しみを生きることによって、「私」の殻を打ち破り、真の「わたし」の姿をかいま見る。また、悲しみを経て見出された希望こそが、他者と分かち合うに足る強度を持っている、とも思う。悲しみを生きるとは、朽ちることのない希望を見出さそうとする旅の異名なのではないだろうか。

 ジャングルカンファレンスにおける、対話の中で交わされた言葉が、何らかの「強度」を持つとしたら、こうした悲しみへの共感が大きいのではないだろうか、たとえどんな形でカンファレンスが展開されようとも、こうした共感なしでは、その基礎がないといっても仕方がないのではなかろうか、といったことを強く感じた文章でした。

 また普通は受け身ととられがちな「読者」についても書かれていました。カンファレンスなど欧米系の考えでは何か発言しなければならないとされますが、ただ聞いているだけでも多くの人のない内部では、実は大きなうねりが生じているものです。そうしたことと考え合わせながら。

読者とは、書き手から押し付けられた言葉を受け止める存在ではない。書き手すら感じ得なかった真意を個々の言葉に、また物語の深層に発見していく存在である。こうした固有の役割が、読み手に託されていることを私たちは書物を開くたびに何度となく想い返してよい。


悲しみの秘義 (文春文庫)
若松 英輔
文藝春秋
2019-12-05


tougouiryo at 2020年02月27日06:00|この記事のURLComments(0)

隠岐から帰ってきました

 しばらくバタバタしておりまして、久しぶりの書き込みとなります。

 1月17日から23日までの一週間は、超音波を中心に離島の僻地医療を見学に隠岐にいっておりました。初めての訪問でしたので、まずは到着するまでに結構大変でした。隠岐では、観光する時間も十分に取れたので、島前のみでしたがいろいろと見て回れました。とりわけ摩天崖から通天橋への散策は、外国にいるかのような雄大さで、事前に調査していなかっただけにかえって大きな感動でした。
 また離島の医療についても初めて知ることばかりで大変刺激的な一週間となりました。





 ここでの長期休暇のつけがまわっていろいろと忙しかったのに加え、カンファレンスの在り方を考えさせられる事件が頻発し、心身ともに疲労困憊しておりましたが、同時に多くの学びも得ることができました。とりわけ「ダイアローグ」についての考察がいろいろ進みましたので、ここでも書いていきたいと思います。以下のボームの著作から多くの示唆を得ました。ニューエイジ運動にかぶれていた時にボームの著作は何度か手に取ってはいたのですが、当時は難解でとっつきにくそうなので敬遠しておりましたが、現在は大変共感できます。本にも出合うタイミングというのがあるものですね。




tougouiryo at 2020年02月09日09:19|この記事のURLComments(0)

ラリー・ドッシー『時間・空間・医療』

 医療における「対話」の意義が強調されつつある中で、前回はその重要性を考えたわけですが、そこでラリー・ドッシーの著作を思いだして、久々に『時間・空間・医療 プロセスとしての身体』を引っ張り出してみました。ラリー・ドッシーには7年ほど前に、沖縄の講演会に参加した際に、懇親対話会でお話をする機会があり(奥様ともお話しすることができました!)、ご著書にサインして頂きました。
 そこには、現在、医療において最も重要視されている「客観性」ということに関して、鋭い文章が書いてあり、読書時も印象に残ったためチェックしてありました。以下、引用してみます。



 科学は、今まで存在せずほんとうに必要でもなかった原理に対する確信を、ひとつひとつ拒絶しながら発展を遂げてきた。たとえば、エーテル、カロリック、フロギストンなどの概念は、よく健全な科学へと向かう努力の中で、初期の時代に全て断念された。しかしこうした修正はもっぱら科学の内容に関係していた。(中略)その結果、医学は大混乱を招くかもしれない。けれども、客観性という幻想がなくなれば、医学は手かせ足かせから解放されることになる。医学は客観的であるべしという要請は、実質的に健康と病気における強力なファクターを否定してきた。


 ここでは「客観性」というのはそろそろ乗り越えられるべき、「フロギストン」のような概念だとドッシーは述べています。これが居座るがゆえに、意識の介入という医学的に大きな展望を逃してしまっている、と述べているのです。
 意識を排除し、絶対的真理のような概念を探求したこれまでの医療に対して、対話がもたらすものは単なるナラティブの復権というようなものをはるかに超えているように思います。絶対的真理ではなく個別の真理、客観的・普遍的ではなく、各々の「場」から生成される価値のようなものを重要視する考え方なのです。そして、我々がそうしたものの生起する場面の代表として捉えているのが「対話」なのではないでしょうか。
 久々に読み返してみて改めて示唆に富む著作だと感じさせられましたので、メモとして書いておきました。


時間・空間・医療―プロセスとしての身体
ラリー・ドッシー
めるくまーる
1997-11


tougouiryo at 2020年01月09日06:00|この記事のURLComments(0)

「花粉症は治る病気です」出版されました!



 ホメオパシー医学会でかつて、花粉症のレメディの効果を、多施設の二重盲検法にて検討しその有効性を証明した朴澤先生の電子書籍が出版されました。この二重盲検研究の時も当院は、研究施設として協力させて頂きました。
 こうしたことから当院も、本書で連携施設として掲載されております(電子書籍のためまだ確認していないのですが…スミマセン)

 朴澤先生と同じレメディを用いて例年、花粉症のレメディとして当院でもその効果を実感しております。本年も早々に、花粉症のレメディ希望者が出ておりますので、すでに大量にスコットランドより輸入しました。スギ・ヒノキともにレメディの準備万端です!

 このレメディは年年その効果が蓄積されていくようで、3〜4年経過した患者さんは明らかに前年よりも症状の経過が顕著にみられます。この傾向は、初めの年では、はっきりしない方も多いのですが、2年3年と経過するうちに、明らかに、使用していない人との差が出てきます。

 大きな副作用もなく、非常に有効な方法ですので、ホメオパシーに対して「アレルギー」がある方にも是非おすすめしたい治療法です。

tougouiryo at 2019年12月17日06:00|この記事のURLComments(0)

疲れの取り方、発売中!



 私が監修し、朝野ペコさんによるイラストの「365日やさしい疲れの取り方」が出版されました! 学会開催日には間に合いませんでしたが、現在、アマゾンにて購入可能ですので、是非、どうぞ。関係者の方は、クリニックにても販売しております!「いいこと大全」に次ぐ、「かわいいシリーズ」です。おっさんなのですが、どうしてか、こういうかわいい系のお仕事の依頼が増えている傾向にあります(笑)

tougouiryo at 2019年12月16日06:00|この記事のURLComments(0)

新刊出版されます! SELF CARE BOOK 365日やさしい疲れのとり方

 今月の11日に、新刊が出版されます!以前出版した「いいこと大全」に似た感じの、イラストが多い感じの読みやすい「疲れの取り方」をテーマにした本です。

 この本も、多元主義とプラグマティズムを基盤にして(とは気づかれないでしょうが・笑)いろいろな方法論が楽しいイラストで紹介されています。ぜひご覧ください。




tougouiryo at 2019年12月03日06:00|この記事のURLComments(0)

今週末は鹿児島にて第23回日本統合医療学会です

 今週末12月7日と8日は、鹿児島にて第23回日本統合医療学会です。IMJ鹿児島支部長の吉田紀子先生が大会長で、かごしま県民交流センターにて開催されます。統合医療に関心のある方、お近くの方、是非ともご参加ください。

 当院は、開催前の理事会や、当地での関連団体との交流があるため木曜日から休診になります。ご予約やお問い合わせなどは、受付業務は通常通り機能しておりますので、お電話にてお願いいたします。

 今回は統合医療カンファレンス協会としてポスター発表が採択されたのに加え、多職種連携をテーマにシンポジウムを一つ担当させて頂きました。私は当院の紹介に加え、ジャングルカンファレンスの立ち上げに関して多職種協働のあり方を発表する予定です。

 以下、我々の統合医療に関しての考え方が述べてありますので、是非ご一読ください。








tougouiryo at 2019年12月02日06:00|この記事のURLComments(0)

今週は勉強会とジャングルカンファレンスです

 今週14日木曜日は、定例のジャングルカンファレンスです。鹿児島での統合医療学会の前のカンファレンスになりますので、発表予定の方はなるべく参加するようにしてください。参加申し込みは、統合医療カンファレンス協会HP(11月開催分)まで。

 翌15日金曜日の勉強会のお知らせ(関係者のみ対象)。今回は体表解剖の3回目でボディナビゲーションの体幹部をやります。具体的には、前回の残りの「足部」からはじめ、4章「脊柱と胸郭」を中心に、頭頚部と骨盤部の復習をする予定です。

具体的には、以下の「トレイル」を中心に、自分で実際に自分の身体を触って予習してきてください。
4章 正中線稜、横断道、項部、隠れた大通り、胸骨稜、でこぼこ道
5章 球形一周、顎の遠足、馬蹄トレック
6章 骨盤部の復習



 また今週金曜日はオープンダイアローグ開催予定です。出席予定者はオープンダイアローグについて少し見ておくとやりやすいでしょう。





 

tougouiryo at 2019年11月11日13:00|この記事のURLComments(0)

ファシアの健康番組と刺絡治療

 先日、NHKの健康番組で「ファシア」が取り上げられていました。我々の勉強会では「ファッシア」と言っていますが、まあどちらも「筋膜」の訳なわけです。番組では美容をメインに展開されていましたが、それにとどまらない今後の展開が期待される重要な身体の考え方です。
 これまで、筋肉や骨格、内臓などいわゆる「実」が話題となることばかりだったのですが、「それ以外」にだんだんと注目が移ってきているのでしょう。番組では、ファッシアに向けての「ハイドロリリース」の様子なども紹介されており、今後ますますこうした番組での取り上げられることが増えていくでしょう。

 ファッシアに興味を持つのは、当院での治療のメインでもある「刺絡」や「ハイドロリリース」の理論的基盤になるからです。ハイドロリリースはまさにエコーを見ながら、ファッシアを狙うわけですからそのものズバリ、なわけです。
 これに対して刺絡はどうしてなのでしょうか。これまではなんとなく、末梢の毛細血管での「瘀血」を対象にした鍼治療の一つというとらえ方をしていたのですが(それでもまちがいではないのですが)、なぜこれほどまでに即効性をもって疼痛などに効果があるのか、そしてそもそもどこから「瀉血」しているのか、などいざゆっくりと考えるとわからなくなってくる問題は少なくありません。
 これに対して、ファッシアに含まれる毛細血管の停滞部(細絡)と考えると、その治療対象が明確になってきます。加えて、経絡の流れをアナトミートレインとして考えると、その流れはファッシアにテンションがかかったものそのものであるので、経絡上の瘀血と考えて矛盾しません。
 
 ファッシアを中心にこれからの健康への考えを展開すると、まさに瘀血、刺絡、という概念がさらに重要になってくることでしょう。ただの結合組織としてのとらえ方から、統合医療全般を改めて再考させる重要な概念としてより注目していきたいと思います。
 また慢性的な疼痛の方には、きわめて重要な考え方となっていくことでしょう。お困りの方は、このファッシアにおける瘀血という視点での治療が、大きな可能性をもたらすことは間違いないでしょう。









tougouiryo at 2019年11月09日06:00|この記事のURLComments(0)

対話型ファシリテーション

 今月はジャングルカンファレンスです。11月14日木曜日、いつもの代々木ウィルワンアカデミーですので、ぜひともご参集ください。最近は、JCに加えて、ジャングルカフェやオープンダイアローグなどいろいろな方法論をもちいて、開催することが多いので、ファシリテーションについていろいろと読んでいます。
 そんな中でも気になったものがこれ。



 メタファシリテーションという技法を分かり易く解説している手引きなのですが、これが内観療法ととても似ていることに驚きました。「なぜ?」や「どうした?」という質問を封じることで、相手の気づき促すというものなのですが、内観の3原則、してもらったこと、してかえしたこと、迷惑をかけたこと、を尋ね、迷惑をかけられたことという質問を意図的に外すというところが一脈通じます。また質問の過程も、事実関係を聞いていくということを徹底するなど、基本的な方針も似ていると感じました。また「問題は何か、誰の問題なのか」という点を強調するところは、最近特に気になっていた視点だけにとても共感できました。
 意図的に何かを聞かない、ということが大きく相手の気づきを促進するということをあらためて感じさせられました。

tougouiryo at 2019年11月07日09:08|この記事のURLComments(0)

今週の勉強会は「下肢」です 

 関係者向けの連絡です。今週の勉強会は、前回に引き続き、体表解剖学です。今回のテーマは「下肢」ですので、ボディナビゲーション、を中心に自分の体を触っておいてください。余裕があれば『解剖学講義』の下肢のところも見ておいて下さい。



 筋肉の基本的な知識が不安な方は、さらに簡単な参考書を挙げておきます。漫画的な説明にも関わらず、結構詳しく書かれていたりします。進化的な視点もふんだんに入っているので、ためになります。




tougouiryo at 2019年10月17日06:00|この記事のURLComments(0)

中動態の世界と、善の研究

 先月の沖縄でのジャングルカンファレンスの際に、アリゾナ大学PIMAAの同門の濱田先生と統合医療の在り方について議論した時に、ともに重要な理論として挙げたのが「中動態」についての考え方でした。
 この考え方はリボンの「一緒に治る」という思想にも反映されているもので、私も非常に重要な概念だと思っております。
 なぜ、能動態、受動態でない中動態が重要なのか、なぜそもそも文法の話が統合医療の考えにおいて大切なのか。疑問に思った方は是非、下記の書籍をお読みください。対話や会話を重視する新たな医療の考え方の一端に触れられると思います!



 現在、「100分で名著」、西田幾多郎の『善の研究』です。日本独自の哲学という切り口で紹介されることが多い名著ですが、プラグマティズムとの関連は、専門ではない方にとってはあまり知られていません。ジャングルカンファレンスの基本思想でもあるプラグマティズムと関連させながら、読解することも面白いのではないでしょうか。




tougouiryo at 2019年10月16日06:00|この記事のURLComments(0)

寄生生物から脳腸相関を考える

 自由意志というものはあるのか。無意識のついて以前書いたところでもご紹介したのが『心を操る寄生生物』です。文字通り、われわれの心を操り、さも自分で決断したかのように思わせているといった、よく考えると非常にショッキングな内容の本です。

心を操る寄生生物 : 感情から文化・社会まで
キャスリン・マコーリフ
インターシフト
2017-04-15


 コオロギを内部から操り、プールへと飛び込ませる「ハリガネムシ」、感染した人を交通事故に合わせる確率を2.7倍に押し上げる「トキソプラズマ」、人を社交的にさせ感染の機会を増やす「インフルエンザウイルス」、認知症のリスクを増加させる「トキソカラ」・・・いくつもの衝撃的な寄生生物の実態が紹介されています。
 そうした内容の一環として、プロバイオティクスについても言及があり、腸内細菌が、腸内環境の変化を通じて、自律神経としての「迷走神経」を介して(求心性に)脳に影響を及ぼすということも詳述されています。プロバイオティクスがアレルギー疾患などさまざまな疾患の治療に有効なことは、目新しいことではないのですが、寄生生物による介入という視点でとらえると何とも不気味にも感じます。また、脳は腸の出先機関として進化した可能性がある、という記載も常識と逆転した視点で、考えさせられます。
 とりわけ、ピロリ菌については、胃潰瘍から悪性腫瘍までの予防的な効果を述べつつも、グレリンの調整を介して肥満をも調整しているというのです。つまりピロリ除菌により食べ過ぎにつながるというわけです。逆流性食道炎の増加など、負の側面も伝えられてはいますが、体重増加への関連はかなりショッキングなものなのではないでしょうか。

 これらの例を見ても明らかなように、これまでの中枢から末梢という片道的な考えだけではなく、あきらかに末梢から中枢というルートの重要性が示唆されているわけです。
 こうした「脳腸相関」の関連から、腹部の打鍼など腹部への治療的介入が、全身に影響することの理論的な基盤とも考えることが出来そうです。
 横隔膜や上腹部への徒手的な圧迫などの理論的基盤だけでなく、アルベックスやいくつかのプロバイオティクスの内臓的のみならず精神的作用機序を説明するのに、寄生生物は重要な視点を提供しているように感じました。

tougouiryo at 2019年10月15日06:00|この記事のURLComments(0)

甲野先生新作DVDです

甲野善紀 技と術理2018 - 呼吸を消す [DVD]
甲野善紀
株式会社夜間飛行
2018-10-08


甲野先生のDVD2019年版が発売予定です。上記は2018年版ですが、2019年版のテーマは「教わることの落とし穴」です。すべての領域の指導者・教育者必見!、とあります!

tougouiryo at 2019年10月12日06:00|この記事のURLComments(0)

クルミドコーヒー

 先月、これまで一度行ってみたかった西国分寺の「クルミドコーヒー」に行ってきました。独特な主張のある建物に入ると、階段を上がった二階に案内され、座るとやはり「クルミ」が置いてありました!
 これまですぐ近くの居酒屋には何度か来たことがあるのですが、これほどまでに近くあるとは知りませんでした。また、駅前は店主のご著書にもある通り、たくさんのチェーン店のコーヒー店が立ち並んでいました。そうした条件のところで一杯650円のコーヒーを自らの主張のもとに提供する、という雰囲気を味わうことができました。
 伺った時間が19時前ということもあり、店内は2〜3組のお客さんのみで静かな雰囲気でした。独特の入り組んだ構造で、静かにコーヒーを味わうという感じがにじみ出ていました。それにしても、特別に立地条件が良いというわけではないこの場所で、自らの考えを展開し、人気店となるというのは本当にすごいですね。いろいろと今後のクリニックやジャングルカンファレンス、そしてこれから展開するジャングルカフェの在りかたを考えさせられました。
 自らの考えはあるものの、なかなか一般的ではない形態のものというのは、理解してもらうのにもかなりの時間を要するものです。特に医療に関しては、(美容などを除けば)ほぼすべてが保険制度下が前提ですから、他分野のものとは比較にならないほど分かりにくいことでしょう。それでも「健康」というものは誰にとっても本来は最も切実なもののはず。「一緒に治る」という中動態で表す我々の目指す医療の在り方を少しでも知って頂けるよう、色々と思考を巡らす日々です。



tougouiryo at 2019年10月07日06:00|この記事のURLComments(0)

無意識について少し考える

 本日は久しぶりに甲野先生とお会いします。新しく解説した「身心工房リボン」も少し軌道に乗ってきたところですので、設立メンバー数名とともに立川近辺の居酒屋にて会合です。

 甲野先生にいただいた前野教授との対談本を契機に、前野教授の無意識に関するご著書を読んでみました。


 前野教授の「受動意識仮説」は、哲学における自由意志の問題に対して一石を投ずる問題提示で、とても興味深い考え方だと思います。そしてこの仮説を支持する事象として興味を惹くのが、カリフォルニア大学のリベット教授による実験結果です。それは筋肉を動かす運動神経の指令は、それを意図する脳の活動よりも0.35秒先んじている、というものです。分かり易くいうと、意識で動かそうと「思う」前に、運動の指令がでているという、常識とは反対 順序で事象が進 していることが分かったというのです。
 我々の把握している「意識」だけでは、すべては説明がつかないという衝撃的な結果ですよね。




 意識して考えそして行動する、という当たり前だと思っていたプロセスに疑問が呈されているわけです。自分という確固としたものに対しての疑問ですね。

 これとは少し異なりますが、自分が意図していると思っていたら、そうではなかった、という筋で「寄生生物」にあやつられているという視点もまた衝撃的です。トキソプラズマに感染したネズミは、猫に対して警戒心を抱きにくくなるばかりではなく、人間にも大きく影響している可能性もあり、この感染により男性では規則を破る傾向を強め、疑い深くなり、女性では逆に規則に従い、友好的で社交的になるというのです。まだ当然、仮説としての範囲を超えないとはいうものの、いくつもの実例が示されており、自分の意志、哲学で言う自由意志というものについてゆさぶりをかける内容です。
 様々な要因で、自分の考えが形成されてくる、そこに自分というものはあるのか、考えるほどに混迷していきますね。また、こうした書籍では指摘されませんが、ホメオパシーにおけるマヤズムの問題なんかにも、こうした寄生生物の視点は新展開をもたらしそうです。Medorrhinumや Syphilinumの体質によって引き起こされる衝動的な行動の原因なども何らかの関連がありそうです。この視点からの医学的な考察はまたいつか書いてみたいと思います。

心を操る寄生生物 : 感情から文化・社会まで
キャスリン・マコーリフ
インターシフト
2017-04-15





 自分というものは、どこまで自分なのか。無意識こそが、むしろいろいろなものと接続している。そうしたことを考えると、様々な情報をもたらす、脈診、舌診、腹診といった診察方法から知れる情報の起源の奥深さをあらためて感じます。通常の西洋医学でも同じ部位は見ているのですが、腹部や背部から知れる伝統医学的(統合医療的?)情報の奥深さ、異質さは、全く別次元とでもいえるものなのでしょう。

tougouiryo at 2019年09月26日06:00|この記事のURLComments(0)

Bスポット療法(EAT)関連書籍

 前回、Bスポット療法をご紹介し反響がありましたので、関連書籍のご紹介です。是非、一度お読みください。




 EATにかんする最新情報がわかりやすく解説されています。慢性上咽頭炎はまさに鼻だけの病気ではありません。三木成夫の著書などでも重視されている「鰓」から発生した重要な免疫の拠点です。様々な疾患との関連を考えることができます。大きなムック本もあります。







やや専門家向けですが、堀田先生と相田先生とのご共著です。



tougouiryo at 2019年08月20日06:00|この記事のURLComments(0)

共通言語としての基礎医学

 統合医療を構成するたくさんの代替医療について考えていくことも大切なのですが、やはりこの分野は「共通言語」を持つことが重要であるとかんがえます。
 こうした共通言語となりうるのが、基礎医学だと思います。西洋医学ではないか!と思う人もいるかと思いますが、かつてのような対立構図でとらえるような時代ではないでしょう。
 そうした中で、基礎医学は統合医療における共通言語として、より分かり易くまとめられなければならない時代なのかもしれません。そこで、基礎医学学習のきっかけとなるように、個々でも問題形式で材料を提供していきたいと思います。随時掲載していきたいと思っております。皆さんの学習の一助としていただけたら幸いです。







tougouiryo at 2019年08月16日06:30|この記事のURLComments(0)

三木成夫の本

 解剖生理学の概略を説明する必要があり、いろいろと参考図書を見ていましたが、やはり、総論でもあり、物語のような流れもあり、それでいて分かり易いのが、三木成夫本ですね。
 補完代替医療系の方にはかなり有名ですが、ここでも改めてご紹介しておきましょう。
 発生や進化をベースに、本来なら知りうることのない「なぜそうなのか」という疑問に答えられる唯一の解剖生理学とも言えるものです。
 代表的なテキスト的な書籍を挙げておきます。


ヒトのからだ―生物史的考察
三木 成夫
うぶすな書院
1997-07





tougouiryo at 2019年08月15日22:04|この記事のURLComments(0)

第二の脳「腸」

 第二の心臓「ふくらはぎ」ということで、ずいぶんと話題にさせていただきました(笑)が、末梢を軸にものを考えるという視点が広がったのは意味あることだと思います。






 そして現在は第二の脳ということで「腸」が話題です。脳ということですから、正確には腸管神経ということになるのでしょうが、腸そのものとしても双方向性の密接な連絡を有しているのです。例えば、うつ病と密接に関係するセロトニンは、その95%は腸内の特殊な細胞に含有されていることが分かっているそうです。そして、その腸はそこに住む腸内細菌と密接に関係する、つまりお腹の状態が精神にも関係するというのが当たり前の考え方になっているというわけ。

 というわけで、以下、第二の脳とそこに棲む腸内細菌という多様性との関係について考える本です。





土と内臓 (微生物がつくる世界)
デイビッド・モントゴメリー
築地書館
2016-11-12


tougouiryo at 2019年08月12日22:50|この記事のURLComments(0)

虫の知らせ

面白いです。病気の捉え方として、斬新で今でも考えさせられます。絵がリアルですごいです!

『針聞書』 虫の知らせ
笠井 昌昭
ジェイ・キャスト
2007-11-01





そういえば、チコちゃんでも「腹のムシ」やってましたね〜

フィギュアもあるみたいです・・・









tougouiryo at 2019年08月09日06:00|この記事のURLComments(0)

学ぶことは危険な行為

 自己学習や、研究会などで学んでいると、時に全く違った考えをしないと理解できないことがあり、それを機に全く違った視点を持つことが出来ることがある。
 一見そうしたことは、とても良いことだけのような気がするが、結構そうでもないのかもしれない。それを機にこれまでの周囲とは違った考え方となり、変な軋轢を生むこともあるだろう。

 最近、東大の安富歩教授による『超訳 論語』を読んでいてそれを強く感じた。ここには、これまでの論語の雰囲気とは全く違う訳がまさに超訳されている。論語冒頭の学而第一の訳。

「何かを学ぶことは危険な行為だ。なぜならそれは、自分の感覚を売り渡すことになるから」とある。

 確かに思い当たる節もある。では学ぶことはよくないのか。そうではなかろう。学習内容を自分のとするために努力を重ねていけば、いつかそれは自分のものになる。そして自らの感覚も取り戻せる。これが「習う」ということなのだそうだ。確かにこの「習う」という解釈は画期的で新鮮である。

いま、当院でも月に一度、塾と称して学習会を行っている。ただ学ぶだけでなく、これに参加することでクリニック関係者のつながりが強まっていると感じる。学習は確かに、自らを変容させる。そしてその過程の中で有機的なつながりが醸造されるように思う。

 一つの治療方法に自信を持つことは、良いことだが、そこから一歩も出ずに、そこに固執するセラピストも少なくない。これは医療従事者全般に対しても言えることだろう。

 学習することにより、つながりを強めていくということについて、おいおいここでも考えていこうと思う。なによりジャングルカンファレンス自体がそういう効能があることは肌身で感じていることだから。


超訳 論語
安冨 歩
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2012-12-14


tougouiryo at 2019年08月08日06:00|この記事のURLComments(0)

GRACE3月号に掲載されました

 GRACE(3月号)「未病を知る」に「未病の取り扱い方」として宇江佐りえさんとの対談が掲載されました。最近よく聞かれるようになった「未病」について対談形式で解説しています。

 健康だと思っている方も、すでに病気がある方も、実は「未病」という概念は大切なものです。たいした症状を呈していない段階での対策は結果として、大きな病気を未然に防ぐことになります。

 なかなか、通常のクリニックでの対応では難しい「未病」について、未病クリニックの大切さも指摘した解説となっています。他にもたくさんの有名な先生方が掲載されていますので、是非、ご覧ください。


tougouiryo at 2008年02月18日13:53|この記事のURLComments(0)

「美人百花」と「OZ magazine」に掲載されました

 夏季休暇で休診にしておりましたので、久々の書き込みとなります。

 いくつか雑誌に取り上げていただきましたので、ご紹介します。

 「美人百花」(2007年9月号):安眠や冷えについて解説しています。

 もうひとつは、監修したものです。OZ magazine(オズマガジン)増刊で、女のカラダとココロの新事実という特集です。

 どちらも、いろいろな症状が幅広く解説されていますので、是非ご覧になってください。


tougouiryo at 2007年08月30日13:47|この記事のURLComments(0)

「週間がん」に掲載されました

 ネット上の「週間がん もっといい日」に小池統合医療クリニックが紹介されました。非常にわかりやすくかかれていますので、当院への受診をお考えの方には、ご一読をお勧めします。以下のアドレスからどうぞ。

 http://www.gekkan-gan.co.jp/

 がんに対しての当院での考え方が解説されています。生活習慣病全体にも通じる考え方なのです。

 


tougouiryo at 2007年08月03日18:37|この記事のURLComments(0)

MAQUIA(2007年9月号)に掲載されました

 MAQUIA(2007年9月)に小池統合医療クリニックが掲載されました。付録の別冊のほうです。ご興味ある方はみてみてください。
tougouiryo at 2007年07月20日13:51|この記事のURLComments(0)

NBMとホメオパシー

 「看護技術」の次回(2007年7月号)掲載テーマは「NBMとホメオパシー」です。ホメオパシーについては、専門家の先生方により、さまざまな角度から解説されていますが、看護を中心とした雑誌であることから、語りという切り口でホメオパシーを概説していきます。

 そもそもNBMは、EBMを補完する目的で、形成されてきた概念ですが、臨床の場での実践を考えると、具体的な方法としてまだ戸惑う概念でもあります。またホメオパシーは、エネルギー医学として解説されることが多く、神秘的なイメージの強い医療であることも事実です。こうした2つの概念を、結んで解説するひとつの試みとして読んでいただけると幸いです。


tougouiryo at 2007年06月29日14:39|この記事のURLComments(0)

日刊ゲンダイに紹介されました

 日刊ゲンダイ「駅チカの鍼灸名人」のコーナーに紹介していただきました。 

 内科認定医が鍼を打つ、とまあ、そうなのですが、「名人」ではないのでおこがましいです。私としては、鍼灸専門ではないのですが、統合医療の重要な技法のひとつとして重要視していますので、こうした統合医療形式が希望のかたにはよろしいかと思います。また、文中で教えていただいた藤本先生の技法を受け継ぐようにかかれていますが、正当な弟子・会員でなく、あくまでも先生の親切で教えていただいた輩とご理解ください。関係者の方々に誤解を与えるようでしたら、申し訳ございません。藤本先生に教えていただいた感謝の気持ちでコメントさせていただいたとご理解ください。

 歯科技工士雑誌「DHstyle」7月号のヘルスケアコーナーに「夏の冷房対策」として記事が紹介されています。こちらも、ご覧ください。


tougouiryo at 2007年06月28日18:56|この記事のURLComments(0)

FIGAROに小池統合医療クリニックが紹介されました

 FIGAROjaponに「心と体の相談受け付けます」のコーナーに小池統合医療クリニックが紹介されました。とりわけ検査でわからない「未病」に対応するクリニックとして紹介されていますので。ご興味のある方はどうぞ。

 他にも、統合医療ビレッジの中村裕恵先生をはじめ、医師による代替医療クリニックが紹介されています。なんとなく体調の悪い方の参考になる企画だと思います。こうしたクリニックが増えてくるのは統合医療推進の立場からするとうれしい限りですね。


tougouiryo at 2007年05月03日15:58|この記事のURLComments(0)

25ans(ヴァンサンカン)6月号に小池統合医療クリニックが紹介されました!

 小池統合医療クリニックが、25ans(ヴァンサンカン)に紹介されました。

 今「健康」こそが最高のリュクス、というコーナーに「オートクチュール医療」として紹介されました。オーダーメード医療のまた違った表現ですが、統合医療のひとつの特色を表せた言葉かと思います。

 ご興味ある方はご覧ください。


tougouiryo at 2007年04月28日15:08|この記事のURLComments(0)

看護技術4月号 代替医療12話第4回です

 看護技術4月号発売されました。今回の代替医療12話は「漢方」についてです。ふつう漢方というと「医療用漢方製剤」のせいで、粉薬というイメージが強いと思います。ところが元はいうまでもなく、植物などの生薬です。それらを煮出したものが本来の漢方であることを改めて思い返してもらう内容です。

 当院おすすめの煎じマシーンも出てますので、みてみてくださいhttp://www.medical-friend.co.jp/

 


tougouiryo at 2007年04月03日18:21|この記事のURLComments(0)

臨床検査学雑誌に載りました

 統合医療の扱う領域において「未病」は非常に重要なものです。実際には検査では異常ではないが、体調が悪い、もしくは体調不良はないが、検査値が異常だ、というもの。メタボリックシンドロームが話題になったこともあり、今後の「未病」をはじめとした健康管理問題では、臨床検査が大きな位置を占めてくるのは確実です。

 そうした状況において臨床検査学雑誌で「未病」の特集が組まれました。私も「未病と生理機能検査」と題して、書いていますので、ご興味のある方は是非どうぞ。

 http://www.ishiyaku.co.jp/search/details.asp?bookcode=013504

 未病的な解説を交えて、という感じの人間ドックはまだ実際あまりないかと思います。当クリニックでは、統合医療的な血液ドックをしておりますので、そうしたアドバイスを受けたい方にはおすすめです。検査に関しては他院で行ったものもご説明しますので、ご遠慮なく。せっかく施行した検査データは有効に使わないともったいないですからね。


tougouiryo at 2007年03月29日14:04|この記事のURLComments(0)

小池統合医療クリニックが In Red に掲載されました

 In Red(2007.4月号)の「大人の乙女・文化系美容倶楽部」の中の「美容クリニック&サロン最前線レポート」に「一人ひとりに合わせて治療を行う統合医療クリニック」として紹介されました。鍼治療の様子が写真で掲載されています。


tougouiryo at 2007年03月10日10:15|この記事のURLComments(0)

CREA TRAVELLER と日経ヘルスに掲載されました

 小池統合医療クリニックが、最新のCREA TRAVELLER (2007.4)と日経ヘルス(2007.4)に掲載されました。それぞれ漢方とホメオパシーというまったく違った角度からの紹介ですが、それぞれの良さを適材適所に適応させるのも統合医療の重要なお仕事ですので。ご興味のある方、どうぞ。

 CREA TRAVELLER (2007.4):東西美白が叶うおすすめクリニックとして紹介されました。しみ、そばかすのみに着目せず全身からのケアの必要性をお話しました。

 日経ヘルス(2007.4):効くニュース「ホメオパシー」の中で女性の病気に効くホメオパシー治療を行う医療機関として紹介されました。


tougouiryo at 2007年03月02日16:32|この記事のURLComments(0)

「看護技術」3月号掲載されました

 「看護技術」(メヂカルフレンド社)に代替医療12話の連載3回目が掲載されました。

 今回は漢方に特有な理論の紹介です。気・血・水や五臓という東洋医学に特徴的な見方の解説です。次回以降は、漢方薬、鍼灸と東洋医学の各論へと進む予定です。

 もうすでに漢方には詳しい、という人には面白くないかも知れませんが、初めてこの分野に触れる人にはわかりやすく解説したつもりです。ご感想などいただけるとうれしいです。

 私自身も、日本における統合医療の展開には、漢方・鍼灸は中心になるべきと考えていますので、わが国における統合医療理解の第一歩という位置づけで解説しました。


tougouiryo at 2007年02月27日13:40|この記事のURLComments(0)

Tarzan掲載されました! HP近日公開

 Tarzan(2007/2/28号)にホメオパシーの記事で紹介されました。デトックス法の一つとして取り上げられています。ご興味のある方はどうぞ。

 近日、クリニックHP公開予定です。これまでブログだけだったので、なかなかわかりずらかったかと思いますが、受診を希望される方には参考になるかと思います。是非お立ち寄りください。土曜日公開予定です。

 クリニックにかんする料金などのご質問は、直接お電話ください。折り返し、ご案内用のパンフレットをお送りします。

 


tougouiryo at 2007年02月16日14:57|この記事のURL

コラムに紹介されました

コスメ自腹道のコラムに紹介されました。

みてみてくださいね。コスメ情報満載です、とくに男にとっては未知の世界・・・

http://cosme.beauty.yahoo.co.jp/column/jibara/index.html


tougouiryo at 2007年02月15日13:26|この記事のURL

代替医療12話 連載第2回

 私(小池弘人)の連載第2回が載っている「看護技術」が発売されました。

 今回のテーマは「アロマセラピー」です。癒しの場を創る、という観点で書いてみました。第3回以降からは統合医療的に東洋医学を紹介していく予定です。

 


tougouiryo at 2007年01月28日20:04|この記事のURL

掲載されました!

 当クリニックで特に重視するのが「冷え」対策です。漢方や鍼灸といった方法のみならず、日常的にもいろいろな注意点があります。簡単な方法ですが、こうした指導もあわせて行っています。

 こうした「冷え」の対策について2誌に掲載されていますので、ご興味ある方はご覧ください。

 an an (アンアン・2007年1月24日号):Health 「女性の体は冷えている」

 美的(2007年3月号):「おなか周りのむくみ改善でくびれを再生」

 などです。一見、美容的な観点だけからの解説のような題ですが、女性の(ホントは男性も)健康に重要なことが書いてあります。


tougouiryo at 2007年01月21日15:29|この記事のURL

こころの癒し

 「こころの癒し」が出版されました。私(小池弘人)も「ルルドの奇跡」について書いていますので、ご興味のある方はどうぞ。「スピリチュアル」というと「江原さん!」という印象しかない方は、「スピリチュアル」の裾野の広さを知ってみるのもいいと思います。下記からどうぞ。

こころの癒し スピリチュアル・ヒーリング―医師・科学者・セラピストによる未来医療への架け橋


tougouiryo at 2007年01月12日00:17|この記事のURL

代替医療「12話」連載開始!

 看護技術1月号(12月20日発売・メヂカルフレンド社)から、私(小池弘人)が代替医療について、「代替医療12話 統合へ向けた理解のためにと題して連載を開始します。

 これまでも、いろいろな形で代替医療についての解説は出ていますが、広範囲な領域のため、分担執筆という形態がほとんどです。これはこれでいいのですが、ただでさえばらばらな代替医療の世界が、余計に統一的理解をしにくくなるという難点があります。今回の私の連載は、代替医療から統合医療への全体的流れを意識しながら、各論的内容を統一的な視点から解説していきたいと思います。これによって、これまで偏見を持っていた医療従事者にひとりでも多く、統合医療を理解してもらえたら、と考えています。

 1回目は「日々、発展する代替医療」と題して代替医療を概観します。専門家(?)でも時折、間違って使っている「代替医療」と「統合医療」の違いなども解説していきたいと思います。ここをご覧の皆様にも是非ともお読みいただければ幸いです。メヂカルフレンド社のページは以下です。

http://www.medical-friend.co.jp/

 


tougouiryo at 2006年11月26日22:10|この記事のURL